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第17話 闘技大会
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怒りにまかせてラプトンの屋敷に乗り込んだ俺だったが、当然門番に止められてしまう。
時刻はまだ昼過ぎ。奴は夕方まで帰ってこないという。
それまで待たせてもらうという俺の剣幕に圧倒されたのか、まだ若い門番はラプトンの秘書に魔道具を使って遠隔で話をした。
そして俺の情報とミリアとの関係を聞かれたので、三ツ星のハンターであること、そしてミリアとは父と娘という関係同然であることを伝えた。
その真偽はミリアが魔道具に話しかけることで確認され、しばらくして、ラプトンから夕方に会う旨が帰ってきた。
それほどの大物とあっさり会えることに、逆に不気味さを感じたが、ミリアも同席するということだし、確実に話ができるのであれば焦ることはないと、一度帰ることにした。
ミリアは午後の稽古があるので劇団に戻った。
そして俺は、夕刻までの時間を有効に使うべく、今回の件を盟友であるリョウを呼び出して、ハンターギルドの一室を借りて話しをした。
「……おまえ、正気か? ラプトンって……大物じゃないか。奴のボディーガードは、三人全員が四ツ星ランクのハンターと同等の戦闘能力を持つって噂だぜ!」
厳密には彼らはハンターではないので、星は持っていないのだが、最上級護衛者の資格を取得するのにそれなりの試験を受けなければならず、それをクリアしている時点で相当な強者であるということだった。
「そうか……だったら俺とおまえで同時に襲いかかれば、奴らはラプトンの護衛をしながら戦うことになるのだから、勝算はあるか……」
「……冗談だろう? 俺はやらないぜ」
リョウは呆れたようにそう返してきた。
「まあ、襲うって言うのは冗談だが、奴がやけに簡単に俺と会うって言ってきたことが気になる」
「そうだな……だが、俺もラプトンと直接会ったことはないから確かなことは言えないが、奴は血なまぐさいことが嫌いではない、というのは事実だ」
「血なまぐさい?」
「ああ……ひょっとしたら、決闘《デュエル》を持ちかけられるかもしれない。それも、前におまえがやった町中の余興みたいな奴じゃなくて、審判も立ち会わない、武器も使用可能みたいなやつだ」
「……そんなこと、できるのか?」
「新しい護衛を雇う試験、とか言えば可能だろう? そうなると、さっき言った四ツ星レベルのボディーガードと戦うハメになるぞ」
「……なるほど、そういうことか。だが、デュエルなら俺も望むところだ。今の俺なら、たとえ四ツ星だって互角に戦える自信はある」
神から与えられた「父性愛」のスキルにより、俺の基本的なステータスは相当上昇している。ましてや、今回は「娘」であるミリアのために戦うのだ。
「……まあ、そこまであの娘に入れ込んでいるなら止めはしないが……気をつけろよ。ラプトンは、この都市で五本の指に入る大物だ」
リョウのそんな警告を受けて、身を引き締める思いで、夕刻、再びラプトンの屋敷へと向かった。
途中でミリアと合流し、屋敷の門に到達すると、今回はすんなりと通してくれた。
それどころか、黒ずくめ、五十歳ぐらいの執事が俺たちを案内してくれた。
そしてごくあっさりと応接室に通され、そこでラプトンと会うことができた。
彼は余裕の表情を浮かべ、その傍らには、三人のボディーガードを立たせていた。
俺とミリアは、彼の対面に座った。
「それで、どういった要件だったかな?」
少しおどけたように、彼は俺に声をかけてきた。
「……劇団ラージュの演目について、その演出を酷いものにしたことを撤回してほしい」
俺なりに、かなり譲歩した言い方をした。
「……ほう、部外者の君が、私の経営方針に口を出す、ということなのか?」
「部外者じゃない。ミリアは、俺の娘同然だ。その彼女が、あんな酷い演出をさせられることを承諾できるわけがないだろう?」
それを聞いたラプトンが、ミリアに目をやる。
彼女は、本当です、という意味で頷いて見せた。
「なるほど、君は彼女のスポンサーということか……なら、こうしようじゃないか。君にはその倍の金額を払おう。ミリアにも同じ額を出す……つまり、今契約している4倍の金額を払う。これでどうだ?」
「……ふざけるな。金の問題じゃない!」
俺は語気を強めてそう言い切った。
こんな男がミリアのスポンサーになって、彼女が言いなりになるなど想像したくもない。
「そうか? ミリア、おまえもそう思うのか? 金の問題じゃないと」
その言葉に、一瞬不安を抱いたが、
「はい、私はハヤトさんのことを全面的に信頼して、実の父のように慕っています。お金ではありません」
と断言してくれた。
「なるほどな……しかし、金というものは大事だ。現に、ラージュはいままでのおとなしい演劇で客を呼べなくなってこういう事態に陥ったのだ。私がそのテコ入れのために多少派手な演出を取り入れるのも仕方がないことだろう?」
「何が多少、だ。あんないかがわしい、芸術性のかけらもない演出を指示して、恥ずかしくないのか?」
「ふん、分かったような口を叩くが、私はその娘にも、無理にとは言っていない。嫌なら辞めればいい。そういうことを気にしない、また別の役者を立てればいいだけなのだからな」
嫌なら辞めろ……そう言われると、反論の余地がない。
「……そこの娘はどうなんだ? やっと掴んだチャンスなのだろう? それをこの男の口車に乗って、フイにしてしまってもいいのか?」
ラプトンは、今度はミリアにそう尋ねた。
「……たしかに、やっといただけたチャンスだとは思っています。しかし、あの演出には納得がいきません。私が恥ずかしいから、ということではないです。伝統的な芸術性のラージュには似つかわしくないと思っているだけです。それに、今、ラージュにお客様が入っていないのは、大女優であるエレクトラさんが抜けたからです。私はその穴を埋めるために選ばれました。ならば、一度は今まで通りの方針で、お客様を呼び戻せるかどうか、試していただくことはできないでしょうか?」
ミリアの、毅然と言い放つ姿に、ドキリとさせられた。
ラプトンにとってもそれは予想外だったようで、
「ほう……」
と、感心したように声を出した。
そして、ミリアの容姿を、真剣な表情で、しばし食い入るように見つめた。
「……なるほど、確かに美しい。それに肝も据わっているようだ……ふむ、面白い。君の言うとおりにしてみるのもまた一興かもしれぬ。……だがそれで、はいそうですか、じゃあ取りやめましょうというのも気にくわない。どうしたものか……」
ミリアの言葉に、悩んでいるようにも見えたが、俺には、その様子がどうも演技くさいように思われた。
「ふむ。では、こういうのはどうか……ひとつ、賭けをしないか?」
「賭け?」
意外な言葉に、俺は妙なテンションでそう返してしまった。
「そうだ。私は悩んだときに、コインをトスするような感じで、ギャンブルをすることが良くある。賭けだ。ハヤトと言ったな……君は三ツ星、なかなか優秀なハンターと聞いている。だったら、今夜開催される私が主催する闘技大会に参加してみないか?」
「闘技……大会?」
それは、噂に聞いたことがあった。
ラプトンは、自前の闘技場を持っている。
魔獣同士を戦わせ、その勝敗を客に予想させるギャンブルを開催しているという。
そこに参加できるのは上流階級の金持ちばかりなので、俺は見たことはないのだが……。
「そうだ。そこでとっておきの魔獣と君が戦うのだ。見事勝てば、さっきミリアが言ったとおり、彼女が主演の最初の公演は今まで通りの演出でやってもらおうじゃないか。その客入りをみて、今後の方針を決める。どうだ?」
その内容を、奴の立場になって考えてみる。
どうせ俺と魔獣を戦わせるときに、客を入れて金を稼ぐのだろう。
また、俺が勝ったとしても、奴にとっては公演の演目変更を1シーズンずらすだけのつもりだろう。俺が負ければ、予定どおり演目を変更するはずだ。
「……でも、それって危険じゃないのですか?」
俺のことを心配したミリアが、そう割って入ってきた。
「無論、魔獣と戦うのは多少の危険はあるが、それはハンターである以上当たりまえのことじゃないのか?」
ラプトンが、さも当然、というふうに言ってきた。
ここで俺も考える。
闘技場に出す魔獣、ということは、当然、捕らえることができた、ということだ。
ドラゴンのようなむちゃくちゃな相手ではないはずだ。
ならば、今の俺ならば、十分に勝算がある。
「……ミリア、その通りだ……俺たちハンターは、どんな相手か分からないときでも依頼を受けて魔物の討伐に出ることはある。だから危険といつも隣り合わせであることには変わりがないんだ」
「でも、その……ハヤトさんに、メリットはないですよね?」
その彼女の言葉に反応したのは、ラプトンだった。
「いや、そんなことはない。魔獣と戦うのだ、正当なファイトマネーは払おうじゃないか」
ラプトンは、不気味な笑みを浮かべながらそう提案してきた。
「面白い、受けて立とうじゃないか」
俺も、おそらく不敵な笑みを浮かべながら、そう返したのだった。
時刻はまだ昼過ぎ。奴は夕方まで帰ってこないという。
それまで待たせてもらうという俺の剣幕に圧倒されたのか、まだ若い門番はラプトンの秘書に魔道具を使って遠隔で話をした。
そして俺の情報とミリアとの関係を聞かれたので、三ツ星のハンターであること、そしてミリアとは父と娘という関係同然であることを伝えた。
その真偽はミリアが魔道具に話しかけることで確認され、しばらくして、ラプトンから夕方に会う旨が帰ってきた。
それほどの大物とあっさり会えることに、逆に不気味さを感じたが、ミリアも同席するということだし、確実に話ができるのであれば焦ることはないと、一度帰ることにした。
ミリアは午後の稽古があるので劇団に戻った。
そして俺は、夕刻までの時間を有効に使うべく、今回の件を盟友であるリョウを呼び出して、ハンターギルドの一室を借りて話しをした。
「……おまえ、正気か? ラプトンって……大物じゃないか。奴のボディーガードは、三人全員が四ツ星ランクのハンターと同等の戦闘能力を持つって噂だぜ!」
厳密には彼らはハンターではないので、星は持っていないのだが、最上級護衛者の資格を取得するのにそれなりの試験を受けなければならず、それをクリアしている時点で相当な強者であるということだった。
「そうか……だったら俺とおまえで同時に襲いかかれば、奴らはラプトンの護衛をしながら戦うことになるのだから、勝算はあるか……」
「……冗談だろう? 俺はやらないぜ」
リョウは呆れたようにそう返してきた。
「まあ、襲うって言うのは冗談だが、奴がやけに簡単に俺と会うって言ってきたことが気になる」
「そうだな……だが、俺もラプトンと直接会ったことはないから確かなことは言えないが、奴は血なまぐさいことが嫌いではない、というのは事実だ」
「血なまぐさい?」
「ああ……ひょっとしたら、決闘《デュエル》を持ちかけられるかもしれない。それも、前におまえがやった町中の余興みたいな奴じゃなくて、審判も立ち会わない、武器も使用可能みたいなやつだ」
「……そんなこと、できるのか?」
「新しい護衛を雇う試験、とか言えば可能だろう? そうなると、さっき言った四ツ星レベルのボディーガードと戦うハメになるぞ」
「……なるほど、そういうことか。だが、デュエルなら俺も望むところだ。今の俺なら、たとえ四ツ星だって互角に戦える自信はある」
神から与えられた「父性愛」のスキルにより、俺の基本的なステータスは相当上昇している。ましてや、今回は「娘」であるミリアのために戦うのだ。
「……まあ、そこまであの娘に入れ込んでいるなら止めはしないが……気をつけろよ。ラプトンは、この都市で五本の指に入る大物だ」
リョウのそんな警告を受けて、身を引き締める思いで、夕刻、再びラプトンの屋敷へと向かった。
途中でミリアと合流し、屋敷の門に到達すると、今回はすんなりと通してくれた。
それどころか、黒ずくめ、五十歳ぐらいの執事が俺たちを案内してくれた。
そしてごくあっさりと応接室に通され、そこでラプトンと会うことができた。
彼は余裕の表情を浮かべ、その傍らには、三人のボディーガードを立たせていた。
俺とミリアは、彼の対面に座った。
「それで、どういった要件だったかな?」
少しおどけたように、彼は俺に声をかけてきた。
「……劇団ラージュの演目について、その演出を酷いものにしたことを撤回してほしい」
俺なりに、かなり譲歩した言い方をした。
「……ほう、部外者の君が、私の経営方針に口を出す、ということなのか?」
「部外者じゃない。ミリアは、俺の娘同然だ。その彼女が、あんな酷い演出をさせられることを承諾できるわけがないだろう?」
それを聞いたラプトンが、ミリアに目をやる。
彼女は、本当です、という意味で頷いて見せた。
「なるほど、君は彼女のスポンサーということか……なら、こうしようじゃないか。君にはその倍の金額を払おう。ミリアにも同じ額を出す……つまり、今契約している4倍の金額を払う。これでどうだ?」
「……ふざけるな。金の問題じゃない!」
俺は語気を強めてそう言い切った。
こんな男がミリアのスポンサーになって、彼女が言いなりになるなど想像したくもない。
「そうか? ミリア、おまえもそう思うのか? 金の問題じゃないと」
その言葉に、一瞬不安を抱いたが、
「はい、私はハヤトさんのことを全面的に信頼して、実の父のように慕っています。お金ではありません」
と断言してくれた。
「なるほどな……しかし、金というものは大事だ。現に、ラージュはいままでのおとなしい演劇で客を呼べなくなってこういう事態に陥ったのだ。私がそのテコ入れのために多少派手な演出を取り入れるのも仕方がないことだろう?」
「何が多少、だ。あんないかがわしい、芸術性のかけらもない演出を指示して、恥ずかしくないのか?」
「ふん、分かったような口を叩くが、私はその娘にも、無理にとは言っていない。嫌なら辞めればいい。そういうことを気にしない、また別の役者を立てればいいだけなのだからな」
嫌なら辞めろ……そう言われると、反論の余地がない。
「……そこの娘はどうなんだ? やっと掴んだチャンスなのだろう? それをこの男の口車に乗って、フイにしてしまってもいいのか?」
ラプトンは、今度はミリアにそう尋ねた。
「……たしかに、やっといただけたチャンスだとは思っています。しかし、あの演出には納得がいきません。私が恥ずかしいから、ということではないです。伝統的な芸術性のラージュには似つかわしくないと思っているだけです。それに、今、ラージュにお客様が入っていないのは、大女優であるエレクトラさんが抜けたからです。私はその穴を埋めるために選ばれました。ならば、一度は今まで通りの方針で、お客様を呼び戻せるかどうか、試していただくことはできないでしょうか?」
ミリアの、毅然と言い放つ姿に、ドキリとさせられた。
ラプトンにとってもそれは予想外だったようで、
「ほう……」
と、感心したように声を出した。
そして、ミリアの容姿を、真剣な表情で、しばし食い入るように見つめた。
「……なるほど、確かに美しい。それに肝も据わっているようだ……ふむ、面白い。君の言うとおりにしてみるのもまた一興かもしれぬ。……だがそれで、はいそうですか、じゃあ取りやめましょうというのも気にくわない。どうしたものか……」
ミリアの言葉に、悩んでいるようにも見えたが、俺には、その様子がどうも演技くさいように思われた。
「ふむ。では、こういうのはどうか……ひとつ、賭けをしないか?」
「賭け?」
意外な言葉に、俺は妙なテンションでそう返してしまった。
「そうだ。私は悩んだときに、コインをトスするような感じで、ギャンブルをすることが良くある。賭けだ。ハヤトと言ったな……君は三ツ星、なかなか優秀なハンターと聞いている。だったら、今夜開催される私が主催する闘技大会に参加してみないか?」
「闘技……大会?」
それは、噂に聞いたことがあった。
ラプトンは、自前の闘技場を持っている。
魔獣同士を戦わせ、その勝敗を客に予想させるギャンブルを開催しているという。
そこに参加できるのは上流階級の金持ちばかりなので、俺は見たことはないのだが……。
「そうだ。そこでとっておきの魔獣と君が戦うのだ。見事勝てば、さっきミリアが言ったとおり、彼女が主演の最初の公演は今まで通りの演出でやってもらおうじゃないか。その客入りをみて、今後の方針を決める。どうだ?」
その内容を、奴の立場になって考えてみる。
どうせ俺と魔獣を戦わせるときに、客を入れて金を稼ぐのだろう。
また、俺が勝ったとしても、奴にとっては公演の演目変更を1シーズンずらすだけのつもりだろう。俺が負ければ、予定どおり演目を変更するはずだ。
「……でも、それって危険じゃないのですか?」
俺のことを心配したミリアが、そう割って入ってきた。
「無論、魔獣と戦うのは多少の危険はあるが、それはハンターである以上当たりまえのことじゃないのか?」
ラプトンが、さも当然、というふうに言ってきた。
ここで俺も考える。
闘技場に出す魔獣、ということは、当然、捕らえることができた、ということだ。
ドラゴンのようなむちゃくちゃな相手ではないはずだ。
ならば、今の俺ならば、十分に勝算がある。
「……ミリア、その通りだ……俺たちハンターは、どんな相手か分からないときでも依頼を受けて魔物の討伐に出ることはある。だから危険といつも隣り合わせであることには変わりがないんだ」
「でも、その……ハヤトさんに、メリットはないですよね?」
その彼女の言葉に反応したのは、ラプトンだった。
「いや、そんなことはない。魔獣と戦うのだ、正当なファイトマネーは払おうじゃないか」
ラプトンは、不気味な笑みを浮かべながらそう提案してきた。
「面白い、受けて立とうじゃないか」
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