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昔いじめていたあいつがヤンデレ彼氏になった話
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彼氏が君のこと全部お世話したいと言い出した。
年上のイケメンでしかも金持ち。足にも財布にもなれる優秀な彼氏。だから付き合ってやってる。
生まれた時からものぐさな私はその提案を二つ返事で飲んだ。そいつはぱあと顔がわかりやすく輝く。
「どうせやるならスキンケアまで徹底的にやってよね」
「もちろんだよ!ああ、今日はなんていい日なんだろう!」
まずはお風呂に入ろう。その言葉に頷けば、ふわりと抱えあげられた。どうやら歩かせないつもりらしい。ふーん、楽でいいや。
「歯磨きもしよっかあ、はい、お口あーん…ふふっ、君は口内まで可愛いんだね」
このように時たま変態発言が飛び出るがスペックの高さゆえ我慢してやってる。
「はいシャカシャカ~…次は奥歯ね。シャカシャカ~……ん!よく大人しくしていられました!偉いねえ、よしよし」
起き上がって中身を吐き出そうとした時。
「…ねえ、僕が全部やるって言ったよね?」
一瞬、ゾッとするような目を向けられる。
「…どうしたらいーの?」
「口移しで僕にちょうだい。僕がグチュグチュペーしてあげる」
…世話は断った方がよかったかもしれない。自分でやった方が数倍めんどくさくない説が出てきた。だけど完璧に上機嫌で服を脱がしていく彼氏を見てたら言い出しづらい。しかも脱がした服は折り目正しくきちんと畳まれている。文句のつけようがない。テキトーに難癖つけて世話断るつもりだったのに…ちっ。
「じゃあ流しまーす。それからシャンプーで優しーくゴシゴシ。ふふ、このためにヘッドマッサージも覚えたんだよ、気持ちいいかな」
「うん…」
あーやばい、気持ちいい。しかもどうせ風呂だなんだと言って理由つけてヤるんだろうと思っていた分楽でいい…私の体で発情しないやつなんていなかったのに。まだ付き合って1週間なのだから見飽きるには早い。変なやつ。そう思って脱力していると、あるものが目に入る。それは大きく大きくズボンにテントを張ったそれだった。
「…これ、どうにかしなくていーの?」
ちょんちょんと触る。我ながら優しいと思う。ヤる機会を作ってやったんだから。だと言うのにこいつは真面目な顔をして断った。
「いーの、今は君の時間!今の僕の楽しみは君を洗ってあげることだけだよ♪はい、目をつぶってねー、お湯流すよー」
…何が狙いか。まあ、いっか。楽だし。テキトーに金が尽きるまでせいぜい利用させてもらお。
ああ、ああ!あの女神が僕に体を洗わせてくださっている!!!足の爪先1本1本を丁寧に洗っていく。彼女は嫌がる素振りを見せず、大人しくしている。彼女は僕の女神だ。出会いは小学生の頃。僕をいじめてきた主犯が彼女だった…恨んでいる?とんでもない!あの美しいおみ足で足蹴にされる度に、唾を吐きかけられる度に、僕がどれほどの喜びを感じてきたか!!!彼女が告白をOKしてくれるよう僕は死にものぐるいで努力した。勉強、自分磨き、仕事…彼女がようやく手に入った!!!逃がしてなんてあげられない。彼女が極度の面倒くさがりなのは知っている…ああ、一生僕が居ないとダメな体にしてあげるからね…ああ!夢が膨らむ。彼女の足の指を舐めてもいいだろうか、それとも気持ち悪がられるだろうか。
すっと、男は目を細めた。
「まあ、最終的には嫌がられようがなんだろうがするんだけどね…ん?なんでもないよ♡次はトリートメントだね♡」
年上のイケメンでしかも金持ち。足にも財布にもなれる優秀な彼氏。だから付き合ってやってる。
生まれた時からものぐさな私はその提案を二つ返事で飲んだ。そいつはぱあと顔がわかりやすく輝く。
「どうせやるならスキンケアまで徹底的にやってよね」
「もちろんだよ!ああ、今日はなんていい日なんだろう!」
まずはお風呂に入ろう。その言葉に頷けば、ふわりと抱えあげられた。どうやら歩かせないつもりらしい。ふーん、楽でいいや。
「歯磨きもしよっかあ、はい、お口あーん…ふふっ、君は口内まで可愛いんだね」
このように時たま変態発言が飛び出るがスペックの高さゆえ我慢してやってる。
「はいシャカシャカ~…次は奥歯ね。シャカシャカ~……ん!よく大人しくしていられました!偉いねえ、よしよし」
起き上がって中身を吐き出そうとした時。
「…ねえ、僕が全部やるって言ったよね?」
一瞬、ゾッとするような目を向けられる。
「…どうしたらいーの?」
「口移しで僕にちょうだい。僕がグチュグチュペーしてあげる」
…世話は断った方がよかったかもしれない。自分でやった方が数倍めんどくさくない説が出てきた。だけど完璧に上機嫌で服を脱がしていく彼氏を見てたら言い出しづらい。しかも脱がした服は折り目正しくきちんと畳まれている。文句のつけようがない。テキトーに難癖つけて世話断るつもりだったのに…ちっ。
「じゃあ流しまーす。それからシャンプーで優しーくゴシゴシ。ふふ、このためにヘッドマッサージも覚えたんだよ、気持ちいいかな」
「うん…」
あーやばい、気持ちいい。しかもどうせ風呂だなんだと言って理由つけてヤるんだろうと思っていた分楽でいい…私の体で発情しないやつなんていなかったのに。まだ付き合って1週間なのだから見飽きるには早い。変なやつ。そう思って脱力していると、あるものが目に入る。それは大きく大きくズボンにテントを張ったそれだった。
「…これ、どうにかしなくていーの?」
ちょんちょんと触る。我ながら優しいと思う。ヤる機会を作ってやったんだから。だと言うのにこいつは真面目な顔をして断った。
「いーの、今は君の時間!今の僕の楽しみは君を洗ってあげることだけだよ♪はい、目をつぶってねー、お湯流すよー」
…何が狙いか。まあ、いっか。楽だし。テキトーに金が尽きるまでせいぜい利用させてもらお。
ああ、ああ!あの女神が僕に体を洗わせてくださっている!!!足の爪先1本1本を丁寧に洗っていく。彼女は嫌がる素振りを見せず、大人しくしている。彼女は僕の女神だ。出会いは小学生の頃。僕をいじめてきた主犯が彼女だった…恨んでいる?とんでもない!あの美しいおみ足で足蹴にされる度に、唾を吐きかけられる度に、僕がどれほどの喜びを感じてきたか!!!彼女が告白をOKしてくれるよう僕は死にものぐるいで努力した。勉強、自分磨き、仕事…彼女がようやく手に入った!!!逃がしてなんてあげられない。彼女が極度の面倒くさがりなのは知っている…ああ、一生僕が居ないとダメな体にしてあげるからね…ああ!夢が膨らむ。彼女の足の指を舐めてもいいだろうか、それとも気持ち悪がられるだろうか。
すっと、男は目を細めた。
「まあ、最終的には嫌がられようがなんだろうがするんだけどね…ん?なんでもないよ♡次はトリートメントだね♡」
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