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噓を貫く勇気
第10話
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「ごめんなさいね驚かして。改めましてrainbowの上原咲楽と言います」
「あ、あなたがマサとパンフレット撮影をした人?」
そう後ろの女性が喋り、それ対して二つ返事をする。私は続けながら
「勝手ながら横でずっと聞いていて、これはひょこっと出れば面白いかもって思いまして。あ、因みに劇場の写真撮影ですが、規約とか予約が必要ですよ」
「あー、なる‥ほど、あ、すみ‥ません、知り‥ませんでした」
理解はした様だが整理が追い付いてない様子。そのまま一瞬無言がその場を漂う。
「え、いゃそれだけ?」
「え?え?他に何を言えばよかったの?」
ふと私がそう言った事に対して困っている様子の西君。そう言われて確かになんて言えば良かったのか考えなら私は答える。
「うーん、例えば良く言えましたねとか。なんすかそれとか適当に言って、笑ってもらわないとまぁまぁ勇気が必要だったんだから?」
「えー無理ゲーじゃんそんなの~(笑)」
「そう?西さんなら分かるかなって思って」
そう二人で話していると友人であろう男子が
「お前らやけに仲いいな」
そんなこと言いだした。私は怪しまれない様に喋っていたつもりが、ふと我を忘れて普段の2人の会話していた事に気付いた。
「え?そうかな?」
私の前に西君が先にそう言った。
「あ、あなたがマサとパンフレット撮影をした人?」
そう後ろの女性が喋り、それ対して二つ返事をする。私は続けながら
「勝手ながら横でずっと聞いていて、これはひょこっと出れば面白いかもって思いまして。あ、因みに劇場の写真撮影ですが、規約とか予約が必要ですよ」
「あー、なる‥ほど、あ、すみ‥ません、知り‥ませんでした」
理解はした様だが整理が追い付いてない様子。そのまま一瞬無言がその場を漂う。
「え、いゃそれだけ?」
「え?え?他に何を言えばよかったの?」
ふと私がそう言った事に対して困っている様子の西君。そう言われて確かになんて言えば良かったのか考えなら私は答える。
「うーん、例えば良く言えましたねとか。なんすかそれとか適当に言って、笑ってもらわないとまぁまぁ勇気が必要だったんだから?」
「えー無理ゲーじゃんそんなの~(笑)」
「そう?西さんなら分かるかなって思って」
そう二人で話していると友人であろう男子が
「お前らやけに仲いいな」
そんなこと言いだした。私は怪しまれない様に喋っていたつもりが、ふと我を忘れて普段の2人の会話していた事に気付いた。
「え?そうかな?」
私の前に西君が先にそう言った。
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