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夏は海も山も楽しいよ
海の見える家でみんなといっしょ
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しまのすなはまのそばには、赤ちゃんがお父さんとお母さんといっしょにくらす小さな家があります。海の見えるその家では、小助がざぶとんの上であお向けになっている赤ちゃんと2人であそんでいます。
「ギュッギュッギュッ、ギュッギュッギュッ」
「キャッキャッ、キャッキャッキャッ」
小助は、赤ちゃんの手をかるくにぎったりひらいたりしています。赤ちゃんのほうも、小助のかわいいえがおを見ながらうれしそうにわらっています。
このようすに、赤ちゃんのお父さんとお母さんはやさしい顔つきで見つめています。
「ぼうやも、小助くんのえがおを見るのがうれしいみたいね」
「本当だったら、ここにずっといてほしいけどなあ」
赤ちゃんにとって、いつもえがおを見せる小助のことがすっかり気に入るようになりました。かわいい子どもたちのわらい声は、家でくらす人たちにも明るい気もちにさせてくれます。
でも、赤ちゃんと顔を合わせる時には気をつけなければならないことがあります。それは、赤ちゃんがあんよを上げたとたんにおしっこをしてしまうからです。
「ジョパジョパジョパ、ジョジョジョジョジョジョ~ッ」
「わわっ!」
小助は、自分の顔に赤ちゃんからのおしっここうげきを食らってしまいました。赤ちゃんは、小助へおしっこをめいちゅうさせながら元気に大よろこびしています。
このようすに、近くで見ているサルは思わずわらいころげています。
「わ~っはっはっは、これは本当にゆかいだなあ」
いつも小助が強いばかりでは、だれもおもしろくありません。小助の顔へ赤ちゃんのおしっこがめいちゅうするたびに、家の中ではにぎやかな声がひびきわたっています。
そんな中、お父さんは引き戸をあけて外へ出ようとしています。お母さんも、赤ちゃんをだいてお父さんの後をついていきます。
「スイカ、大きくなっているのかな」
外からきこえるそのことばに、小助は家からかけだすようにとび出しました。なぜなら、小助はスイカを食べるのが大すきだからです。
「わ~い! スイカ! スイカ!」
家から少しすすむと、お父さんが土の中から何かほり出そうとしています。小助は、スイカの大きなみをみようとお父さんのそばへきました。
「はっはっは、小助くんはスイカが大すきなのかな?」
「大ちゅき(大すき)! 大ちゅき!」
「土の中には、スイカのみがまだまだあるからやってみたらどうかな?」
「うん!」
小助は、自分の手ではたけからスイカをほり出しています。スイカを見つけると、すぐにりょう手でつかんでからそのままもち上げようとしています。
「おっ! 小助くんは力もちだなあ」
「力もち! 力もち!」
そのスイカは、お父さんがもっているのとくらべて一回り大きいものです。小助がりょう手でそのスイカを上へもち上げているすがたに、お父さんもお母さんもじっとそのようすを見つめています。
小助は、大すきなスイカを早く食べようとピョンピョンとびはねています。
「それじゃあ、そのスイカをみんなで食べるとするかな」
「スイカ! スイカ! スイカ!」
お父さんは、スイカをもちかえってみんなで食べようと小さい家の中へ入りました。小助も、でっかいスイカをもち上げながらお父さんの後をついていきます。
「ギュッギュッギュッ、ギュッギュッギュッ」
「キャッキャッ、キャッキャッキャッ」
小助は、赤ちゃんの手をかるくにぎったりひらいたりしています。赤ちゃんのほうも、小助のかわいいえがおを見ながらうれしそうにわらっています。
このようすに、赤ちゃんのお父さんとお母さんはやさしい顔つきで見つめています。
「ぼうやも、小助くんのえがおを見るのがうれしいみたいね」
「本当だったら、ここにずっといてほしいけどなあ」
赤ちゃんにとって、いつもえがおを見せる小助のことがすっかり気に入るようになりました。かわいい子どもたちのわらい声は、家でくらす人たちにも明るい気もちにさせてくれます。
でも、赤ちゃんと顔を合わせる時には気をつけなければならないことがあります。それは、赤ちゃんがあんよを上げたとたんにおしっこをしてしまうからです。
「ジョパジョパジョパ、ジョジョジョジョジョジョ~ッ」
「わわっ!」
小助は、自分の顔に赤ちゃんからのおしっここうげきを食らってしまいました。赤ちゃんは、小助へおしっこをめいちゅうさせながら元気に大よろこびしています。
このようすに、近くで見ているサルは思わずわらいころげています。
「わ~っはっはっは、これは本当にゆかいだなあ」
いつも小助が強いばかりでは、だれもおもしろくありません。小助の顔へ赤ちゃんのおしっこがめいちゅうするたびに、家の中ではにぎやかな声がひびきわたっています。
そんな中、お父さんは引き戸をあけて外へ出ようとしています。お母さんも、赤ちゃんをだいてお父さんの後をついていきます。
「スイカ、大きくなっているのかな」
外からきこえるそのことばに、小助は家からかけだすようにとび出しました。なぜなら、小助はスイカを食べるのが大すきだからです。
「わ~い! スイカ! スイカ!」
家から少しすすむと、お父さんが土の中から何かほり出そうとしています。小助は、スイカの大きなみをみようとお父さんのそばへきました。
「はっはっは、小助くんはスイカが大すきなのかな?」
「大ちゅき(大すき)! 大ちゅき!」
「土の中には、スイカのみがまだまだあるからやってみたらどうかな?」
「うん!」
小助は、自分の手ではたけからスイカをほり出しています。スイカを見つけると、すぐにりょう手でつかんでからそのままもち上げようとしています。
「おっ! 小助くんは力もちだなあ」
「力もち! 力もち!」
そのスイカは、お父さんがもっているのとくらべて一回り大きいものです。小助がりょう手でそのスイカを上へもち上げているすがたに、お父さんもお母さんもじっとそのようすを見つめています。
小助は、大すきなスイカを早く食べようとピョンピョンとびはねています。
「それじゃあ、そのスイカをみんなで食べるとするかな」
「スイカ! スイカ! スイカ!」
お父さんは、スイカをもちかえってみんなで食べようと小さい家の中へ入りました。小助も、でっかいスイカをもち上げながらお父さんの後をついていきます。
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