46 / 56
愛されてるって錯覚しそう
航ちゃんの好みのカラダ ★
しおりを挟む
航太朗のセフレになれた。親友であり、セフレという関係に。
そうなれたことを喜ばなきゃいけない。
それを許してくれた航太朗に、感謝しなきゃ。
だから、それ以上なんか求めたらダメだ。
いつも俺のワガママを聴いてくれる優しい航太朗に無理をさせてまで、セフレにならせてもらったんだから。
恋愛感情を表に出したら、きっとどっかのタイミングで天罰が下るに決まってる。
そんなこと、わかってるのに……
どうしようもなく愛しくて、苦しい。
俺が求めることは、相変わらず何でもしてくれる。
キスも、ハグも、肌を触れ合わせることだって。
俺を汚してくれたことで吹っ切れたのかな。それともセフレとして扱ってくれた、あの日から?
以前は後ろから弄るだけで、顔は頑なに見せてくれなかったのに、今は躊躇いなく正面から直接触れてくれる。色っぽい顔をして俺を見る。それが堪らなく、嬉しい。
変わったことといえば、他にも。航太朗が俺の乳首を口でもいじめてくれるようになったこと。後ろからではできなかったことを、たくさんしてくれるようになったこと。
「はぁ……っ、こぉちゃん……乳首噛んで……」
「ん……」
「ぃ、ッぁう! ……っはぁはぁ」
「かわいい、あっくん……もっと噛んであげる」
「ンンンぅっ」
乳首を甘噛みされるのが、痛気持ちいいことを知ってしまった。
俺に覆い被さって体を密着させ、様子を窺いながら歯を当てて、じっくり丁寧に噛んでくれる。そのあとすぐに痛みを癒やすように舐めてくれるから、いつも堪らなくなって腰が疼いてしまう。
「ん、っちゅ……はぁ……あっくんの胸、うっすいよね……高校の時から変わってない」
俺の乳首を両手の親指で捏ねながら、航ちゃんがしみじみと言う。
「う、うすいの好きじゃない?」
「いや? そういうわけじゃないけど」
「航ちゃんは……んっ……どんな体の人が、好みなの?」
「あー……まあ体の好みで言えば、胸板がある程度あって筋肉も適度についてるのが好きだけど……」
言いながら航ちゃんは、俺の胸に唇を寄せた。筋肉のない胸をチュッチュッとたくさん啄んで、硬く尖った乳首にチュゥッと吸い付く。
「っあぁぅ……っ」
そっか。俺はぜんぜん、航ちゃんの好みの体じゃない。
じゃああの人は? 学部の違うあの先輩は、そういう体をしてるのかな?
想像しちゃった。航ちゃんの腕の中に先輩がいるところ。
それだけで、胸の奥が軋むように痛くなる。
「っお、れも……胸筋鍛えようかな……っ」
ついポソッと口から漏れてしまった。
だって好みの体にならなきゃ、航ちゃんにコーフンしてもらえない。今は相手してくれてるけど、いつか飽きられちゃうかもしれないから。
それに、あの先輩には負けたくない。絶対に。
「鍛えたら……あっくんもっと女の子にモテちゃうんだろうな……でもまあ、いいんじゃない? そういう出会いかたも」
顔を上げてくれないから表情は見えない。だから、どんな感情でそんなこと言ってるのかも、俺には読み取れない。
航ちゃんは、やっぱり俺が勢いで女の子と別れたと思ってるんだ。それでまた、女の子を好きになると思ってる。気が晴れたら、このカンケイに飽きたら、好みの女の子に出会えたら、また、って。
「……なに、それ……っ」
「俺はカラダから好きになったことないから、わかんないな。そういう感覚」
「ンンッ! い、た……っぁあ」
胸に、かじり付かれた。薄いと言った胸の肉を寄せるように掴んで、むりやり。
わりと強めに噛まれたそこは歯形が付いて、航ちゃんの印が刻まれたみたい。
「あぁごめん。噛み痕ついちゃった」
片方は強めに指で摘まんで、爪の先で何度も引っ掛かれ、もう片方は、また甘噛み。チュッチュッと音を立てて吸われたら、たまらなすぎてゾクゾクしちゃう。
そうなれたことを喜ばなきゃいけない。
それを許してくれた航太朗に、感謝しなきゃ。
だから、それ以上なんか求めたらダメだ。
いつも俺のワガママを聴いてくれる優しい航太朗に無理をさせてまで、セフレにならせてもらったんだから。
恋愛感情を表に出したら、きっとどっかのタイミングで天罰が下るに決まってる。
そんなこと、わかってるのに……
どうしようもなく愛しくて、苦しい。
俺が求めることは、相変わらず何でもしてくれる。
キスも、ハグも、肌を触れ合わせることだって。
俺を汚してくれたことで吹っ切れたのかな。それともセフレとして扱ってくれた、あの日から?
以前は後ろから弄るだけで、顔は頑なに見せてくれなかったのに、今は躊躇いなく正面から直接触れてくれる。色っぽい顔をして俺を見る。それが堪らなく、嬉しい。
変わったことといえば、他にも。航太朗が俺の乳首を口でもいじめてくれるようになったこと。後ろからではできなかったことを、たくさんしてくれるようになったこと。
「はぁ……っ、こぉちゃん……乳首噛んで……」
「ん……」
「ぃ、ッぁう! ……っはぁはぁ」
「かわいい、あっくん……もっと噛んであげる」
「ンンンぅっ」
乳首を甘噛みされるのが、痛気持ちいいことを知ってしまった。
俺に覆い被さって体を密着させ、様子を窺いながら歯を当てて、じっくり丁寧に噛んでくれる。そのあとすぐに痛みを癒やすように舐めてくれるから、いつも堪らなくなって腰が疼いてしまう。
「ん、っちゅ……はぁ……あっくんの胸、うっすいよね……高校の時から変わってない」
俺の乳首を両手の親指で捏ねながら、航ちゃんがしみじみと言う。
「う、うすいの好きじゃない?」
「いや? そういうわけじゃないけど」
「航ちゃんは……んっ……どんな体の人が、好みなの?」
「あー……まあ体の好みで言えば、胸板がある程度あって筋肉も適度についてるのが好きだけど……」
言いながら航ちゃんは、俺の胸に唇を寄せた。筋肉のない胸をチュッチュッとたくさん啄んで、硬く尖った乳首にチュゥッと吸い付く。
「っあぁぅ……っ」
そっか。俺はぜんぜん、航ちゃんの好みの体じゃない。
じゃああの人は? 学部の違うあの先輩は、そういう体をしてるのかな?
想像しちゃった。航ちゃんの腕の中に先輩がいるところ。
それだけで、胸の奥が軋むように痛くなる。
「っお、れも……胸筋鍛えようかな……っ」
ついポソッと口から漏れてしまった。
だって好みの体にならなきゃ、航ちゃんにコーフンしてもらえない。今は相手してくれてるけど、いつか飽きられちゃうかもしれないから。
それに、あの先輩には負けたくない。絶対に。
「鍛えたら……あっくんもっと女の子にモテちゃうんだろうな……でもまあ、いいんじゃない? そういう出会いかたも」
顔を上げてくれないから表情は見えない。だから、どんな感情でそんなこと言ってるのかも、俺には読み取れない。
航ちゃんは、やっぱり俺が勢いで女の子と別れたと思ってるんだ。それでまた、女の子を好きになると思ってる。気が晴れたら、このカンケイに飽きたら、好みの女の子に出会えたら、また、って。
「……なに、それ……っ」
「俺はカラダから好きになったことないから、わかんないな。そういう感覚」
「ンンッ! い、た……っぁあ」
胸に、かじり付かれた。薄いと言った胸の肉を寄せるように掴んで、むりやり。
わりと強めに噛まれたそこは歯形が付いて、航ちゃんの印が刻まれたみたい。
「あぁごめん。噛み痕ついちゃった」
片方は強めに指で摘まんで、爪の先で何度も引っ掛かれ、もう片方は、また甘噛み。チュッチュッと音を立てて吸われたら、たまらなすぎてゾクゾクしちゃう。
7
お気に入りに追加
70
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…



鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる