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どんなプレイでもキミが望むなら

このままお尻を攻めたいけれど ★

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 片手でムニッと掴み開いた割れ目に、指先をそっと差し入れる。そして四本の指の先端が順番に蕾を掠めるように、優しいタッチで撫でていく。何度も、往復して。

「あ、ぁ……ぁぁ、ぅ」

 指が掠める度に、蕾がヒクヒクと収縮する。上がった腰は震え、耳に吹き込まれるのは口から漏れ出る篤志の可愛い鳴き声。
 抵抗しない。それどころか、この行為を受け入れているみたいだ。
 試しに中指の腹で蕾の外側を、ゆっくりなぞってみる。
 すると篤志は少し高めの声で小さく鳴き、腰を小刻みに跳ねさせた。

「っ、抵抗は?」

 フルフルと、大きく首を横に振る。

「はぁっ……」

 ちょっと緊張していたことに、詰めていた息を吐き出したことで気づく。

「抵抗、なんでしないの……」

 聞いても、また大きく首を振るだけ。

「いいの? あっくん……触るよ?」

 蕾の外壁を指先でなぞりながら、念を押す。
 それでも篤志は言葉にすることなくコクリと頷くだけで、むしろ僅かに腰を揺らして催促してくる。まるでその先を、望むかのように。

 俺は、生唾を飲み込んだ。

 震えそうな中指の先で、篤志のお尻の窄まりに触れる。優しく捏ねて、掠める程度の力加減でカリカリと掻いて、また捏ねて。抑えきれない興奮に、つい呼吸も荒くなってしまう。

「はぁ……ヒクついてる、ココ。平気?」
「へ、いき……ってか、ぁぅ……っんん……ど、しよ……それきもちぃ……っぅ」

 あーやばい。俺もどうしよ。すっげぇ可愛くて今すぐこの指突っ込みたい。
 戸惑ってるあっくん可愛い、やばい。しがみついてる俺の耳に喘ぎ交じりの息がかかるのもやばい。掴んでるお尻もしっとり汗ばんできてる。捏ねているうちに蕾も柔らかくなって、あぁでも今日は……

「ま、待って航ちゃんやっぱダメ!」

 感情が先行してしまって、うっかり蕾を捏ねる指先を押し込んでしまったら、篤志が突然ガバッと上体を起こした。

「え……」

 見下ろしてくる篤志の表情はどこか硬く、頬は紅潮しているが眉間にシワを寄せている。

「はぁ、はぁ……っ航ちゃん」
「ごめん、やっぱイヤだった?」
「じゃなくて!」

 篤志はすぐ、打ち消すように俺のゴメンを否定した。

「じ、自分で、したい、から」
「え?」
「セフレなら、自分でしてくるものなんでしょ? お、お尻の準備って」
「なに、どこでそれ……」
「俺、やりかた調べるから。ちゃんと自分でほぐせるとこまでするから」
「いや、あっくんはそこまでしなくていいよ。俺が」
「それじゃダメなんだって!」

 必死な顔をして、俺の言葉を遮る。

「ダメなんだよ。甘えられない、これは。俺もセフレにしてもらえたからには、ちゃんとできるようになりたいから、だから、しなくていいって言わないで」

 真剣で、切羽詰まった顔をして俺を見る。こんな表情はもしかしたら、わりと初めて見たかもしれない。
 太腿の上に腰を静かに下ろし、俺の胸に両手をついて乱れた呼吸を整えている。
 この睨みつけているとも取れる目つき。どんな言葉を返しても、きっと突っぱねてくるだろう。それぐらい、篤志の意思は固いみたいだ。

「……わかった。どのみち今日はジェルもないし、この先はできないと思ってたとこ」
「え、あ、そう、なんだ……」

 ちょっとホッとしたような、でも残念みたいな顔して。
 ほんと、わかんないな。でも、こういうとこも可愛い。好き。大好き。

「ジェル、わかる? お尻に使う潤滑ジェルがあるの。まずはお尻の中をキレイに洗って、それからジェルでゆっくりほぐしていく」
「ん……」

 表情が緩んで口角が上がってしまっているのが、自分でもわかる。
 篤志の頬に手を添えて親指で優しく撫でてやると、篤志の強張っていた表情筋も緩んできて、心地よさそうにしながら声だけで頷いた。

「さっき俺がしたみたいに、外側からマッサージするようにね」
「わかった」
「……もし自分でするの怖くなったら」
「大丈夫! がんばる。がんばれる」
「……はい」

 篤志は口を真一文字にキュッと結んで、また表情を引き締めた。

「じゃあ、もういい? 俺もう限界……んっ」
「え、あっ……んんっ」

 話しを切り上げ、頬に触れていた手をスルリと撫で下し、それが向かうのは二本の竿。
 篤志の尻を掴み寄せ、自分と篤志の重なる竿を手の中に回収したら、纏めて擦り上げていく。
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