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どんなプレイでもキミが望むなら

こんな情けない俺なのに ★

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「やば、っん……これ……」
「はぁ……っ、どう?」
「きもちぃ……航ちゃんのちんちんと擦れて、ぁっ……ヌルヌル、ってぇ……」
「っはは。たのしい?」
「たのしっ……きもちぃヤバいぃ……」

 しがみついたまま、篤志の腰も揺れ始めた。そして体重を掛けながら、徐々に俺を押し倒していく。
 耳にかかる荒い吐息。時折混じる短い喘ぎ。自ら快感を追う篤志に、俺は何も言わずただ、従うだけ。

「んっんんっぁ、やっば……ぁ」

 オスの本能みたいな腰使いで、一瞬オンナの影がチラつくけど、その腰つきを堪能するのも悪くないとか、思ってしまう。

「ごめ、こぉちゃん……腰止まんな……っ」
「んっいいよ、続けて?」

 とかいいつつ俺はもう限界。篤志の竿で己の竿を擦られて、暴発寸前。ずっと我慢していた分ちんこも下腹部にも鈍い痛みを感じていて、もう、ダメだった。

「あぁ……っ……っく、ッ」
「えっ」

 うわ、やば。これはカッコ悪い。続けてとか言いつつ、あっさり射精って。篤志と自分の腹に押し潰された状態で、普段より長く出てる。
 俺の体が強張って腰がビクついたことで気付いてしまったのか、篤志もハッと我に返った様子で顔を上げた。

「こぉちゃん、いま……」
「……出ちゃった」

 あぁ、サイアク。しかも情けなすぎる第一声。自分でも動揺してるし、篤志も驚いた顔で俺を見つめながら瞳が揺れている。こんなカッコ悪い俺なんて、今度こそ絶対引かれただろ。そう、思うのに。
 目が合ったまま逸らせずにいたら、篤志の表情がみるみると変わっていった。口をムニュムニュとさせて、なんだか嬉しそうに。瞳は輝き、口角も上がっていく。

「かわいい……」

 ボソッと呟いた。

「ずっと我慢してたんだもんね。だから、俺のちんちんで擦られて出ちゃった、でしょ?」
「っごめんこんなつもりじゃ、続けてとか言ったくせに、ほんっ……」

 なにか弁明を、と口を開いた次の瞬間。俺の唇に、篤志の唇が押し付けられた。
 柔らかい。ジワリと熱が伝わってくる。それはほんの数秒。感覚としては長いようで、短い。そうしてしっとり触れたあと、軽くチュッと吸われて、離れていく。

「え……」
「また航ちゃんの知らない一面、見れちゃった」

 頬を赤らめ、目を細めて笑う。

「でも次イク時は、ちゃんとイクって言って? 航ちゃんの声、聴きたいから」

 ほんと、すごいなこの子は。可愛いのは篤志の方だろ。こんな情けなく暴発射精した俺ですら、引かずに受け止めてくれるとか、どんだけの包容力だよ。

 あー、好き。好き好き好き。

「篤志……っ」

 俺は堪らず、湧き上がってくる思いのまま背中に腕を回し、強く引き寄せて抱き締めた。
 叫びたいくらい、好きが溢れる。けど言えない。
 だから言えない代わりに俺は、また緩やかに腰を振って、重なり合ってる性器に刺激を与える。

「あっ、こぉちゃ……」
「もっかい、さっきの続き……っ」
「ん、しよ」
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