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18.つながったまま再び
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精を吐き出したカーライルのものをローズの中に納めたまま、二人はしっかり抱き合い、唇を吸いあった。
「そなたは私だけのものだよ、ローズ。誰の目にも触れさせず、ずっとここに閉じ込めてしまおうか。」
「それがカーライル様のお望みならば。」
自分の極端な言葉すら、素直に受け止めようと言うローズの気持ちに、カーライルはこれまでの孤独も焦燥もすべて消えていくように思えた。それが閨での戯れの会話であったとしても。
「ありがとう、ローズ。」
頭をなで、少し体を話して顔を覗き込む。蕩けた表情はさらにカーライルを満足させる。
「でもそんなことをしたら、また、公爵閣下、義父上にそなたを取り上げられてしまうよ。」
額にそっと口づける。
「もう、誰が何を言おうが、おそばを離れません。だって、カーライル様、わたくしがいないとお食事も召し上がれないんですもの。」
カーライルの自分への愛を知ったローズは強い。
「ああ、ローズ、本当になんて子だ。」
しっかりと胸に抱きしめる。
「ローズ、それでも明日から、お前を残して家を空けなければならない。待っていてくれるね。」
「・・・出兵は明日からですのね。この大公邸でお待ちしております。大公閣下の妃として。だからちゃんと帰ってきて下さいね。私と離れていてもちゃんとお食事されてくださいね。」
ふたりは笑いあった。
「約束しよう。・・・会えない間の分、もっとそなたをかわいがろう。」
カーライルは体をつないだまま、ぐるりと体の向きを変え、ローズをベッドに寝かせて覆いかぶさった。
「拒否はさせないよ。そなたは私のものなのだから。」
「カーライル様も私のものですから、ちゃんと戻ってくださいませ。」
「ああ、ローズ、そなたには敵わない。そうだ、この大公の全てもそなたのものだ。」
カーライルがローズの唇を自身のものでふさいで舌を絡める。応え方を覚えたローズも絡めてくる。
何も知らなったローズが自身によって性の技巧を覚えていく過程がカーライルの征服欲を満たしていた。
口づけながら乳房を揉みしだかれ、指の間で乳首を挟まれ強めの刺激を与えられると、ローズはまた甘い声を漏らしながらびくびくと体が反応し始め、膣内のカーライルを締め付けた。
「んんっ!ああっ!」
すでに何度も達したローズの体は敏感で反応も大きくなる。
「だんだん良くなるだろう?覚えのいい子だ。中で達するようになるのも、すぐだろう」
ローズは何やら卑猥な評価を得て、反論したいが余裕なくシーツをつかんだ。
「ああ、締め付けて、すごいな。わたしのものがまた勃って来たよ、わかるかい?」
ローズは一度は小さくなっていた体内の違和感が再びはっきりしてくるのを感じ、こくこくと首を縦に振った。
カーライルは体を起こし、指でローズの陰芽を転がし、乱れるローズの姿を見下ろして堪能しながら腰を使った。
「ああ!そこはダメ!おかしくなるの!」
「ダメではないだろう。ここも尖って触れてほしいと主張している。
ああ…こんなにぎゅうぎゅう締め付けて、私の精を欲しがって、堪らないよ、ローズ。
本当にすぐに孕んでくれそうだ」
一番敏感なとことに愛撫を加えられ、ローズはカーライルのものを締め上げた。さらにゆさゆさと揺られる胸の先をカーライルが捻ると、ローズはさらに大きく体をびくんと跳ねさせて達した。
カーライルは先ほど出したものに加えてさらに自身の体液をローズの中に注いだ。
「ああ…ローズ・・・」
自分の上で情けなく脱力する大公の姿がローズには愛おしくて仕方ない。
カーライルの重さを引き受けて、その体をしっかり抱きしめ、乱れた黒い髪を撫でた。
「カーライル様・・・」
そのまましばらく二人の荒い息がはあはあと交わっていた。
「すまぬ、重いな。」
カーライルが身を起こした。長い時間塞いでいたローズの蜜壺から自身のものを抜こうとゆっくり動かすとローズがその感覚にピクリと動いた。
カーライルのものが取り出されると白い白濁した自身の体液がドロリとローズの中からこぼれた。
そのままローズの中に留めておきたく、カーライルはその液体を指ですくってローズの中に戻そうとした。
「あ…何をされてますの…?」
もう行為は終わったと油断していたローズがまだ敏感な部分に触れられて思わず身を起こす。
「私の子種があふれるのが惜しくて、つい。」
カーライルはローズの足を抱えて膝に口づけた。
「まあよい、戻ったらまたここに注いでやれるのだから。」
「そなたは私だけのものだよ、ローズ。誰の目にも触れさせず、ずっとここに閉じ込めてしまおうか。」
「それがカーライル様のお望みならば。」
自分の極端な言葉すら、素直に受け止めようと言うローズの気持ちに、カーライルはこれまでの孤独も焦燥もすべて消えていくように思えた。それが閨での戯れの会話であったとしても。
「ありがとう、ローズ。」
頭をなで、少し体を話して顔を覗き込む。蕩けた表情はさらにカーライルを満足させる。
「でもそんなことをしたら、また、公爵閣下、義父上にそなたを取り上げられてしまうよ。」
額にそっと口づける。
「もう、誰が何を言おうが、おそばを離れません。だって、カーライル様、わたくしがいないとお食事も召し上がれないんですもの。」
カーライルの自分への愛を知ったローズは強い。
「ああ、ローズ、本当になんて子だ。」
しっかりと胸に抱きしめる。
「ローズ、それでも明日から、お前を残して家を空けなければならない。待っていてくれるね。」
「・・・出兵は明日からですのね。この大公邸でお待ちしております。大公閣下の妃として。だからちゃんと帰ってきて下さいね。私と離れていてもちゃんとお食事されてくださいね。」
ふたりは笑いあった。
「約束しよう。・・・会えない間の分、もっとそなたをかわいがろう。」
カーライルは体をつないだまま、ぐるりと体の向きを変え、ローズをベッドに寝かせて覆いかぶさった。
「拒否はさせないよ。そなたは私のものなのだから。」
「カーライル様も私のものですから、ちゃんと戻ってくださいませ。」
「ああ、ローズ、そなたには敵わない。そうだ、この大公の全てもそなたのものだ。」
カーライルがローズの唇を自身のものでふさいで舌を絡める。応え方を覚えたローズも絡めてくる。
何も知らなったローズが自身によって性の技巧を覚えていく過程がカーライルの征服欲を満たしていた。
口づけながら乳房を揉みしだかれ、指の間で乳首を挟まれ強めの刺激を与えられると、ローズはまた甘い声を漏らしながらびくびくと体が反応し始め、膣内のカーライルを締め付けた。
「んんっ!ああっ!」
すでに何度も達したローズの体は敏感で反応も大きくなる。
「だんだん良くなるだろう?覚えのいい子だ。中で達するようになるのも、すぐだろう」
ローズは何やら卑猥な評価を得て、反論したいが余裕なくシーツをつかんだ。
「ああ、締め付けて、すごいな。わたしのものがまた勃って来たよ、わかるかい?」
ローズは一度は小さくなっていた体内の違和感が再びはっきりしてくるのを感じ、こくこくと首を縦に振った。
カーライルは体を起こし、指でローズの陰芽を転がし、乱れるローズの姿を見下ろして堪能しながら腰を使った。
「ああ!そこはダメ!おかしくなるの!」
「ダメではないだろう。ここも尖って触れてほしいと主張している。
ああ…こんなにぎゅうぎゅう締め付けて、私の精を欲しがって、堪らないよ、ローズ。
本当にすぐに孕んでくれそうだ」
一番敏感なとことに愛撫を加えられ、ローズはカーライルのものを締め上げた。さらにゆさゆさと揺られる胸の先をカーライルが捻ると、ローズはさらに大きく体をびくんと跳ねさせて達した。
カーライルは先ほど出したものに加えてさらに自身の体液をローズの中に注いだ。
「ああ…ローズ・・・」
自分の上で情けなく脱力する大公の姿がローズには愛おしくて仕方ない。
カーライルの重さを引き受けて、その体をしっかり抱きしめ、乱れた黒い髪を撫でた。
「カーライル様・・・」
そのまましばらく二人の荒い息がはあはあと交わっていた。
「すまぬ、重いな。」
カーライルが身を起こした。長い時間塞いでいたローズの蜜壺から自身のものを抜こうとゆっくり動かすとローズがその感覚にピクリと動いた。
カーライルのものが取り出されると白い白濁した自身の体液がドロリとローズの中からこぼれた。
そのままローズの中に留めておきたく、カーライルはその液体を指ですくってローズの中に戻そうとした。
「あ…何をされてますの…?」
もう行為は終わったと油断していたローズがまだ敏感な部分に触れられて思わず身を起こす。
「私の子種があふれるのが惜しくて、つい。」
カーライルはローズの足を抱えて膝に口づけた。
「まあよい、戻ったらまたここに注いでやれるのだから。」
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