【R-18】泥中の女

みつる

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日常

No.4

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「珍しくいててさ~」

あと1分、果てるのが遅かったら、
鏡に向かって情けない姿を晒す姿を見られていた。

そう考えると女の秘部はきゅんと切なそうに疼いた。

「ラッキーでしたね」

女は相槌を返しながら手の中に丸められた下着を
ロッカーに仕舞った鞄の中へ忍ばせた。

高木も握っていた煙草をロッカーへ仕舞うと、
腕時計に目を向けたあと言った。

「そろそろ時間だね、面倒だけど今日も頑張ろ」

そう言った高木は女の両肩を後ろから優しく押し、
扉の方へ向かって歩いた。

「んッ」

返事を返そうとした女だったが、
果ててからそう時間の経ってない内部が
脚を進めたことにより得た突然の刺激に嬉しそうにうねり、
肩を小さく震わせ短い声を漏らす。

そんな女に気が付かないまま、
高木は肩を押したままどんどん歩みを進める。

距離としては数歩しかないこの短い間に、
バイブが肉壁を擦るわずかな刺激で女は軽く果ててしまい、
冷めかけていた体の熱が再び高くなるのを感じた。



女の職業は受付嬢、
5つ年上の高木は女の同僚である。

高木に連れられる様にして
仕事場であるフロントへ着く頃には、
女の全身に甘い痺れが回り呼吸も荒くなっていた。

それを高木に悟られないよう、
椅子へ座ると高木に背を向け深呼吸を繰り返し息を整える。

始業の合図であるチャイムがホールへ響くと同時に、
女は背筋を伸ばし前を向いた。

少しづつホールがざわつきだし、
営業に出掛ける社員達などで人が何度も行き来をする。

そんな中、自慰行為にふける淫らな姿とは打って変わり、
丁寧な所作に言葉遣いで来客の対応を女はこなしていた。

この数多な人の中で、
誰が女の下品な姿を想像するだろうか。

会社の玄関とも言える受付ホールで、
下着も履かず、
秘部にアダルトグッズを仕込み何食わぬ顔でそこに居る。

もしこの場でそのことが誰かに知られたら。

人の往来が多いこの場所で、
見世物のように指をさされさげすまれたら。

そんな光景を脳裏に浮かべる度、
秘部が刺激を求めるようにきゅんと疼き、
溢れ出る愛液が女の内腿を濡らしていた。


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感想 1

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