一行日記 2024年6月 ☂️

犬束

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6月27日(木)

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・昨日のプルースト。
 第3巻『花咲く乙女たちのかげに』、残りあと100頁足らず。
 アルベルチーヌと仲良くするのかと思いきや、深い仲になるどころか、他の仔猫ちゃんたちを芋づる式に紹介してもらって、目移りしてやがる。しかも、何か分からんけど、「私」モテるんで、みたいな太宰治状態。
 仔猫ちゃんには、こちらから格別にモーションかけることもなく好意も持ってもらえるし、男前侯爵のロベールには(休暇が終わってバルベックから去り、兵舎に帰って行った)、心友ー。ズッ友ー。こっちにも来てね。手紙書くね。なんて、じゃんじゃん手紙が届くし。でも、仔猫ちゃんたちに夢中で返事なんか書きやしねえし、訪ねても行かねえよ。そんな感じです。

・本日のプルースト。
 花咲く乙女たち、つまり仔猫ちゃんたちとピクニックへ行って、サンドイッチやケーキを食べたあと、遊んだりして好い気分になってるんですが。が!!
 彼女らは、まだプロフィールが定まっていない。みたいなことを言い出して、移り変わる表情が記憶に定まらないほど瑞々しい、若くて、妻や母の顔に変化してない、みたいなことらしくて、描写を読んでたら、仔猫ちゃんたちは、いわゆるニンフェット🧚の年頃なんかな、プルーストってロリコンなんかな、て思えてくる。自分は青春期を過ぎてるとか言ってるから。それで、少女たちを侍らせて喜んでんの、恋愛しようとしてんの、ヤバい奴でしかないのでは? こーわっ😱
 その後、アルベルチーヌに飛びかかってキスしようとして、拒否した彼女に、人を呼ぶためにのベルを鳴らされる始末。しかも、次に会った時、彼女に不満を訴えてやがるよ。こんなに仲良くしてるのに、普通は受け入れるでしょう、みたいな事を抜かして。で、年下の少女に、あなたはお友達、男子のお友達は他にもいたけど、あんなことする人はおりませんでした、と諭される…。
 そうして、アルベルチーヌはお別れも告げずにバルベックを去って行ったのでした。
 仔猫ちゃんたちが、ロリータの年齢より上であっても、女子が親しくしてくれてるからって、つまりオレに惚れてる、身体的な接触をしたがってる、て思い込んだらイカンわ。

 いやさ、このエピソードを思うと、男子のお友達、美男の侯爵・ロベールが、めっちゃ仲良くしてくれる、好かれてる、みたいなアピールしてたけど、それも疑ってしまうわ、その認識で合ってますか? と。

 3巻、読了。



 
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