43 / 53
どんなプレイでもキミが望むなら
共同作業と、射精 ★
しおりを挟む
「あっやばいソレ、っ……はぁ、ぁ……っんぅ」
「はぁ、はっ……っ、きもちぃ?」
「き、もち、いっ……っうぅ」
俺の胸に置いていた両手を片方ずつ離し、篤志は上体を起こす。そして後ろ手に両手を着いたら、シーツを握り込みながら俺がする行為をただじっと見つめ始めた。
「こぉちゃんと俺の、っぐちゃぐちゃだ……んっ、はぁ……」
「ん、っそのまま……見てて……はぁ、ぁ……」
「っはは、えっちな音ぉ……やっば……っんん」
俺の手の中で、竿が擦れ合う。視覚も聴覚も刺激されて、二人の鈴口からはカウパーが溢れて垂れていく。もうどっちの汁か分からない。熱をもって赤くなり、いやらしい水音を放ち脈打つソレを夢中で扱いていると、ふいに篤志の手が伸びてきた。
「俺も、一緒にやりたい……っ」
「……ん。じゃあ俺と指、絡めて」
二人のカウパー液で濡れた手を、篤志に差し出して見せる。すると篤志は怯む様子もなく、言う通りに指を絡めてきた。
「っ、へへ。ヌルってした」
嬉しそうな声。顔を上げずにいるから定かではないけれど、たぶん、頬を緩ませてフニャッと和やかな表情をしてるんだろう。
俺も釣られて息を吐くように笑い、篤志の手を誘導して二人で再び竿を握り込んだ。
「あっつぅ……」
「はぁ……ヤバいよね」
緩やかに、手を動かし始める。それから徐々に擦る手を速めていくと、あっという間に篤志の手も、俺と同じように汁まみれになった。
「こぉちゃんと……っん、共同さぎょぉ……ぁっ」
「っはあ、はは、やばコレ……共同作業、きもち……っ」
篤志のちんこが、脈打ってるのがわかる。たぶん、俺のも伝わってる。
二人の竿がいやらしく重なり合うのをじっと見つめて目に焼き付けていると、徐に篤志が顔を覗き込んできた。
「はぁ、は……こぉちゃん顔、あげて?」
「ん……っ」
俺は言われた通りに顔を上げるけど、視線は落としたまま。
すると篤志は掬い上げるように、俺の唇を奪っていく。
驚いている間に何度も啄まれる。しっとりと吸い付くようなキスを、何度も。
「っは、あっく、んん……っ」
言葉を挟む隙もない。だから俺は少し躊躇いつつも、篤志と同様に押し付けては吸い付くのを繰り返す。
竿を擦る音と、俺たちが互いの唇を啄む音。俺たちの、喘ぎが混じる息遣い。
それらが部屋を支配して、心が何故か、充足する。
まだもう少し、そう思い始めたところでゆっくりと、唇は離れていく。息を吐き、顔を上げると目が合った。すると篤志はイタズラを仕掛けた子供みたいな顔で、歯を見せてクシャッと笑う。
「セフレっぽかったね、今の」
拘ってるなと思った。妙にセフレを主張して、まるで、言い聞かせているみたいだ。
「あっくん……」
「っ、ぁあーやばいダメ、イきそ、もうイクかも」
また、俺が何か言おうとするのを遮った。
「こぉちゃんも手ぇうごかして……っ、ん……あ、イク……いくいくいく……」
「はっ、は、ぁ……っれも、イく……」
「イク? 航ちゃんもイッちゃう? もっと聞かせてちゃんと……っ」
「あ、っイく……いくいく」
上がってくる射精感に思わず顔を歪ませると、篤志が嬉しそうに目を輝かせながら、俺を覗き込んでくる。
「もっと、っん……イクイクしてっ……っはぁ、ぁ」
言いながら篤志は俺を巻き添えにして、手の動きを速めていく。
俺は空いているもう片方の手で篤志の胸を撫で、親指で乳首を強く捏ねてやる。すると篤志は胸や肩を震わせて、カウパーに白濁が混ざり始めた。
「あぁー……まじでもう、やばい……っ」
「一緒にイこっ、こぉちゃんっ、いっしょに」
「んっ、ぁあイきそ、ぁ、イク、イ……ク……ッ!」
「ぁンン、イ……ックぅ、く!」
俺たちは二人でほぼ同時に、白濁を幾度も飛ばした。
竿を握ったままの手は、二人分の精液でドロドロに塗れていく。
目が合って、もう一度唇を押し付け合ったら、余韻を残しながらゆっくり離れてまた、視線を絡ませる。
「はぁ、ぁ……はぁ……航太朗……っ」
「ん、篤志……っ」
好きが、溢れる。見つめ合いながら思わず零しそうになる言葉を、俺はグッと飲み込んだ。
「はぁ、はっ……っ、きもちぃ?」
「き、もち、いっ……っうぅ」
俺の胸に置いていた両手を片方ずつ離し、篤志は上体を起こす。そして後ろ手に両手を着いたら、シーツを握り込みながら俺がする行為をただじっと見つめ始めた。
「こぉちゃんと俺の、っぐちゃぐちゃだ……んっ、はぁ……」
「ん、っそのまま……見てて……はぁ、ぁ……」
「っはは、えっちな音ぉ……やっば……っんん」
俺の手の中で、竿が擦れ合う。視覚も聴覚も刺激されて、二人の鈴口からはカウパーが溢れて垂れていく。もうどっちの汁か分からない。熱をもって赤くなり、いやらしい水音を放ち脈打つソレを夢中で扱いていると、ふいに篤志の手が伸びてきた。
「俺も、一緒にやりたい……っ」
「……ん。じゃあ俺と指、絡めて」
二人のカウパー液で濡れた手を、篤志に差し出して見せる。すると篤志は怯む様子もなく、言う通りに指を絡めてきた。
「っ、へへ。ヌルってした」
嬉しそうな声。顔を上げずにいるから定かではないけれど、たぶん、頬を緩ませてフニャッと和やかな表情をしてるんだろう。
俺も釣られて息を吐くように笑い、篤志の手を誘導して二人で再び竿を握り込んだ。
「あっつぅ……」
「はぁ……ヤバいよね」
緩やかに、手を動かし始める。それから徐々に擦る手を速めていくと、あっという間に篤志の手も、俺と同じように汁まみれになった。
「こぉちゃんと……っん、共同さぎょぉ……ぁっ」
「っはあ、はは、やばコレ……共同作業、きもち……っ」
篤志のちんこが、脈打ってるのがわかる。たぶん、俺のも伝わってる。
二人の竿がいやらしく重なり合うのをじっと見つめて目に焼き付けていると、徐に篤志が顔を覗き込んできた。
「はぁ、は……こぉちゃん顔、あげて?」
「ん……っ」
俺は言われた通りに顔を上げるけど、視線は落としたまま。
すると篤志は掬い上げるように、俺の唇を奪っていく。
驚いている間に何度も啄まれる。しっとりと吸い付くようなキスを、何度も。
「っは、あっく、んん……っ」
言葉を挟む隙もない。だから俺は少し躊躇いつつも、篤志と同様に押し付けては吸い付くのを繰り返す。
竿を擦る音と、俺たちが互いの唇を啄む音。俺たちの、喘ぎが混じる息遣い。
それらが部屋を支配して、心が何故か、充足する。
まだもう少し、そう思い始めたところでゆっくりと、唇は離れていく。息を吐き、顔を上げると目が合った。すると篤志はイタズラを仕掛けた子供みたいな顔で、歯を見せてクシャッと笑う。
「セフレっぽかったね、今の」
拘ってるなと思った。妙にセフレを主張して、まるで、言い聞かせているみたいだ。
「あっくん……」
「っ、ぁあーやばいダメ、イきそ、もうイクかも」
また、俺が何か言おうとするのを遮った。
「こぉちゃんも手ぇうごかして……っ、ん……あ、イク……いくいくいく……」
「はっ、は、ぁ……っれも、イく……」
「イク? 航ちゃんもイッちゃう? もっと聞かせてちゃんと……っ」
「あ、っイく……いくいく」
上がってくる射精感に思わず顔を歪ませると、篤志が嬉しそうに目を輝かせながら、俺を覗き込んでくる。
「もっと、っん……イクイクしてっ……っはぁ、ぁ」
言いながら篤志は俺を巻き添えにして、手の動きを速めていく。
俺は空いているもう片方の手で篤志の胸を撫で、親指で乳首を強く捏ねてやる。すると篤志は胸や肩を震わせて、カウパーに白濁が混ざり始めた。
「あぁー……まじでもう、やばい……っ」
「一緒にイこっ、こぉちゃんっ、いっしょに」
「んっ、ぁあイきそ、ぁ、イク、イ……ク……ッ!」
「ぁンン、イ……ックぅ、く!」
俺たちは二人でほぼ同時に、白濁を幾度も飛ばした。
竿を握ったままの手は、二人分の精液でドロドロに塗れていく。
目が合って、もう一度唇を押し付け合ったら、余韻を残しながらゆっくり離れてまた、視線を絡ませる。
「はぁ、ぁ……はぁ……航太朗……っ」
「ん、篤志……っ」
好きが、溢れる。見つめ合いながら思わず零しそうになる言葉を、俺はグッと飲み込んだ。
9
お気に入りに追加
69
あなたにおすすめの小説
執着攻めと平凡受けの短編集
松本いさ
BL
執着攻めが平凡受けに執着し溺愛する、似たり寄ったりな話ばかり。
疲れたときに、さくっと読める安心安全のハッピーエンド設計です。
基本的に一話完結で、しばらくは毎週金曜の夜または土曜の朝に更新を予定しています(全20作)
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
目覚ましに先輩の声を使ってたらバレた話
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
サッカー部の先輩・ハヤトの声が密かに大好きなミノル。
彼を誘い家に泊まってもらった翌朝、目覚ましが鳴った。
……あ。
音声アラームを先輩の声にしているのがバレた。
しかもボイスレコーダーでこっそり録音していたことも白状することに。
やばい、どうしよう。
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる