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どんなプレイでもキミが望むなら

共同作業と、射精 ★

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「あっやばいソレ、っ……はぁ、ぁ……っんぅ」
「はぁ、はっ……っ、きもちぃ?」
「き、もち、いっ……っうぅ」

 俺の胸に置いていた両手を片方ずつ離し、篤志は上体を起こす。そして後ろ手に両手を着いたら、シーツを握り込みながら俺がする行為をただじっと見つめ始めた。

「こぉちゃんと俺の、っぐちゃぐちゃだ……んっ、はぁ……」
「ん、っそのまま……見てて……はぁ、ぁ……」
「っはは、えっちな音ぉ……やっば……っんん」

 俺の手の中で、竿が擦れ合う。視覚も聴覚も刺激されて、二人の鈴口からはカウパーが溢れて垂れていく。もうどっちの汁か分からない。熱をもって赤くなり、いやらしい水音を放ち脈打つソレを夢中で扱いていると、ふいに篤志の手が伸びてきた。

「俺も、一緒にやりたい……っ」
「……ん。じゃあ俺と指、絡めて」

 二人のカウパー液で濡れた手を、篤志に差し出して見せる。すると篤志は怯む様子もなく、言う通りに指を絡めてきた。

「っ、へへ。ヌルってした」

 嬉しそうな声。顔を上げずにいるから定かではないけれど、たぶん、頬を緩ませてフニャッと和やかな表情をしてるんだろう。
 俺も釣られて息を吐くように笑い、篤志の手を誘導して二人で再び竿を握り込んだ。

「あっつぅ……」
「はぁ……ヤバいよね」

 緩やかに、手を動かし始める。それから徐々に擦る手を速めていくと、あっという間に篤志の手も、俺と同じように汁まみれになった。

「こぉちゃんと……っん、共同さぎょぉ……ぁっ」
「っはあ、はは、やばコレ……共同作業、きもち……っ」

 篤志のちんこが、脈打ってるのがわかる。たぶん、俺のも伝わってる。
 二人の竿がいやらしく重なり合うのをじっと見つめて目に焼き付けていると、徐に篤志が顔を覗き込んできた。

「はぁ、は……こぉちゃん顔、あげて?」
「ん……っ」

 俺は言われた通りに顔を上げるけど、視線は落としたまま。
 すると篤志は掬い上げるように、俺の唇を奪っていく。
 驚いている間に何度も啄まれる。しっとりと吸い付くようなキスを、何度も。

「っは、あっく、んん……っ」

 言葉を挟む隙もない。だから俺は少し躊躇いつつも、篤志と同様に押し付けては吸い付くのを繰り返す。
 竿を擦る音と、俺たちが互いの唇を啄む音。俺たちの、喘ぎが混じる息遣い。
 それらが部屋を支配して、心が何故か、充足する。
 まだもう少し、そう思い始めたところでゆっくりと、唇は離れていく。息を吐き、顔を上げると目が合った。すると篤志はイタズラを仕掛けた子供みたいな顔で、歯を見せてクシャッと笑う。

「セフレっぽかったね、今の」

 拘ってるなと思った。妙にセフレを主張して、まるで、言い聞かせているみたいだ。

「あっくん……」
「っ、ぁあーやばいダメ、イきそ、もうイクかも」

 また、俺が何か言おうとするのを遮った。

「こぉちゃんも手ぇうごかして……っ、ん……あ、イク……いくいくいく……」
「はっ、は、ぁ……っれも、イく……」
「イク? 航ちゃんもイッちゃう? もっと聞かせてちゃんと……っ」
「あ、っイく……いくいく」

 上がってくる射精感に思わず顔を歪ませると、篤志が嬉しそうに目を輝かせながら、俺を覗き込んでくる。

「もっと、っん……イクイクしてっ……っはぁ、ぁ」

 言いながら篤志は俺を巻き添えにして、手の動きを速めていく。
 俺は空いているもう片方の手で篤志の胸を撫で、親指で乳首を強く捏ねてやる。すると篤志は胸や肩を震わせて、カウパーに白濁が混ざり始めた。

「あぁー……まじでもう、やばい……っ」
「一緒にイこっ、こぉちゃんっ、いっしょに」
「んっ、ぁあイきそ、ぁ、イク、イ……ク……ッ!」
「ぁンン、イ……ックぅ、く!」

 俺たちは二人でほぼ同時に、白濁を幾度も飛ばした。
 竿を握ったままの手は、二人分の精液でドロドロに塗れていく。
 目が合って、もう一度唇を押し付け合ったら、余韻を残しながらゆっくり離れてまた、視線を絡ませる。

「はぁ、ぁ……はぁ……航太朗……っ」
「ん、篤志……っ」

 好きが、溢れる。見つめ合いながら思わず零しそうになる言葉を、俺はグッと飲み込んだ。

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