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新マネージャー発表
第12話
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「じゃーダンスの方なんですけど、折角なんで『rainbow‐修正版‐』のダンスを1コーラスだけでもいいなら」
「お?それなら原曲を流しましょうよ?」
「そんな、態々…」
恐る恐る菊池さんが言うと、玖瑠実が音響さんのに合図を送る。私達もそれ合わせて音響さんを見ると、オッケーの合図が出た。
「あ、オッケーが出たみたいなんで、菊池さんのタイミングでお願いします」
「すみませんなんか私の為に…、じゃーちょっと、手荷物を預けていいですか?」
そう言うと菊池さんはポケットから手荷物を玖瑠実に預ける。そして、深呼吸をして軽く身体を慣らす為に準備運動をする。30秒くらいだろうか。運動を終えると、『rainbow‐修正版ー』の入りのポーズをすると”お願いします”と一言音響さんに向かって合図を送る。そして曲が流れる。
「はい皆さんも手拍子をお願いします」
玖瑠実が気を利かせてお客さんに手拍子をお願いする。そして、曲が流れると会場のボルテージが上がる。下手すると私達より歓声が大きく感じる。そして踊り出すとより一層歓声を浴びる。それもその筈で、手先から足先までの動きが完璧で、これぞ完コピという感じで披露する。
「凄い…」
正直嘗めていた菊池さんのダンス力。しかもキレだけではなく、女性らしさというか、わかり易く言うとバレエを感じでしっかり指先が伸びていて、正に今私達に足りない部分だ。そう思いながらあっという間に1コーラスが終わった。それと同時に温かい拍手が会場に鳴り響く。
「「凄ーい!」」
玖瑠実も含め、メンバー全員が口を揃えてそう言った。
「ありがとうございます。凄いですねー、なんかもう自分の曲にしてた感じがします」
玖瑠実が代表して感想を言う。
「お?それなら原曲を流しましょうよ?」
「そんな、態々…」
恐る恐る菊池さんが言うと、玖瑠実が音響さんのに合図を送る。私達もそれ合わせて音響さんを見ると、オッケーの合図が出た。
「あ、オッケーが出たみたいなんで、菊池さんのタイミングでお願いします」
「すみませんなんか私の為に…、じゃーちょっと、手荷物を預けていいですか?」
そう言うと菊池さんはポケットから手荷物を玖瑠実に預ける。そして、深呼吸をして軽く身体を慣らす為に準備運動をする。30秒くらいだろうか。運動を終えると、『rainbow‐修正版ー』の入りのポーズをすると”お願いします”と一言音響さんに向かって合図を送る。そして曲が流れる。
「はい皆さんも手拍子をお願いします」
玖瑠実が気を利かせてお客さんに手拍子をお願いする。そして、曲が流れると会場のボルテージが上がる。下手すると私達より歓声が大きく感じる。そして踊り出すとより一層歓声を浴びる。それもその筈で、手先から足先までの動きが完璧で、これぞ完コピという感じで披露する。
「凄い…」
正直嘗めていた菊池さんのダンス力。しかもキレだけではなく、女性らしさというか、わかり易く言うとバレエを感じでしっかり指先が伸びていて、正に今私達に足りない部分だ。そう思いながらあっという間に1コーラスが終わった。それと同時に温かい拍手が会場に鳴り響く。
「「凄ーい!」」
玖瑠実も含め、メンバー全員が口を揃えてそう言った。
「ありがとうございます。凄いですねー、なんかもう自分の曲にしてた感じがします」
玖瑠実が代表して感想を言う。
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