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愛されてるって錯覚しそう
航ちゃんのモノっていう印 ★
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「あっくん……俺にちんこ押し付けて、そんなに気持ちいい?」
「き、もちいぃ……っ」
「乳首が? それとも、俺にこうされるのが?」
「こぉ、ちゃん……」
「っ……ほんっと、かわいいな……」
「んぅぁあっ、あ!」
胸を強く吸われて、意識が飛びそうになる。ジュパッと音を立てて離れた処を見てみると、鬱血の跡がくっきり残されていた。
なんかコレ、航ちゃんのモノだって刻印されたみたい。嬉しい。こんな些細なことでも俺、目頭が熱くなっちゃう。
「あぁ、はは、今のでちょっとイッた?」
そうやって片方の口角を上げて笑って、俺の竿を握る。優しく擦られながら、喉や首筋にキスを施されたら、心地よさと込み上げる快感で体の中から震えがくる。
あー、これはダメだ。首を唇で撫でられたら、愛されてるって錯覚しそうだよ、俺。
「も、もっと……」
喉を差し出すように顔を上げたら、思わず強請る言葉が口を突いて出ていた。
「ん?」
「は……っ、もっと強く吸って……」
ジョウダンとは、言えなかった。引けなかった。引きたくなかった。他人から見えるソコにもっと、航太朗のモノだって印を刻まれたくて。
それなのに……
「だぁめだよ。ココは吸えない」
そう言って航太朗は、軽く首筋に唇を押し付けたあと、手でソコに触れて撫でるように消し去った。
バカ。ばかばか、航ちゃんのバカ。
うそ好き。妙な優しさも、俺を気遣ってのことだって、わかってる。ムカつくのに、好き。痕を消されて悲しいし切なくて鳩尾がギュゥってなるのに、泣きそうなくらい、好き。
俺のちんちんを包むように握って擦る手も、艶っぽく開いた口も、俺を見つめる熱を帯びた目も、筋肉質なカラダも、全部。全部。
俺だけのものにしたい。誰にも見せたくない。触れて欲しくない。
好き。好き。大好きだよ、航ちゃん。
なんで、印が欲しいだけなのに、そこのワガママは聞いてくれないんだよ。
「っ……」
鼻がツンと痛くなって、喉が詰まった。これはヤバいとすぐに悟って、近くに転がっていた枕を掴み取り、顔面に押し付け泣きそうなのを誤魔化す。
「あっくん、どした?」
「い、イきそうだから……」
「顔みせてよ」
「だめ」
「……あっそ」
素っ気ない返答に、胸が詰まる。だけど次の瞬間。俺のちんちんはヌルッと熱い何かに覆われた。驚いて枕を持ち上げ下を見てみると、やっぱり。俺のを口に咥えてる。
「こ、航ちゃん!」
「顔覆ってなよ。俺も好きにするから」
「っ、んんぅ」
航ちゃんにしゃぶられるの、気持ち良すぎる。俺のイイトコ把握してるみたいな、舌の動き。視界を遮ってる分、感覚も鋭くなって啜る音も大きく耳に響く。
セフレになってからの航ちゃんは、こういうのも躊躇いなくしてくれるようになった気がする。前は、俺がシてって言ったことに従うだけって感じだったのに。
その変化が嬉しい。けどこういうの、俺だけが特別ってわけじゃ、ないんだ。
きっと他の人たちにもしてる。それを、俺にもしてくれるようになったってだけ。
「あんん、こぉちゃ……き、もちぃ……っ」
押し寄せる虚しさに、涙が滲むのを誤魔化す。顔、枕で覆っててよかった。
「き、もちいぃ……っ」
「乳首が? それとも、俺にこうされるのが?」
「こぉ、ちゃん……」
「っ……ほんっと、かわいいな……」
「んぅぁあっ、あ!」
胸を強く吸われて、意識が飛びそうになる。ジュパッと音を立てて離れた処を見てみると、鬱血の跡がくっきり残されていた。
なんかコレ、航ちゃんのモノだって刻印されたみたい。嬉しい。こんな些細なことでも俺、目頭が熱くなっちゃう。
「あぁ、はは、今のでちょっとイッた?」
そうやって片方の口角を上げて笑って、俺の竿を握る。優しく擦られながら、喉や首筋にキスを施されたら、心地よさと込み上げる快感で体の中から震えがくる。
あー、これはダメだ。首を唇で撫でられたら、愛されてるって錯覚しそうだよ、俺。
「も、もっと……」
喉を差し出すように顔を上げたら、思わず強請る言葉が口を突いて出ていた。
「ん?」
「は……っ、もっと強く吸って……」
ジョウダンとは、言えなかった。引けなかった。引きたくなかった。他人から見えるソコにもっと、航太朗のモノだって印を刻まれたくて。
それなのに……
「だぁめだよ。ココは吸えない」
そう言って航太朗は、軽く首筋に唇を押し付けたあと、手でソコに触れて撫でるように消し去った。
バカ。ばかばか、航ちゃんのバカ。
うそ好き。妙な優しさも、俺を気遣ってのことだって、わかってる。ムカつくのに、好き。痕を消されて悲しいし切なくて鳩尾がギュゥってなるのに、泣きそうなくらい、好き。
俺のちんちんを包むように握って擦る手も、艶っぽく開いた口も、俺を見つめる熱を帯びた目も、筋肉質なカラダも、全部。全部。
俺だけのものにしたい。誰にも見せたくない。触れて欲しくない。
好き。好き。大好きだよ、航ちゃん。
なんで、印が欲しいだけなのに、そこのワガママは聞いてくれないんだよ。
「っ……」
鼻がツンと痛くなって、喉が詰まった。これはヤバいとすぐに悟って、近くに転がっていた枕を掴み取り、顔面に押し付け泣きそうなのを誤魔化す。
「あっくん、どした?」
「い、イきそうだから……」
「顔みせてよ」
「だめ」
「……あっそ」
素っ気ない返答に、胸が詰まる。だけど次の瞬間。俺のちんちんはヌルッと熱い何かに覆われた。驚いて枕を持ち上げ下を見てみると、やっぱり。俺のを口に咥えてる。
「こ、航ちゃん!」
「顔覆ってなよ。俺も好きにするから」
「っ、んんぅ」
航ちゃんにしゃぶられるの、気持ち良すぎる。俺のイイトコ把握してるみたいな、舌の動き。視界を遮ってる分、感覚も鋭くなって啜る音も大きく耳に響く。
セフレになってからの航ちゃんは、こういうのも躊躇いなくしてくれるようになった気がする。前は、俺がシてって言ったことに従うだけって感じだったのに。
その変化が嬉しい。けどこういうの、俺だけが特別ってわけじゃ、ないんだ。
きっと他の人たちにもしてる。それを、俺にもしてくれるようになったってだけ。
「あんん、こぉちゃ……き、もちぃ……っ」
押し寄せる虚しさに、涙が滲むのを誤魔化す。顔、枕で覆っててよかった。
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