彼女持ちのドМな親友の願望を叶えてあげる健気で哀れな俺の話

朝賀 悠月

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キミに囲ってもらえるならセフレでも構わない

航ちゃんの精液で俺を汚して ★

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「うわヤバぁ、俺のちんこ……」

 めちゃめちゃに勃起してる。こんなのすぐにイッちゃいそう。でもまだこの時間は、終わらせたくないな。

 座り直した航ちゃんは、また俺の両足を持って自分のを扱いていく。黙ったまま短く何度も息を吐いて、時々詰まらせて。その行為に慣れて来たのか、溺れてるのか、目隠ししてる俺には見ることができない。でもその想像も、ちょっとクセになってくる。
 航ちゃんの手の動きに合わせて自分のを扱くと、まるで航ちゃんのソレと直結してるみたい。足裏も、ちんこも、気持ちいい。

「ぅ、んん……足裏、擦れてきもちぃ……航ちゃんもきもちぃ?」
「ん……っは……きもちぃよ」
「っ、あ……はは、やば……」

 気持ちイイって、航ちゃん。俺の足の裏で気持ちよくなってくれてるってさ。どうする俺、泣きそうなんだけど。
 喉がグッと詰まるのを、息を吐くように笑って誤魔化した。
 嬉しくて涙腺崩壊しそうで、堪らず背を仰け反らせ椅子の背もたれに体を預けながら、顔を上へ向ける。
 顔、見たいな。目隠しずらしてみたら航ちゃん、怒るかな?
 航ちゃんは気付いてないみたいだけど、俺、いま片手フリーなんだよね。

 片手でゆるくちんこを扱きながら、気付かれないようにそっともう片方の手で目隠しをずらしてみようと試みる。親指で、少しだけ上にクイッと。
 暗闇から解放された目を開けて、そっと視線を航ちゃんに向けた。どうやら俺の足で擦ることに集中していて、気付いてないみたい。だけどその目は確実に俺のちんこを捕らえていて、口は薄く開きながら興奮してる様子で荒くなる呼吸を抑えるように繰り返してる。
 俺のソレを見つめる熱視線。乾く唇を舐めて濡らすように、紅い舌が上唇をじっくり這う。
 頬や首、耳を紅く染めて物欲しそうな顔をしている航ちゃんを見ていたら堪らなくなって、俺も握っている自分の竿をグチュグチュと扱いてしまう。小刻みに、航ちゃんに見せつけるように。

 航ちゃん、見て。もっと俺を見て。

 頭の中で無意識にそう、唱えていた。

「んぅ、っ……んぁ、やば……こぉちゃ、おれイキそう……」
「いいよ」
「あっん……ぅイク、イクッ」

 限界の波が押し寄せてきて、腹筋に力が入ったと同時に、射精。
 するとその瞬間、俺は航ちゃんに、まんまと捕食されていた。亀頭をパクッと咥えられ、航ちゃんの口の中に勢いよく何度も俺の精液が注がれていく。

「あ、う、うそっ」
「んっ……」

 射精を終えたちんこを搾り取るように唇で扱き上げられ、亀頭をジュッジュパッと吸われてる。

「あっあっ……待っ、て……ん、それ……」

 なにこれヤバい。恥ずかしい。けど気持ちイイ。喉を鳴らして俺の精液が、航ちゃんの体内に取り込まれていく。

「っは、はぁ……やばい、俺もイキそう」

 俺のちんこから口を離した航ちゃんが息を詰めるようにそう言って、掴んでいる俺の足を退かそうとするから、俺は自らその両足を動かして航ちゃんの竿を扱いた。

「ちょ、あっくん、ダメだって」
「いいから! 出して。航ちゃんの精液で汚して、俺のこと」
「っなに……」
「航ちゃんに汚されたいんだよ、おれ……だからほら……っ」
「あっまてっ……て……っくぅ」

 震える両手で俺の膝を掴みながら、必死に俺の足から逃れようと腰を引いてる。その手にそっと自分の手を重ねたら、顔を上げた航ちゃんとふいに目が合ってしまった。

「え……っ」
「あ、やべ」

 驚いたように目を見開く航ちゃんと、頬をヒクつかせて片方の口角を上げる俺。何か文句を言いたげに一瞬口を開いたけど、快感の波が押し寄せてきたようで、ブルルッと体を震わせ俯いてしまった。

「っああもう、くそ……っイ、く、イクッ!」

 快感に耐えきれなくなった航ちゃんは白濁を放って、俺の足を汚していく。
 亀頭を撫でていた指の隙間から溢れて噴出し、ふくらはぎや膝の辺りまで、ビュッビュルッと航ちゃんの吐き出す精液が俺を汚す。
 小さく震える手の指先は俺の膝を握るようにキュッと力を込めて、やがて全て出し切った航ちゃんは、息を吐き出して俺の太腿に顔を寄せた。

「はぁ、っはぁ……汚してほしいって、なに」
「うん……ありがと」
「答えになってない……」

 困惑しているような、細い声色。肩で息をして乱れた呼吸を整えながら、俺の太腿に顔を擦り付けてくる。

 ねえ航ちゃん。これで俺も、他の人たちと同じになれたかな?
 何をしても大丈夫、汚しても大丈夫って、思ってもらえたかな?
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