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1話

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頭がズキズキするなぁ


ふとそんなことを思った。

え?なんで頭ズキズキすんの?てか首いたい。


僕は目を開ける、とそこには見知らぬ天井があった。


いや、どこだここ。


僕は起き上がろうと身体を動かした瞬間、手を滑らせベットから落っこちてしまう。


「いったぁ…」


咄嗟に口から出た声は僕の声と違いボーイソプラノのような声だった。異変に気づいた僕は咄嗟に自分の手を見るとそこには自分の強ばった手とは違い小さく真っ白い手があった。えっと…どういうこと?

僕は記憶の整理をし始める。が理解できず苦戦してしまう。

とりあえず、立とう。僕は立ち上がろうとするがたてない。なぜだ...そう思いいろいろやってみたが脚の感覚が一切ないため動かせない...僕は周りを見渡しベットの上に上がれそうなものを探す。ベットの足元に小さな階段があった。あそこからならいけそうだ。僕はそこまで腕で頑張って移動し階段を上っていく。やっと戻ってこれた...


「ふう…」


1回息をし僕は考える。

どこだこれ。僕は記憶を探すが分からない

どうすればいいんだこ『こんにちは』


「?!*#&-?!」


いきなり頭に響いた声に僕は声にならない悲鳴をあげてしまう


『いやいや、そう驚かなくていいよ』


急に声かけられて驚くなって方が無理だと思うけど


『あ、そう?まぁいいや、とりあえず僕から一方的に話すね。「えっ?」

まず君の名前はエルヴィロード・フォン・アルガスト。アルガスト公爵家の真の次男だね。まず君は家主、使用人から存在を抹消されてる。何故かと言うと君は母方の祖先エルフの先祖返りで両親と全くと言っていいほど似てないんだよね。高過ぎる魔法能力も君の髪と目の色、そして容姿。まぁそのせいで最初のエルヴィロードくんは飢えで死んでしまったのだけ「死んだ!?」れど。エルヴィロードくんはこの世界でも結構重要な立ち位置だから君をこの体に転生させたんだ。ちなみに君は現在3歳になったばかりだけどあまり早くに死なれても困るから僕からチート能力をあげるね!あ、期限は10歳だからそれまでに色々作っといてね!。そしてこの世界には魔法が存在するから色々試して、まぁ先生もいないし僕から魔法に関しての教本をあげるよ。あとこの世界にはステータスってのがあるから見てみてね。本はインベントリの中だからね?じゃなんかあったら教会で『お話したい』とでも祈ってよ?あ、あと脚動かせないでしょ?それじゃここから逃げることもままならないからスキル創造でナビゲーター作るといいよ!名前つけると具現化されると思うからそいつに手伝ってもらって?じゃっバイバ~イ』


プチっと音が鳴って会話が終わる。

本当に一方的に話的やがったあいつ!


まぁそれは置いとくとして、ステータス?漫画みたいだな。エルヴィロードと言う名前も何かが引っかかるが放っておく。


とりあえずステータス?


『エルヴィロード・フォン・アルガスト

種族:エルフ

年齢:3


アルガスト公爵家次男 放置 1度死んだ者 転生者


ギフト:毎日スキル創造 インベントリ


加護:○○○の加護』

○○○の加護ってのは気になるがまあいいや。
えっとスキル創造でナビゲーターだっけ?どうやって作るんだ?

『ギフト【ナビゲーター】を創造しますか?』


えっ!?あ、はい...


『ギフト【ナビゲーター】を創造しました。次回の創造は明日行ってください』


ステータス


『エルヴィロード・フォン・アルガスト

種族:エルフ

年齢:3


アルガスト公爵家次男 放置されし子 1度死んだ者 転生者


ギフト:毎日ギフト創造 インベントリ ナビゲーター


加護:○○○の加護』


どうやって発動するんだ?

えっとナビゲーターさん?


『初めまして、エルヴィロード様。私ナビゲーター第612番でございます。よろしくお願いします。』


少し聞き覚えのあるイケボが聞こえた。

うーん…わからん

あと第612番ってなんじゃい


(エルって呼んでくれて構わないよ)


『エル様ですね了解いたしました。』

名前を付けると具現化?するって言ってたよねたしか


(じゃ、水無月ミナヅキなんてどう?)


『みなづき…水無月…有難く頂戴致します』


『ギフト【ナビゲーター】がギフト【ナビゲーター:水無月】に変更されました。
これにて水無月を単独AIとなりました。ギフト【ナビゲーター:水無月】より【水無月】へ変更されました』

『創造神アルティアより【水無月】へ肉体が与えられました』

『魔法神アエルトアよりギフト【水無月】へスキル【人化】が付与されました。』

『技能神トゥトゥルルよりスキル【執事の極み】が付与されました』

そう言い終わると目の前に綺麗な顔立ちで高身長、黒髪赤目のお兄さんが突然目の前に現れた。

「よろしくお願いします」

お兄さんがお辞儀しながら言う。
僕は驚き「え!?水無月?!」そう言ってしまったがお兄さんはニコニコして「はい、水無月でございます」と言った。どうやらこのイケメンは水無月らしい…なんともまぁ理不尽な


丁度そこで僕の腹がなった。

…どうしよ

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