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噓を貫く勇気
第8話
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「去年の夏の話なんだけどさ、当時のカラオケ店でバイトしてた時、今思えばそのrainbowの人達がウチのカラオケ店に来てくれて、彼女等が帰った後の掃除のときに名刺の箱が落ちてて、その時がチーム名の下に『上原咲楽』って書いてあって、その時はなんかのアイドルの子なんだーぐらいだったんだけど、掃除を終えて戻って来た時に、丁度その咲楽さんが名刺を取りに来てて、その時の笑顔に凄く心奪われたというか。流石テーマにある『いつもニコニコ向日葵』にピッタリの子だなって思って。始まりはそこからかな?」
西君はそう熱く語り始めるが、私はその記憶は凄く鮮明に覚えている。確か、我々の新しい名刺が出来たという事で、丁度その日がちょっとした野外ライブだったんだけど、生憎の大雨により中止。その晴らしの為にカラオケという風に決まったんだ。歌い始める前にその名刺を受け取ってたんだけど、帰る頃にはすっかり忘れていたんだっけ…。ふと玖瑠美が名刺の話題を出したおかけで思い出し、直ぐに店に戻った記憶がある。まさかあの時の対応したのが西君だなんて思ってもいなかった。
「へぇー、一目惚れってやつ?」
すると照れながら
「そうだろうね。実際はその後にカフェ店長っていう、良くある一日店長にたまたま出くわしてね。その時に‥」
ここから先は18頁に記載している内容だった。話聞く限り、出会いがカラオケ店って言うのは初耳で、既に運命の出会いは果たしていたんだなって思うと、正に運命なんだなって感じた。
「そんなんだねー。なんか運命みたいじゃん」
「傍から見れば確かにそうだけど、だからと言って付き合えるわけでもないし、運命ってなんなんだーっていつも思ってる(笑)」
そう言う西君。恐らく西君は私と違って、自ら言って行く事で予め防衛を作っていくスタイルなんだなって思った。
「アハハ確かに。だとすれば運命とはちょっと違うか(笑)」
「そうだよ。第一相手はアイドルだよ?俺たちとは天と地の差だって」
「まぁそうだよね」
そう話すお三方。私はここで良からぬ事を考える。それはここで私だよって顔を出したらどう反応するのか?という事だ。所謂ドッキリ計画だ。幸い彼らは私の事に対して気付いていないので行くなら今。だけど私自身がこういうのやった事ないので出る幕を失う。
西君はそう熱く語り始めるが、私はその記憶は凄く鮮明に覚えている。確か、我々の新しい名刺が出来たという事で、丁度その日がちょっとした野外ライブだったんだけど、生憎の大雨により中止。その晴らしの為にカラオケという風に決まったんだ。歌い始める前にその名刺を受け取ってたんだけど、帰る頃にはすっかり忘れていたんだっけ…。ふと玖瑠美が名刺の話題を出したおかけで思い出し、直ぐに店に戻った記憶がある。まさかあの時の対応したのが西君だなんて思ってもいなかった。
「へぇー、一目惚れってやつ?」
すると照れながら
「そうだろうね。実際はその後にカフェ店長っていう、良くある一日店長にたまたま出くわしてね。その時に‥」
ここから先は18頁に記載している内容だった。話聞く限り、出会いがカラオケ店って言うのは初耳で、既に運命の出会いは果たしていたんだなって思うと、正に運命なんだなって感じた。
「そんなんだねー。なんか運命みたいじゃん」
「傍から見れば確かにそうだけど、だからと言って付き合えるわけでもないし、運命ってなんなんだーっていつも思ってる(笑)」
そう言う西君。恐らく西君は私と違って、自ら言って行く事で予め防衛を作っていくスタイルなんだなって思った。
「アハハ確かに。だとすれば運命とはちょっと違うか(笑)」
「そうだよ。第一相手はアイドルだよ?俺たちとは天と地の差だって」
「まぁそうだよね」
そう話すお三方。私はここで良からぬ事を考える。それはここで私だよって顔を出したらどう反応するのか?という事だ。所謂ドッキリ計画だ。幸い彼らは私の事に対して気付いていないので行くなら今。だけど私自身がこういうのやった事ないので出る幕を失う。
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