異世界転生!?ハレムで側室!?ありえません!!!~平凡な大学生だった私が超一途なハレムの王から溺愛されました~

あんみつ~白玉をそえて~

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指さした先

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「いい、今夜はこいつだ」

その指が指した先は……私だった。一斉に兵たちが騒ぎ立てる。

「王!こんな得体の知れない女、いけません!」
「そうです、寝首をかかない保証はありませんぞ!」
「お前たちは私の腕を疑っているのか?こんな小娘一人、片手で殺せる」

ごきり、手首を鳴らす。しかし私の耳に周りの言葉など入ってこない。は?私?え、いやいやこいつ何言ってんの。胸も尻も普通サイズの上、私処女だぞ?テクニックもくそもないよ?見た目でわかるでしょ???
そんな風に混乱しているうちに、どうやら王が押し切ったらしい。ふわりとその腕に抱かれる。抵抗するも、全くの無意味。片手で殺せる、その言葉通り、その体は鍛え抜かれていた

「ちょ、ちょっと待っ……」

キスで言葉を飲み込まれる。男性経験がない私は、それだけで真っ赤になって固まってしまう。

「ほう、異世界の女とは、口付け程度したことがないのか?」

そんな言葉も聞こえずに。
気づいた時にはベッドの上。王が、ゆっくりと体を撫でていく。意思に反して震える体。

「その反応……生娘か。よい、可愛がってやろう 」

唇が、もう一度、降ってきて。
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