【急募】4人同時に求婚してきた時の対処法～クセの強い彼らに溺愛されて困ってます～

お勉強

帰って、冷蔵庫に買ってきたものを詰めて。その間ずっとこちらを見つめる晶様に根負けして問いかけた。

「なんでずっとこっち見てるんですか」
「ん？結婚したらこんな感じなんかなあって」
「……ソウデスカ」

赤くなるのはもうしょうがない。こんなことなら、無理やりにでも男性経験を積んでおくべきだったかもしれない。そんなことを思う日が来るとは、自分で自分を笑いたくなる。詰め終わると同時に、晶様も立ち上がった。

「さ、お勉強、しましょかね～」
「私はその約束受け入れてないので無効です」
「はい、わがまま言わない～それにこれはお仕事やで？」

意味がわからないまま連れてこられたのは、父の趣味で作られた、このペンションに似合わないトレーニングジム。

「俺このペンションにジムあるって聞いて決めたんよ～みさちゃんはそれのお手伝いさんな」
「？それだけでいいんですか？」
「お、なんや、もっと過激な方がよかったか？」

顔が近づけられた。スポドリで防ぎながら至極冷静に答える。

「なんでもないです。ぜひお手伝いさせてください」
「は～冷たなっちゃって。俺悲しいわあ」