男友達の家で寝ていたら、初めてをぐちゃぐちゃに奪われました。

抹茶

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第三章

暗闇で彼に抱かれる

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 彼が袋からコンドームを取り出している間、私は大きく屹立しているそれから目が離せなかった。
 彼は私の視線に気づくと私の手を取り、無言で自身のそれにそっとあてがった。
 初めて見る勃起した陰茎をゆっくりさすり、たゆたゆとした陰嚢を手のひらで転がす。
 黒くて、すべすべしていて、熱くて、硬い。
 てらりと光る先端を親指の腹で撫で上げると彼が「うっ」と声を上げた。
「仰向けになって」
 と掠れた声で囁いた彼が、手早くコンドームをつけ私の上に乗りかかる。

「足、もっと開いて」

 頭の片隅の羞恥と未知への恐怖が残っているが、既にぼうっと溶けた身体はされるがままにあられもない体勢を作り上げる。
 これからセックスをする体勢だ。
 ぐちょぐちょの茂みに数回自身を擦り付けたあと、ぴたりと狙いが定められたのが分かった。
「息、吐いて」
 バクバクとなる心臓を抱えてはー、はー、と息をするタイミングを見計らうと、ずいっと彼が腰に力を入れた。

「あっっ」

 すごい圧迫と異物感が股の間に迫った。
 ずぶずぶと彼の腰が沈む。
「あーーーーーーーっ」
 細く裂くような声が身体の奥から出る。
 涙目で見下ろすと、白い下腹から見える陰毛の奥、ぬらぬらと光る肉のひだに、黒い肉の棒が突き立っていた。
 まだ半分も入っていない。
 粘膜を無理やり広げられる痛みに身体が固まる。

「痛いか?痛いよな…」
 こっちをまっすぐに見つめる彼の目を見たとき覚悟が決まった。

「…っ。い、から、ほんとに、つらくなったら、言う、から。抱いて。キスして。私を抱いてっ。っ来て!!!」 

 ほとんど叫んだ声は彼の唇に塞がれた。
 前屈みになった拍子にまたぐっと彼のものが奥に入る。
「んっっ、あ、ふっ、んっっんーっ」
 息を吸おうと開けた口の隙間から彼の舌が口腔内に侵入する。くちゅ、ぐちょ、ぢゅ、と口の中を、舌を、舐め回す。
 涙と唾液と汗で顔面はぐちゃぐちゃ。
 身を捩るたびにくぷぷ…と埋め込まれる下もぐちゃぐちゃ。
 唾液でべたべたになった胸を揉みしだかれた。
「ああっああ、あっあああああああ」
 もう獣みたいだ。

「入った…」
 という声に朦朧と視線を向けると、彼の湿った陰毛が私の下腹を撫でている。あのそそり立っていた陰茎は全て私の中に入っていた。
 はー、はー、とお互いの息が暗がりに響く。私の膣がゆっくりと彼のモノを包み込み、彼の形に変わっている。
 恋人のような甘い目で見つめられ、思わず目を閉じた。何と解釈したのか、一泊後に啄むような柔らかい感触を唇に感じる。

 やめてよ、こっちが何を期待して、部屋が別という言い訳をして、毎回あんたの家に上がり込んでいたか思い出しちゃうじゃない。

「ひぁっっ?」
 突如引かれた腰に子宮ごと持っていかれるような感覚で物思いから覚めた。
 ずんっとすぐに突かれる。
「ああんっ」
 痛みと圧迫感以外の、下腹が熱くなるような感覚に怯む。だが彼は私の腰を両手で掴むとピストンを繰り返した。
 ぱちゅん、ぱちゅん、ぱちゅん
「あっあっ、ゃ、だめッ、なんか、あんっ、ヘんッ、あっ、やだっおかしくなっちゃ、うっ、1回、やめっ」
「やめるかよ」
 と囁いた彼は私の足を高々と持ち上げると、ずんっと腰を前に繰り出した。
 さっきよりはるかに奥に熱いものを感じる。彼が下腹に手を置きぐっと圧迫するとその下に打ちつける彼のものを強く感じた。
「あああぁっ?、くっ、んふっ、んんーーっ」
 ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、
 困惑をお構いなしに奥へ奥へと快感が突き続けられる。溺れるように息ができない。こんな感覚知らない。怖い。自分が自分じゃなくなる。

「顔、隠すな」
 頭の上で両腕を拘束される。
 彼の黒い瞳に映っている私はどんな顔をしているのだろう。
「ぅ、やだあぁ…」

「声、出せよ」
 ずるぅぅ…と膣壁を擦りながらギリギリまで腰を引くと、ぐちゅんっと音を立てて一気に突き上げられた。
「ひゃああぁあんっっ」
「ーっ、イキそうか?」
 イクって何、と思いながら、多分私はそれを知ってる。
 両乳首をくりゅくりゅとつぶされる。
 「俺に、つかまれっ」
 多分、もうすぐ、それが、くる。
 私は無我夢中で彼にしがみついた。
「あっあっ、あっ、あっっ、ああっっ」
 ぐちゅん、ぐちゅん、ぐちゅん
「うっ、はっ、イけよっ、美紅っっ」
「龍ーーっーーーーーーーっ!」
 頭の中で白い光が弾けた。
 と同時に彼の体がびくん、と震えた。


 何秒、何分経ったのか、
 自分の中から彼のモノが、ずるり、と引き出される。
 私は素っ裸で大股開けて、全身ぐちょぐちょで、でも彼の方を見れない。
「ーっなんでこんな事……」
 同意したのは自分なのに涙が溢れた。
「お前さ…」
 ぼそっと彼が言う。
「俺が毎回何を思って、部屋別ってごまかしてお前を泊めてたと思うんだよ」

 時が止まったかと思った。

「龍、抱っこして」
 私はそういうと、自分から彼を抱きしめ、抱き返された力のままそっと唇を重ねた。

 終
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