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新マネージャー発表
第10話
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「ん?その反応だともしかして違う人?」
「ちょっと、反応から推測すな(笑)」
開場は笑いが起きる。玖瑠美はファンとの掛け合いを楽しみながら聞くが、その後反応がない様子。
「まぁわかる訳ないかー、実は、今日から新しくマネージャーに加わった菊池さんという方なんですよね。折角なんで登場してもらおうかな?今日から私達と一緒にグループを盛り上げてくれる新マネージャー、菊池麻桜さんです!」
すると、アナウンス終わりの菊池さんがステージ袖で我々を見守っていたが、急に呼び出された事に驚いた様子で周りをキョロキョロし始める。それもその筈で台本にはない、完全アドリブなんだから。すると島田さんが菊池さんをステージに押し出す。その登場に会場が沸く。そして、菊池さんに近い紫色役の有希が手を引っ張って玖瑠美が居るセンターへ連れて行く。
「ちょっとユキリンさんにクルミンさん…聞いてないです」
「言ってないんで当たり前ですし、折角なんで自己紹介をと思って」
そうニコッとする玖瑠美。構わずマイクを菊池さんに渡す。会場の雰囲気も断れない状況を作る。
「いゃ、ニコじゃなくてぇ…」
恥かしそうな菊池さん。言うたら今日が私達と初対面で初仕事。これが新人の掟なのか…。すると菊池さんは渋々マイクを口に当てて
「あの…あまりにも突然でパニック状態ですが、只今紹介に上がりました、本日よりrainbowさんのマネージャーに配属されました、菊池麻桜と言います。マネージャーと言っても、ダンス担当も込みですが」
「あ、そうそう!今回はマネージャーもされるんですが、同時にダンス担当でもあるんですよね」
「「えー--!?」」
開場がどよめく。
「はい、そうなんです」
すると玖瑠美は何か閃いた様子。
「そうだ!私達もそのダンスというのを見た事ないんで、少しだけ見せる事って出来ます?」
その発案で再び会場が沸く。
「えー、無茶振り過ぎません?(笑)」
「ちょっと、反応から推測すな(笑)」
開場は笑いが起きる。玖瑠美はファンとの掛け合いを楽しみながら聞くが、その後反応がない様子。
「まぁわかる訳ないかー、実は、今日から新しくマネージャーに加わった菊池さんという方なんですよね。折角なんで登場してもらおうかな?今日から私達と一緒にグループを盛り上げてくれる新マネージャー、菊池麻桜さんです!」
すると、アナウンス終わりの菊池さんがステージ袖で我々を見守っていたが、急に呼び出された事に驚いた様子で周りをキョロキョロし始める。それもその筈で台本にはない、完全アドリブなんだから。すると島田さんが菊池さんをステージに押し出す。その登場に会場が沸く。そして、菊池さんに近い紫色役の有希が手を引っ張って玖瑠美が居るセンターへ連れて行く。
「ちょっとユキリンさんにクルミンさん…聞いてないです」
「言ってないんで当たり前ですし、折角なんで自己紹介をと思って」
そうニコッとする玖瑠美。構わずマイクを菊池さんに渡す。会場の雰囲気も断れない状況を作る。
「いゃ、ニコじゃなくてぇ…」
恥かしそうな菊池さん。言うたら今日が私達と初対面で初仕事。これが新人の掟なのか…。すると菊池さんは渋々マイクを口に当てて
「あの…あまりにも突然でパニック状態ですが、只今紹介に上がりました、本日よりrainbowさんのマネージャーに配属されました、菊池麻桜と言います。マネージャーと言っても、ダンス担当も込みですが」
「あ、そうそう!今回はマネージャーもされるんですが、同時にダンス担当でもあるんですよね」
「「えー--!?」」
開場がどよめく。
「はい、そうなんです」
すると玖瑠美は何か閃いた様子。
「そうだ!私達もそのダンスというのを見た事ないんで、少しだけ見せる事って出来ます?」
その発案で再び会場が沸く。
「えー、無茶振り過ぎません?(笑)」
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