彼女持ちのドМな親友の願望を叶えてあげる健気で哀れな俺の話

朝賀 悠月

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どんなプレイでもキミが望むなら

擦れ合う竿と、篤志の尻 ★

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 あっくんの唇が、耳に触れた。何度も、何度も。リップ音を聞かせるみたいに、何度も。
 俺はその音に心地良さを感じながらも、興奮を煽られる。二人で腰を振って擦り合わせ、時折グッと竿を押し付けて、捏ねくり回すように腰を揺り動かす。下腹部にしっかりと感じる二本の竿の存在に、さっきからずっと、全身が痺れる感覚と脳が蕩けていくみたいな感覚が交互に襲ってきている。

「あぁ、やっばコレ……っ」
「ちんちん、きもちぃ、っぁ……脳ミソとけそう……」
「っ、俺も」
「んっ航ちゃんも? ……へへ、うれし……っ」

 笑いながら、なんで声震えてんの?
 俺に抱き着いてて顔が見えないから、あっくんの感情が読み取れない。
 息を詰めて、一度鼻を啜って。
 まるで、泣いてる、みたいな。

「あっくん……っ」

 今、何をしてあげられる? 俺は……

 溶けかけてる脳じゃ上手いことが思いつかなくて、とにかく必死で、篤志の髪を掴むように頭を撫でてやる。
 そして自分の竿を篤志のソレにぶつけて強く擦り、片手で尻を揉みしだくと、篤志の口から漏れ出る喘ぎは次第に甘くなってきた。

「はぁ、ぁっんん、こぉちゃんと俺、ひとつになってるみたい……っ」
「そ、だねっ、はぁ……っあー……ヤバ、きっもちぃ……」
「んんんッ」

 耳元で吐息混じりに低音の呟きを放ったら、篤志は突然身震いし、ビクッビクッと腰を震わせた。

「あはっ、今の声、腰にキちゃったの?」
「んぅー」
「でた、篤志の『んぅー』。ほんっと……はぁ……」
「なんだよ……っ」
「いや、別に」

 好きだな、って言葉を呑み込む代わりに、片手で抱えている頭を強めに撫でる。頬を擦り合わせてムニッと尻を握ったら、また篤志の口から可愛い声が漏れた。

「あれ……」
「んぁっ、な、なにっ」
「もしかして……お尻も感じちゃうんだ?」
「っ!」

 ふわふわ、もちもち、弾力のある柔らかい尻。俺の指摘にキュッと力を入れても、まだ握り甲斐のあるハリ感。
 この感触は、クセになりそう。篤志の尻ってこんな感じなのか。俺の理想と想像を超えていて、揉む手を止められない。

「あっ、こ、おちゃんっんんっ待って」

 篤志が何か言ってるけど、俺は両手で握るように尻を揉み続ける。

「いたっ、待ってってば、あっあ」
「やだ、ムリ」

 痛いとか言ってるわりには、腰がビクついてるんだよな。待ってとか口だけだ。篤志はちょっと痛いくらいがイイのを、俺は知ってる。現にほら。俺にしがみついたまま、だんだん尻が上がってきた。

「あっあっ、だ、め……ん待って……待ってぇっ」
「はぁ、っは……篤志の尻、手触り良すぎ……」
「強いぃ、こぉちゃっんん……」
「握りすぎて痕ついちゃうかな……っ、痛い?」
「い、た……っけど、きもちくなってきた……ああっ、なにこれ、こぉちゃ……あっ」 

 ほらね。具合よさそう。このまま……そう、窄まりの部分も攻めてみようか。

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