官能令嬢小説 大公妃は初夜で初恋夫と護衛騎士に乱される

17．孕んでくれるか

「もう１本、入れるよ。」
　ローズの中でカーライルの指がバラバラに暴れてかき混ぜる。掌ですぐそばにある敏感な蕾を転がしながら。
　くちゅくちゅと愛液の音が大きくなる。
「あっ！ああ！カーライル様！」
　ローズがびくびくと痙攣し、腰を振る。
「ああ、私の指を締め付けて、達しているね。でも、このまま続けてみよう。」

　カーライルは狭くなるローズの中で押し広げるように指を動かし続ける。
「だめぇ・・・カーライル様ぁ・・・」
　ローズの腰が暴れ、必死でカーライルにしがみついて体を支える。カーライルの指から逃れようと体の位置が高くなり、カーライルの顔の前に乳房が差し出される格好となった。
　カーライルがその先端を口に含んだ。
　ローズは声も出せずに大きく体をはねさせた。

「いじめすぎたか・・・」
　カーライルが指の動きを止めると、ローズははあはあと荒い息を整えながら体を元に戻す。
「もう駄目、おかしくなってしまいます。」
「ふふ、おかしくなってほしいのだよ。でも、わたしもそろそろ限界だ。
　ローズ、少し腰を浮かして。」
「はい・・・？」
　カーライルがローズの入り口に自身のものの先を当てる。
「そのまま、腰を落として、一つになろう。」
「えっ？こんな…。あん！」

　カーライルは自分のいきり立ったものを片手で支え、ローズの肩を優しくつかんで誘導して、ゆっくりと自分のものをローズの蜜壺に納めながら腰を落とさせた。
「くっ、きついな。入れただけで締め付けて、果てそうになる。」
「あんっ！」
　まだ慣れないローズは、膣中で快感を感じるほど熟してはいないが大きな異物を入れる違和感に背筋がぞわぞわする。
　なによりも、カーライルが眉間にしわを寄せ、息を荒くしている姿に優越感が満たされた。
　そして、カーライルと体をつなげている幸福感にうっとりと酔いしれた。
「痛むか？」
「いいえ。」
　ローズは微笑んで首を横に振った。カーライルの首に腕を回し、唇を重ねた。カーライルはローズからの接吻に一瞬戸惑い、すぐに応じた。
　ローズの中でカーライルのものがますます締め付けられる。唇を重ねることに反応するローズの体がますます愛おしく思われ、カーライルはローズの頭を支えて唇を無心で吸った。

「ローズ、このまま、腰を回すようにしてごらん」
「えっ・・・、こう・・・？」
「ああっ。そうだ」
　カーライルの先端がローズの奥深くをぐりぐりと刺激した。
「あ・・・こんな奥まで・・・カーライル様が・・・」
「そうだ、ローズ、ここまでわたしのものになっている。」
「嬉しい。嬉しいです。カーライル様」

　ふたりで夢中でお互いの唇を貪りながら、体を深くつなげてぐりぐりを押し付けあい、ふたりは一つになっていた。
やがてカーライルの限界が来た。
「あっ、ローズ、少し激しく動くよ。」
　ローズの腰を片手で支えて、回すように誘導しながら、もう片方の腕で体を支えて自分も激しく腰を使った。
　つながったすぐそばで、二人の体毛もまじりあい、どちらのものともわからなくなったものがローズの敏感な蕾に刺激を与え、ローズをさらに狂わせる。
　ローズは慣れない感触に、カーライルにしがみついて耐えた。

「ああっ！ローズ、子種を注ぐからね。しっかり受け止めるんだよ。」
「はい。あんっ！カーライル様のお子を、生み・・・たいの。」
「孕はらんでくれるか。」
「はい、きっと。」

　カーライルがローズの中に精を放って果てた。
　つながったまま二人は抱き合っていた。
「いじらしい子だ。流れ出ないように、しばらく、塞いでおくよ。」