彼女持ちのドМな親友の願望を叶えてあげる健気で哀れな俺の話

朝賀 悠月

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キミに囲ってもらえるならセフレでも構わない

足で感じる、航ちゃんのちんちんの感触 ★

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「……わかった、いいよ。触らせてあげる。この足で感じてみて? 俺の股間が今、どんなことになってるのか」

 言いながら航ちゃんは、太腿を撫でてる俺の足首を両手で掴んできた。
 その足を退かされたと思ったら、航ちゃんの座ってる場所からカチャカチャ、ジィーっという音が聞こえてくる。それから、布擦れの音の後にドサッと床に何かを落とす音。たぶん、デニムパンツを脱いでくれたんだ。
 ほんと、優しいんだから、航ちゃんは。いつもいつも、優しい。
 俺がどんな我儘を言っても、結局はこうやって許してくれる。

 椅子に座ってる俺の膝に手をついて、正面に座り直したのを感じた。そしてまた、俺の足首が両手で掴まれてそっと持ち上げられる。

「いくよ? まずは、先っぽ」

 航ちゃんの手で俺の足が強制的に動かされて、親指の先が、布越しの『先っぽ』に触れた。

「あ……」

 五本の指で撫でるように何度も左右に動かされたら、次第に指と足裏の狭間にジワリと湿った感触が纏わりつく。
 それをもっとちゃんと確かめたくて足指を自分で動かしてみたら、足の甲を軽くペチッと叩かれた。

「コラ。自分からすんのはダメ」
「……っ」

 叱る声は低いのに優しさを帯びていて、ついキュンとしてしまった。
 航ちゃんの亀頭が俺の足で撫でられてる。布越しでも熱くて、カウパーでムニムニ、ヌルヌル滑ってるのがわかる。
 どうしよ、足の指、気持ちいい。航ちゃんの亀頭気持ちいい。

「っふ……次ね、これが竿」
「あ……っ」

 今度は俺の足裏が、航ちゃんの竿を撫でてる。バキバキで硬い。裏側、ドクドクって脈打ってる。俺の足を掴んで動かしている航ちゃんから、細く短く吐き出す息遣いと時折小さく漏らす声が聞こえてきて、俺のカラダも心臓が煩いくらいに響いて熱くなってくる。

「ん、すごぃ……航ちゃんのちんちん、かたい……」
「っシーぃ……ほらもっと集中して」
「う、うん……っ」

 まるで俺の足裏にわからせるように、航ちゃんの手が掴んだ俺の足で自分の竿を丁寧に撫でさせてる。硬いだけじゃない。俺より太くて、長さもあるみたい。裏側はさっきよりも脈打って蠢いてる。それを足裏で感じてるうちに、俺もちんちんのムズムズが止まらなくなってきた。

「ふ、あっくん……俺のを足で撫でながらコーフンしちゃったの?」
「へ?」
「ちんこまた勃ってる」
「っ……」

 航ちゃんがクスっと俺を笑う声にカラダがゾクゾクして、もっと股間が疼いてきちゃう。

「っはは、ビククッてなった。すっご」

 なんでそんな余裕なの。俺なんか目隠しされてる分、航ちゃんの声も熱もカタチも硬さも、足で敏感に味わっちゃってクラクラしてきてるっていうのに。

 ……あぁ、そっか。こういうの慣れてるからか。プレイの一環だもんね、こんなの。

「あっくんノンケなのに、俺のちんこ足で撫でて勃たせちゃうとか、やっぱヘンタイだね」

 なんて、嬉しそうな声出しちゃって。悔しいな、俺ばっかり。悔しいから、見てみたい。そんな余裕ぶっこいてる航ちゃんがどんな顔してるのか。

「はぁ……んねぇ、これはずしてよ。目隠し」
「ダメだよ。まだプレイは終わってない」
「でもっ! 航ちゃんの顔見れないの、んっ……やっぱヤなんだけど……」

 今までだって、ずっと後ろからで、俺に顔を見せてくれたことはなかった。頑なに、ただ俺を気持ちよくしてくれるだけで。俺も強烈な快感に落ちちゃうばっかりで全然航ちゃんの最中の顔を見られる機会が無かった。だから今がその、チャンスなんだけどな。

「航ちゃんの顔、見たい」
「ダメ」
「なんで」
「っ……なんでも」

 ダメって言うわりには、聞き返すと言葉を詰める。

「……こんな顔、あっくんには見せらんない……」

 ねえ、今どんな顔で言ってるの?
 声の感じからして俺に聞こえないように呟いたのかもしれないけど、見えない分耳の神経が研ぎ澄まされてるから、ハッキリ聴こえちゃったよ。
 こんな顔って、どんな顔?
 俺に見られたらマズイ顔って、なに?
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