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僕は水無月にしっかりとつかまった。
水無月は僕が落ちないように足を掴み。おんぶ状態になった。水無月は静かに窓開け飛び降りた。
「っ!!」
声が出そうになったが頑張って押さえる。
この心臓がおちる感じ苦手なんだよな...
どうやら僕がいた部屋は3階だったようだ。
地面に着くと水無月は高くジャンプし塀を超える。屋敷の外は森だった。
「見つからないように遠回りしていきましょう」
僕はそれに同意し、水無月は走り始めた。
--------
しばらくすると大きな壁が見えてきた
「エル様あそこが王都です」
どうやらあそこが王都らしい。てか何故王都の外に家があったんだ?小説とかでは王都の中にあったけど。
「あーそれはアルガスト公爵家はちょっと特殊だからですよ。まぁ今度説明します」
森を抜ける少し前に水無月はいったん僕をインベントリから出した椅子の上に乗せ、ローブに着替え始めた。どうやらインベントリの中には水無月用の服もあったらしく、「まったくあのお方は、心配性ですね」とため息をしながら言う。皆好きは着替え終わると僕にもローブを着せた。
「何故ローブを着るんだ?」
僕がそう問いかけると水無月はにこりとして言った。
「それは私たちの容姿が整いすぎてるからですよ」
「水無月はまだしも、僕には必要ないんじゃないか?」
「エル様、それは自分の容姿を見てから言って下さい」
水無月はそういうと僕に鏡を渡してきた。そこに映ってたのはこの世のものとは思えないほどの美幼児だった。まだ三歳なため容姿は幼いが烏の羽のように暗く艶のある髪の毛、黄金の瞳は森の緑を反射して綺麗に輝いている。それに白磁のような肌は傷がなく綺麗だ。
なるほどこれは隠さなきゃ注目を浴びるな。
にしてもなぜ傷一つないのだろうか。そう水無月に聞くと「あぁ、それは水精霊の加護ですね」
フーンと僕は返す。水無月は僕にフードをかぶせ抱きあげながら言った
「さ、行きましょうかエル様」
水無月は僕が落ちないように足を掴み。おんぶ状態になった。水無月は静かに窓開け飛び降りた。
「っ!!」
声が出そうになったが頑張って押さえる。
この心臓がおちる感じ苦手なんだよな...
どうやら僕がいた部屋は3階だったようだ。
地面に着くと水無月は高くジャンプし塀を超える。屋敷の外は森だった。
「見つからないように遠回りしていきましょう」
僕はそれに同意し、水無月は走り始めた。
--------
しばらくすると大きな壁が見えてきた
「エル様あそこが王都です」
どうやらあそこが王都らしい。てか何故王都の外に家があったんだ?小説とかでは王都の中にあったけど。
「あーそれはアルガスト公爵家はちょっと特殊だからですよ。まぁ今度説明します」
森を抜ける少し前に水無月はいったん僕をインベントリから出した椅子の上に乗せ、ローブに着替え始めた。どうやらインベントリの中には水無月用の服もあったらしく、「まったくあのお方は、心配性ですね」とため息をしながら言う。皆好きは着替え終わると僕にもローブを着せた。
「何故ローブを着るんだ?」
僕がそう問いかけると水無月はにこりとして言った。
「それは私たちの容姿が整いすぎてるからですよ」
「水無月はまだしも、僕には必要ないんじゃないか?」
「エル様、それは自分の容姿を見てから言って下さい」
水無月はそういうと僕に鏡を渡してきた。そこに映ってたのはこの世のものとは思えないほどの美幼児だった。まだ三歳なため容姿は幼いが烏の羽のように暗く艶のある髪の毛、黄金の瞳は森の緑を反射して綺麗に輝いている。それに白磁のような肌は傷がなく綺麗だ。
なるほどこれは隠さなきゃ注目を浴びるな。
にしてもなぜ傷一つないのだろうか。そう水無月に聞くと「あぁ、それは水精霊の加護ですね」
フーンと僕は返す。水無月は僕にフードをかぶせ抱きあげながら言った
「さ、行きましょうかエル様」
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