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裏切り
裏切り
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僕は勇者ラルフ。この前の謎の奇襲を受けてボクはドイツ軍にやられてしまった
セーブをしていないことを強みに生かし、ボクは再びやり直す事を決意した!
ボクは詰んでいた。完全に…。しかし、ボクはある力を持っている。それは…
それはとある暗殺一家で有名なオレのじいちゃんのもとで修業をしていた時だった。
ボクは親戚のいとこの孫みたいな感じだった。両親の名義次第では、暗殺一家の名前を貰っていたが、オレは母親の名義で生まれた。
つまり勇者の子供なんだ。
そんなボクが、駆け出し冒険者になる前のころの話
オールバックな白銀髪のスーパーサイヤ人みたいに髪が逆立っている老人が話しかける。
「ほしい能力は決めたか?」
「…うぅん……」
「最強の能力なんてねぇ。後出しされて、やられちまうからな。ま…最強だとおもしろくないもんな、苦戦してこそ主人公だろ?」
がんばんな」
ボクは有名な暗殺一家のじいちゃんの元で修業を受けている。
孫なだけはあるか、甘やかされている。しかし、ボクはそれでへこたれる気はない!ボクだって人並みには頑張りたいんだ!
「最強でどんなインチキな能力が欲しい?言ってみィ?」
「…くっ!」
「た~くさん、考えるんだぞ?後から変えるとなると、だいぶやり直さないといけないからな?」
どんな能力を得ようと考えたが、考えて考えていきついた先が、これだ。
「サード・チョイス(第三の選択)」
ネーミングがシンプル過ぎるが、シンプル過ぎるからこそのボクの好みの能力だ。
いろんなアニメの強化系タイプがシンプルに強くて最強のように、ボクはシンプルなものが強いのではないかと考えた。
それがこれだ…。
これは君らにわかりやすく言うと、ゲームを始める時のファイルが三つあるだろ?そう、あれさ…
最強だと思っても相性の悪い敵に出くわしたら意味がない。
肝心なのは、敵を理解し対策すること。不意打ちをされても、規格外な強い敵に出くわしても、対策できる。
保険は掛けておくものだ…
我ながら素晴らしい発想だと思っているよ。たぶん……
さて、二人がボクを待っている!二人とも待っていてくれ…必ずボクが君たちを救う!
ボクは、奇襲を受ける前の三日前に戻った…
この時間なら、二人とも間違いなくやられる前のころだ。
うん?「前の世界は」だって?それは…君らが不要なファイルを削除するように、消しているさ。
ボクの能力の「第三の選択」。上限はあるが、最低でも三つ以上。心痛いが、消さなくては使える選択が減ってしまう。
誰もが見せたくない黒歴史やエロ本。
そう、それと同じ感覚さ。
消えた世界の命?…………じいちゃんが言っていた…この世に消えない命なんてねぇって………
つまりボクは無意識のうちか、故意あってか、どのアニメや漫画の魔王や魔法使い、アーベルの悪役よりも命を奪っていることになる…
すまない…すでになかったことになるんだ……つまり、ボクはやっていない……ゆるしてくれ…世界平和のために……
じいちゃんなら許してくれる…
そう自分に言い聞かせてボクは胸のどこかに残る消化しきれない気持ちをかかえて、再びヴァイエルンを救いに出た。
これは、ボクが前の宿からだいぶ離れたフランフルト宿で保険をかけた時のころだ…
ボクは教会の中で目を覚ます。
「お目覚めですね?勇者ラルフ様。世界があなたを求めています。ご武運を」
ラルフは、教会から出ると、二人のいる宿に向かった。
三日前の宿。すべて記憶通りだ。怪しい男もいない…。
そして、廊下を進み、ある扉の前に立つ。
いつもより、早めに戻ったかな?この日は確か、二人のために店を回っていたはず…
ごめんね二人とも…次は一緒に店を回ろう!休む時は、常に一緒にいてあげて、外出時に街での三人行動は危険性が上がるが、二人を部屋に残さず連れて行こう!
バレたらその時さ!
ラルフは、扉を開けて部屋を覗く!
ただいまぁ!
そこには、いつもの二人の姿があった。 ではなく、黒軍服を着た二人の姿だった
ラルフは静かに扉を閉める。
すると、数秒もせず、タマミが扉を開けた。
「なんで閉めた?」
「ぁ…ぃゃ…その…」
「ちょっとツラかせ」
「…あ!ごめん!忘れ物が!」
「あ"ああん?!!!」
「…はい………」
部屋に引っ張られたラルフ。ラルフは無理やり椅子に腰を下ろされる。
目の前には優しい笑みで微笑むアリシアの顔だ。
「おかえりなさいラルフ。いつもお疲れ様♡一時間くらいはかかるとお聞きしたのですが…?」
「うん……いいんだよ…大したことじゃないから…予定よりも早く終わちゃった…うん…」
ラルフは思った。
なんでだろう…なぜこうなった……ボクはやられる前の三日前だぞ?
二人は皮にされてないはず?
まさか…すでにやられているか…この世界のタマミとアリシアの二人は、実は向こう側だったのか…
するとタマミがラルフに質問しだす。
「ねぇ、聞きたいことがあるんだけどさぁ?」
「なに?」
「この戦いさぁ、どっちが勝つと思う?」
「それはもちろん」
ラルフはタマミの腰にある拳銃をしばらく見つめ答えた。
「ドイツ軍だよッ…!」
「じゃあ、なんで敵の方についてるわけ?」
「敵を知るには、敵の側につくことだろ?」
「ふぅ~~ん……」
「うっ!」
するとタマミは勇者の股をブーツで踏みつける。
「ホントかな~~?」
タマミは勇者の股をグイグイとブーツをはいた足でもてあそぶ。
そして、勇者は極度の緊張の中、アリシアに耳の穴を吹きかけられた
「ふぅーーー」
アリシアの優しい吹き風は、勇者の耳元を通る。
「ぁふ……」
あまりの不意打ちで甘い声を出す勇者ラルフ。
「ふふ、あまり調子に乗ってると、タマタマが吹っ飛んじゃいますよぉ?」
「…それはヤバイね…そんな大事なものを無くしたら男じゃなくなるじゃないかぁ」
するとタマミが話しかける。
「へぇ~~、それじゃラルフ。要らないから捨てちゃおうよ?そんで、アタシたちの仲間になろ?」
「え…うん…どうしよぉっかなぁ……」
「そんなものがあるから、チンポを生やした化け物になるんでしょ?ねえ、捨てちゃおうよ?」
「君らのお父さんはどうやって子供を作ったのやら…」
タマミは鋭い眼光で勇者をにらみつける。
「なんか言ったか?」
「うぅんうん!!タマミって愛くるしくてかわいいなぁって」
「はぁ?」
「ごめん!気持ち悪いよね!!ほんとにごめん…!」
「……べつに………ラルフが触りたいんなら……いいけど……」
「…へ?」
勇者は思わぬ返答に声を出してしまう。しかし、狂気な拷問は終わらない。
すると、その話を聞いていたアリシアが残念そうに腰にある拳銃をとろうとして、勇者に話しかける。
「そうですかぁ…ラルフさんは私なんかより、タマミがいいんですね。失礼しました」
勇者はアリシアの行動を見て、すぐに次の言葉を言う。
「アリシア、世界でみんなが同じ色をした花なわけないだろ?君は美しいよ。純白のユリのように」
「まあ♡素敵♡」
すると次はタマミがにらみだした。
「は?アタシは美しくないわけ?」
「タマミ…君にはアリシアにないものがある。このチームの中で誰よりも強い意志を持っている。
君はこのチームの 赤いルビーだよ」
タマミはしばらく勇者をにらむ。
勇者は唾を飲み込み喉をを鳴らす
「…ごくっ……」
しばらくこちらを見つめていたタマミは、口角を少し上げニヤけると勇者の耳元でなめるように言う。
「ホントかな~~?」
そして、タマミは勇者の耳たぶをなめたのだ。
ジュルッ
「うっ…」
「ウソだったら殺すからな?どの道殺すけどな」
「…ひぃ…!」
勇者は絶望した。しかし、ここで諦めれば、完全に詰む。
彼は勇気を振り絞り説得に出た!
勇者はタマミとアリシアの手を掴む。
「…なんだよ……」
タマミは勇者の行動に疑問を持つ。
そしてアリシアはなにをするのかと言わんばかりに勇者の様子を見る。
「いいかタマミ、アリシア…すでに決断の時は迫っている。国防の反逆……親衛隊の裏切り……参謀まで画策している……
噂じゃ、上陸した合衆国軍が、森で巧みに防衛線を引いているドイツ軍を、ありまる弾薬の力で叩きのめし突破したとか
防御は敵にやられやすい…待ち伏せなんてもってのほかだろ?止まった的なんて砲撃や空爆のエサだ
制空権をとられた国は勝機はないって、ブリトン人の将軍が言っていただろ?
こういうのは教科書には不都合だから載っていない。
降伏したバルターモーデル元帥は情報当局から裏切り者扱いされている
彼らに弾はない…このままでは、連合軍かソ連軍がドイツを半分にするだろう。それがドイツにとって本当の勝利と言えるか?」
しばらく勇者をにらむ二人。タマミが勇者に聞く。
「アンタ…どっちの味方?」
「ボクは連合軍でも枢軸でもない。ドイツの味方さ」
ラルフはどこかのキツネのセリフを使った。
「今、戦況は悪いのは見てわかる。しかし、このピンチな状況だからこそチャンスに活かせる。
連合やソ連軍が入ってくる前に独立を宣言して帝国の中で国境を張る。そして、合衆国と独断で停戦協定を結び、連合と一緒に彼を倒す」
するとタマミが勇者を鋭くにらむ。
「はア?裏切るのか?ころすぞ?チンコ野郎」
しかし、勇者はタマミたちを何とか説得しようとする。
「タマミ、アリシア…ドイツは確かに大きくなった…しかし、これで負ければ、戦前のころよりもっと小さくなるだろう
それはドイツのためじゃない。でも、完全勝利とまではいかなくても、ドイツの勝ちには、できるはずだ。
ヴァイエルンを大きくしてもらった彼には悪いが、かつての半分にされるくらいなら彼だって喜ぶだろう…どうだ?」
「「……」」
二人はしばらく沈黙する。
タマミは勇者に問う。
「アンタはなんなの?その国のトップになる正当性があるわけ?」
すると彼は答えた。
「ボクは…このヴァイエルン王国の王家の血を引くものだ。十分な理由になるだろ?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そして…
ラルフのテーブルの前に国防からの国防のスパイであるという契約の紙が置かれていた。
これを書けば、その紙を仲間のレジスタンスに見られる恐れがある。二度と仲間に顔を見せられない。しかし、書かなければ拳銃の弾を貰うことになる。
この紙にサインをすれば、同時に彼らに脅される。
ボクは…!
書いた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そして、停戦会談にて彼は、合衆国の大統領フランクリン・オムニベルトとひそかに話をしていた。
足を交差させ、勇者に大きな態度を見せる大統領フランクリン。
彼は人の倍以上の身長のためか、スーツに隠しきれない筋肉がとてもすごく、オカマ口調な悪のスーパーマンなのだ。
「それで?わたしになにか得でもあるわけ?」
「もし、このヴァイエルンの独立を認めていただければ、いずれソ連軍との戦いで前線にすることができます
さらに向かっているソ連軍より先にヴァイエルンの手中に収めれば、ドイツ軍の秘密兵器局も合衆国の手に落ちます
ロケット技術は合衆国のもの
そうすれば、燃料はありませんが合衆国なら大した問題ではないはず」
「ほう…」
「そこに核兵器を隠して、機会を見て爆破後、攻めてくるソ連軍を足止めできるほか、
レニングラードから上陸して包囲することもできます。
弾も食料もないソ連軍は厳しい戦いを強いられるでしょう。
予定よりも開戦が長引くのであれば、その核の技術を原子力発電のため、電気の供給にも利用できます
いかがでしょうか」
「あなた、経済学?それとも軍事産業の人間の父親でもいるの?」
「わたしは、レジスタンスや、諜報活動などをやっております」
「なるほど、それがアナタの考えね。まるでどこかのスパイアニメの主人公みたいね…でもね、それだけじゃ私は満足しないわ
考えてみなさい?兵器局なんて力ずくで手に入れられる
ソ連は確かに合衆国よりロケット技術ならあるけど、いずれ追い越せられる
それにドイツの化学者だってすでに合衆国に亡命している
そうでしょ?」
フランクリンは、鋭い舌で勇者の取引の穴に突いてくる。それは鋭い針のように。
「もちろんです。しかし、奴らは、科学者の亡命後もわずかな科学者を使い科学力で抵抗しようとあらゆる兵器を作っています
中にはアナタの気にいるものがきっとあるはず
このヴァイエルンを合衆国の国家保護領として利用していただければ、ヴァイエルンの物は合衆国の物です。
それに、今、ソ連に奪われるよりも先に手に入れれば、開発に携わる時間、資金、期間を考えれば、だいぶ有利になるかと
いかがでしょうか」
「…フッ、おもしろいことを言っているわねぇ…わたしは専門じゃないからわからないけど……いいわ。独立は認めてあげる。連合にも入れてあげる。
ただし、あくまで合衆国の国家保護領としてね。他に要件は?」
「必要であれば、いつでもお申し付けください。ヴァイエルンは合衆国の領土ですから」
「…いいわ…!ますます気に入ったわ…!適当に約束してアナタを殺そうと思ったけど!今日からあなたは私の奴隷よ…!」
勇者は巧みな話術を使い、なんとか独立を認めてもらった。
皮肉なことだが、ここまでしないと彼を納得させるのは不可能だろう…
そして、
「ジョー。我々は大統領と上層部らから特別命令を受けている」
軍服を着た男が、若い将兵に言う。
「特別…命令とは?」
「ドイツ国内で反乱がおき、ドイツ軍の一部が蜂起している」
「彼らは独立宣言を行い、国境を見張っているらしい」
「…フン、ドイツ野郎どもが殺し合いか」
「すでに連合も彼らの独立を認めている。しかし、イタリアの件にしろ、話を伺っていなかったブリトンの首相は我々の独断な判断で驚いているようだ」
「ドイツ人とドイツ人の戦いか…」
「しかし、彼らに弾もなければ食料もない。こちらでバックをとるつもりだが、血の気が盛んな大統領は、このままソ連軍を追い払って、ドイツを連合に降伏させるという計画をお考えらしい」
「冷戦はもう始まったか」
「見えない勲章が手に入るぞ?」
男は続けて計画を言う。
「さて、まず我々は、現地警備部隊として、今だに抵抗しているドイツ軍に近づく
そして司令部を乗っ取り、奴らの指揮権を奪う。
足りない兵力は、こちらで確保した残存のイタリア軍の捕虜を使う」
「彼らには安息はないということか?」
「彼らは、我々から多くの血を流したんだ。己の血で流すしかない。」
「ばれたらどうする?包囲されるぞ?」
「向こうにこちらの協力者がいる。だがもしもの時は……その時のプランは考えている」
「とにかく、我々は勝たねばならない。これは未来の戦争だ」
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終戦後、ヴァイエルンはかつての広大な領土は失ったが、最悪な形までは避けたのだ。
ヴァイエルンは民主主義勢力が作った国だが、共和制ではなく、王様がいるという君主制の国家となっていた。
しかし、それには考えがあった。都合のいい国家の操作をするには、
他国の情報操作で乗っ取られてしまうような危うい制度ではなく絶対的な権力者の元で国家が運営され、
民主主義の国家が絶対君主制の国家をつくり操作しているようにヴァイエルンもそれだった。
ヴァイエルンは至上主義を打ち砕かれ、どこにもいろんな人種の人々がいる。
まるでそれは、よくある異世界モノの街のように。
二人のヴァイエルン人は、後の未来の話をしていた。
「この国も移民国家になるのかな?」
「どうだろうな…今の王様と首相しだいだろ」
それから平和になったヴァイエルンでは選挙が始まっていた。
「我々は合衆国のものではない!ヴァイエルンのものはヴァイエルンのものだぁ!
なぜ小国なのに大国に勝った?!防御していたからさ!!防御は優勢だぁ!どんな強国にも勝てる!!
防御していたから勝ったんだぁ~!」
男は選挙に勝つため、人々に注目を向けさせる。
その男の様子を見ている二人の男性。一人は人間の男性。もう一人は男性だが正体はわからない。
「……」
男は選挙に出ている男の発言に首をかしげる。
すると、近くにいた人間の男性が彼を見て話しかける。
「どうした?彼がおかしいことでも言ったか?」
「オレはヴァイエルンの人間ではないから投票はできないが、気になっていたんだ……
最初はみんな素晴らしいことを言って注目を浴びさせるが、たいてい後に本音が出る
子供みたいなことを言っていたから気が失せたよ…」
「なんだって?」
「なあ、トマス。なぜベトナムが合衆国に勝ったと思う?」
「さあな?防御か?」
「オレの考え方なんだが、バックに中国とロシアがいたからだと思う…
あの時、ベトナムは、ロシアと中国からジェット戦闘機や弾と武器、人を貰っていた。優秀な将校とかもな。その時合衆国は、レシプロ機だ
フランク共和国が、空挺戦術で飛行場を落とし、巧みに機関銃陣地やバンカーを作り、頑固な防衛線を張った。しかし、奴らは大量に貰った砲弾を撃ちまくった
そして、その将軍は後に赤いナポレオンと呼ばれるようになった
防衛線は見事に破壊され、彼らは壊滅。弾がないドイツ帝国や大和帝国ならこんなやり方をするか?
夜襲作戦のような戦術しかできないだろ?
さらに合衆国の大統領は、アイゼン・ハワーだ。彼は戦争に消極的だった
フランクリンが大統領なら反戦派の市民を戦車で引き回したり、犯罪者として刑務所に入れていただろう」
そして男はさらに言う。
「今のウクライナを見ろ。小国のくせにロシアと戦えている。合衆国や欧州のたくさんの弾と兵器と兵士が、他国からくる。 あの時と まったく同じだ 」
男二人は立ち去る。
彼らは何者だろうか?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あとがき
これでラルフくんは死なずに済んだかと思います
彼にはまだネタがあるので、気の毒ですが…彼には、もっとたくさん死んでもらわないと困るのです
許してください…
ラルフくんがかわいそうですが…… 彼なら平和のためなら戦ってくれます!
Call of Duty: Black Ops Cold War や Ruse はおもしろかったです
プレイスキルに自信のない方は、動画を見るのもいいかもしれません…
セーブをしていないことを強みに生かし、ボクは再びやり直す事を決意した!
ボクは詰んでいた。完全に…。しかし、ボクはある力を持っている。それは…
それはとある暗殺一家で有名なオレのじいちゃんのもとで修業をしていた時だった。
ボクは親戚のいとこの孫みたいな感じだった。両親の名義次第では、暗殺一家の名前を貰っていたが、オレは母親の名義で生まれた。
つまり勇者の子供なんだ。
そんなボクが、駆け出し冒険者になる前のころの話
オールバックな白銀髪のスーパーサイヤ人みたいに髪が逆立っている老人が話しかける。
「ほしい能力は決めたか?」
「…うぅん……」
「最強の能力なんてねぇ。後出しされて、やられちまうからな。ま…最強だとおもしろくないもんな、苦戦してこそ主人公だろ?」
がんばんな」
ボクは有名な暗殺一家のじいちゃんの元で修業を受けている。
孫なだけはあるか、甘やかされている。しかし、ボクはそれでへこたれる気はない!ボクだって人並みには頑張りたいんだ!
「最強でどんなインチキな能力が欲しい?言ってみィ?」
「…くっ!」
「た~くさん、考えるんだぞ?後から変えるとなると、だいぶやり直さないといけないからな?」
どんな能力を得ようと考えたが、考えて考えていきついた先が、これだ。
「サード・チョイス(第三の選択)」
ネーミングがシンプル過ぎるが、シンプル過ぎるからこそのボクの好みの能力だ。
いろんなアニメの強化系タイプがシンプルに強くて最強のように、ボクはシンプルなものが強いのではないかと考えた。
それがこれだ…。
これは君らにわかりやすく言うと、ゲームを始める時のファイルが三つあるだろ?そう、あれさ…
最強だと思っても相性の悪い敵に出くわしたら意味がない。
肝心なのは、敵を理解し対策すること。不意打ちをされても、規格外な強い敵に出くわしても、対策できる。
保険は掛けておくものだ…
我ながら素晴らしい発想だと思っているよ。たぶん……
さて、二人がボクを待っている!二人とも待っていてくれ…必ずボクが君たちを救う!
ボクは、奇襲を受ける前の三日前に戻った…
この時間なら、二人とも間違いなくやられる前のころだ。
うん?「前の世界は」だって?それは…君らが不要なファイルを削除するように、消しているさ。
ボクの能力の「第三の選択」。上限はあるが、最低でも三つ以上。心痛いが、消さなくては使える選択が減ってしまう。
誰もが見せたくない黒歴史やエロ本。
そう、それと同じ感覚さ。
消えた世界の命?…………じいちゃんが言っていた…この世に消えない命なんてねぇって………
つまりボクは無意識のうちか、故意あってか、どのアニメや漫画の魔王や魔法使い、アーベルの悪役よりも命を奪っていることになる…
すまない…すでになかったことになるんだ……つまり、ボクはやっていない……ゆるしてくれ…世界平和のために……
じいちゃんなら許してくれる…
そう自分に言い聞かせてボクは胸のどこかに残る消化しきれない気持ちをかかえて、再びヴァイエルンを救いに出た。
これは、ボクが前の宿からだいぶ離れたフランフルト宿で保険をかけた時のころだ…
ボクは教会の中で目を覚ます。
「お目覚めですね?勇者ラルフ様。世界があなたを求めています。ご武運を」
ラルフは、教会から出ると、二人のいる宿に向かった。
三日前の宿。すべて記憶通りだ。怪しい男もいない…。
そして、廊下を進み、ある扉の前に立つ。
いつもより、早めに戻ったかな?この日は確か、二人のために店を回っていたはず…
ごめんね二人とも…次は一緒に店を回ろう!休む時は、常に一緒にいてあげて、外出時に街での三人行動は危険性が上がるが、二人を部屋に残さず連れて行こう!
バレたらその時さ!
ラルフは、扉を開けて部屋を覗く!
ただいまぁ!
そこには、いつもの二人の姿があった。 ではなく、黒軍服を着た二人の姿だった
ラルフは静かに扉を閉める。
すると、数秒もせず、タマミが扉を開けた。
「なんで閉めた?」
「ぁ…ぃゃ…その…」
「ちょっとツラかせ」
「…あ!ごめん!忘れ物が!」
「あ"ああん?!!!」
「…はい………」
部屋に引っ張られたラルフ。ラルフは無理やり椅子に腰を下ろされる。
目の前には優しい笑みで微笑むアリシアの顔だ。
「おかえりなさいラルフ。いつもお疲れ様♡一時間くらいはかかるとお聞きしたのですが…?」
「うん……いいんだよ…大したことじゃないから…予定よりも早く終わちゃった…うん…」
ラルフは思った。
なんでだろう…なぜこうなった……ボクはやられる前の三日前だぞ?
二人は皮にされてないはず?
まさか…すでにやられているか…この世界のタマミとアリシアの二人は、実は向こう側だったのか…
するとタマミがラルフに質問しだす。
「ねぇ、聞きたいことがあるんだけどさぁ?」
「なに?」
「この戦いさぁ、どっちが勝つと思う?」
「それはもちろん」
ラルフはタマミの腰にある拳銃をしばらく見つめ答えた。
「ドイツ軍だよッ…!」
「じゃあ、なんで敵の方についてるわけ?」
「敵を知るには、敵の側につくことだろ?」
「ふぅ~~ん……」
「うっ!」
するとタマミは勇者の股をブーツで踏みつける。
「ホントかな~~?」
タマミは勇者の股をグイグイとブーツをはいた足でもてあそぶ。
そして、勇者は極度の緊張の中、アリシアに耳の穴を吹きかけられた
「ふぅーーー」
アリシアの優しい吹き風は、勇者の耳元を通る。
「ぁふ……」
あまりの不意打ちで甘い声を出す勇者ラルフ。
「ふふ、あまり調子に乗ってると、タマタマが吹っ飛んじゃいますよぉ?」
「…それはヤバイね…そんな大事なものを無くしたら男じゃなくなるじゃないかぁ」
するとタマミが話しかける。
「へぇ~~、それじゃラルフ。要らないから捨てちゃおうよ?そんで、アタシたちの仲間になろ?」
「え…うん…どうしよぉっかなぁ……」
「そんなものがあるから、チンポを生やした化け物になるんでしょ?ねえ、捨てちゃおうよ?」
「君らのお父さんはどうやって子供を作ったのやら…」
タマミは鋭い眼光で勇者をにらみつける。
「なんか言ったか?」
「うぅんうん!!タマミって愛くるしくてかわいいなぁって」
「はぁ?」
「ごめん!気持ち悪いよね!!ほんとにごめん…!」
「……べつに………ラルフが触りたいんなら……いいけど……」
「…へ?」
勇者は思わぬ返答に声を出してしまう。しかし、狂気な拷問は終わらない。
すると、その話を聞いていたアリシアが残念そうに腰にある拳銃をとろうとして、勇者に話しかける。
「そうですかぁ…ラルフさんは私なんかより、タマミがいいんですね。失礼しました」
勇者はアリシアの行動を見て、すぐに次の言葉を言う。
「アリシア、世界でみんなが同じ色をした花なわけないだろ?君は美しいよ。純白のユリのように」
「まあ♡素敵♡」
すると次はタマミがにらみだした。
「は?アタシは美しくないわけ?」
「タマミ…君にはアリシアにないものがある。このチームの中で誰よりも強い意志を持っている。
君はこのチームの 赤いルビーだよ」
タマミはしばらく勇者をにらむ。
勇者は唾を飲み込み喉をを鳴らす
「…ごくっ……」
しばらくこちらを見つめていたタマミは、口角を少し上げニヤけると勇者の耳元でなめるように言う。
「ホントかな~~?」
そして、タマミは勇者の耳たぶをなめたのだ。
ジュルッ
「うっ…」
「ウソだったら殺すからな?どの道殺すけどな」
「…ひぃ…!」
勇者は絶望した。しかし、ここで諦めれば、完全に詰む。
彼は勇気を振り絞り説得に出た!
勇者はタマミとアリシアの手を掴む。
「…なんだよ……」
タマミは勇者の行動に疑問を持つ。
そしてアリシアはなにをするのかと言わんばかりに勇者の様子を見る。
「いいかタマミ、アリシア…すでに決断の時は迫っている。国防の反逆……親衛隊の裏切り……参謀まで画策している……
噂じゃ、上陸した合衆国軍が、森で巧みに防衛線を引いているドイツ軍を、ありまる弾薬の力で叩きのめし突破したとか
防御は敵にやられやすい…待ち伏せなんてもってのほかだろ?止まった的なんて砲撃や空爆のエサだ
制空権をとられた国は勝機はないって、ブリトン人の将軍が言っていただろ?
こういうのは教科書には不都合だから載っていない。
降伏したバルターモーデル元帥は情報当局から裏切り者扱いされている
彼らに弾はない…このままでは、連合軍かソ連軍がドイツを半分にするだろう。それがドイツにとって本当の勝利と言えるか?」
しばらく勇者をにらむ二人。タマミが勇者に聞く。
「アンタ…どっちの味方?」
「ボクは連合軍でも枢軸でもない。ドイツの味方さ」
ラルフはどこかのキツネのセリフを使った。
「今、戦況は悪いのは見てわかる。しかし、このピンチな状況だからこそチャンスに活かせる。
連合やソ連軍が入ってくる前に独立を宣言して帝国の中で国境を張る。そして、合衆国と独断で停戦協定を結び、連合と一緒に彼を倒す」
するとタマミが勇者を鋭くにらむ。
「はア?裏切るのか?ころすぞ?チンコ野郎」
しかし、勇者はタマミたちを何とか説得しようとする。
「タマミ、アリシア…ドイツは確かに大きくなった…しかし、これで負ければ、戦前のころよりもっと小さくなるだろう
それはドイツのためじゃない。でも、完全勝利とまではいかなくても、ドイツの勝ちには、できるはずだ。
ヴァイエルンを大きくしてもらった彼には悪いが、かつての半分にされるくらいなら彼だって喜ぶだろう…どうだ?」
「「……」」
二人はしばらく沈黙する。
タマミは勇者に問う。
「アンタはなんなの?その国のトップになる正当性があるわけ?」
すると彼は答えた。
「ボクは…このヴァイエルン王国の王家の血を引くものだ。十分な理由になるだろ?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そして…
ラルフのテーブルの前に国防からの国防のスパイであるという契約の紙が置かれていた。
これを書けば、その紙を仲間のレジスタンスに見られる恐れがある。二度と仲間に顔を見せられない。しかし、書かなければ拳銃の弾を貰うことになる。
この紙にサインをすれば、同時に彼らに脅される。
ボクは…!
書いた
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そして、停戦会談にて彼は、合衆国の大統領フランクリン・オムニベルトとひそかに話をしていた。
足を交差させ、勇者に大きな態度を見せる大統領フランクリン。
彼は人の倍以上の身長のためか、スーツに隠しきれない筋肉がとてもすごく、オカマ口調な悪のスーパーマンなのだ。
「それで?わたしになにか得でもあるわけ?」
「もし、このヴァイエルンの独立を認めていただければ、いずれソ連軍との戦いで前線にすることができます
さらに向かっているソ連軍より先にヴァイエルンの手中に収めれば、ドイツ軍の秘密兵器局も合衆国の手に落ちます
ロケット技術は合衆国のもの
そうすれば、燃料はありませんが合衆国なら大した問題ではないはず」
「ほう…」
「そこに核兵器を隠して、機会を見て爆破後、攻めてくるソ連軍を足止めできるほか、
レニングラードから上陸して包囲することもできます。
弾も食料もないソ連軍は厳しい戦いを強いられるでしょう。
予定よりも開戦が長引くのであれば、その核の技術を原子力発電のため、電気の供給にも利用できます
いかがでしょうか」
「あなた、経済学?それとも軍事産業の人間の父親でもいるの?」
「わたしは、レジスタンスや、諜報活動などをやっております」
「なるほど、それがアナタの考えね。まるでどこかのスパイアニメの主人公みたいね…でもね、それだけじゃ私は満足しないわ
考えてみなさい?兵器局なんて力ずくで手に入れられる
ソ連は確かに合衆国よりロケット技術ならあるけど、いずれ追い越せられる
それにドイツの化学者だってすでに合衆国に亡命している
そうでしょ?」
フランクリンは、鋭い舌で勇者の取引の穴に突いてくる。それは鋭い針のように。
「もちろんです。しかし、奴らは、科学者の亡命後もわずかな科学者を使い科学力で抵抗しようとあらゆる兵器を作っています
中にはアナタの気にいるものがきっとあるはず
このヴァイエルンを合衆国の国家保護領として利用していただければ、ヴァイエルンの物は合衆国の物です。
それに、今、ソ連に奪われるよりも先に手に入れれば、開発に携わる時間、資金、期間を考えれば、だいぶ有利になるかと
いかがでしょうか」
「…フッ、おもしろいことを言っているわねぇ…わたしは専門じゃないからわからないけど……いいわ。独立は認めてあげる。連合にも入れてあげる。
ただし、あくまで合衆国の国家保護領としてね。他に要件は?」
「必要であれば、いつでもお申し付けください。ヴァイエルンは合衆国の領土ですから」
「…いいわ…!ますます気に入ったわ…!適当に約束してアナタを殺そうと思ったけど!今日からあなたは私の奴隷よ…!」
勇者は巧みな話術を使い、なんとか独立を認めてもらった。
皮肉なことだが、ここまでしないと彼を納得させるのは不可能だろう…
そして、
「ジョー。我々は大統領と上層部らから特別命令を受けている」
軍服を着た男が、若い将兵に言う。
「特別…命令とは?」
「ドイツ国内で反乱がおき、ドイツ軍の一部が蜂起している」
「彼らは独立宣言を行い、国境を見張っているらしい」
「…フン、ドイツ野郎どもが殺し合いか」
「すでに連合も彼らの独立を認めている。しかし、イタリアの件にしろ、話を伺っていなかったブリトンの首相は我々の独断な判断で驚いているようだ」
「ドイツ人とドイツ人の戦いか…」
「しかし、彼らに弾もなければ食料もない。こちらでバックをとるつもりだが、血の気が盛んな大統領は、このままソ連軍を追い払って、ドイツを連合に降伏させるという計画をお考えらしい」
「冷戦はもう始まったか」
「見えない勲章が手に入るぞ?」
男は続けて計画を言う。
「さて、まず我々は、現地警備部隊として、今だに抵抗しているドイツ軍に近づく
そして司令部を乗っ取り、奴らの指揮権を奪う。
足りない兵力は、こちらで確保した残存のイタリア軍の捕虜を使う」
「彼らには安息はないということか?」
「彼らは、我々から多くの血を流したんだ。己の血で流すしかない。」
「ばれたらどうする?包囲されるぞ?」
「向こうにこちらの協力者がいる。だがもしもの時は……その時のプランは考えている」
「とにかく、我々は勝たねばならない。これは未来の戦争だ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
終戦後、ヴァイエルンはかつての広大な領土は失ったが、最悪な形までは避けたのだ。
ヴァイエルンは民主主義勢力が作った国だが、共和制ではなく、王様がいるという君主制の国家となっていた。
しかし、それには考えがあった。都合のいい国家の操作をするには、
他国の情報操作で乗っ取られてしまうような危うい制度ではなく絶対的な権力者の元で国家が運営され、
民主主義の国家が絶対君主制の国家をつくり操作しているようにヴァイエルンもそれだった。
ヴァイエルンは至上主義を打ち砕かれ、どこにもいろんな人種の人々がいる。
まるでそれは、よくある異世界モノの街のように。
二人のヴァイエルン人は、後の未来の話をしていた。
「この国も移民国家になるのかな?」
「どうだろうな…今の王様と首相しだいだろ」
それから平和になったヴァイエルンでは選挙が始まっていた。
「我々は合衆国のものではない!ヴァイエルンのものはヴァイエルンのものだぁ!
なぜ小国なのに大国に勝った?!防御していたからさ!!防御は優勢だぁ!どんな強国にも勝てる!!
防御していたから勝ったんだぁ~!」
男は選挙に勝つため、人々に注目を向けさせる。
その男の様子を見ている二人の男性。一人は人間の男性。もう一人は男性だが正体はわからない。
「……」
男は選挙に出ている男の発言に首をかしげる。
すると、近くにいた人間の男性が彼を見て話しかける。
「どうした?彼がおかしいことでも言ったか?」
「オレはヴァイエルンの人間ではないから投票はできないが、気になっていたんだ……
最初はみんな素晴らしいことを言って注目を浴びさせるが、たいてい後に本音が出る
子供みたいなことを言っていたから気が失せたよ…」
「なんだって?」
「なあ、トマス。なぜベトナムが合衆国に勝ったと思う?」
「さあな?防御か?」
「オレの考え方なんだが、バックに中国とロシアがいたからだと思う…
あの時、ベトナムは、ロシアと中国からジェット戦闘機や弾と武器、人を貰っていた。優秀な将校とかもな。その時合衆国は、レシプロ機だ
フランク共和国が、空挺戦術で飛行場を落とし、巧みに機関銃陣地やバンカーを作り、頑固な防衛線を張った。しかし、奴らは大量に貰った砲弾を撃ちまくった
そして、その将軍は後に赤いナポレオンと呼ばれるようになった
防衛線は見事に破壊され、彼らは壊滅。弾がないドイツ帝国や大和帝国ならこんなやり方をするか?
夜襲作戦のような戦術しかできないだろ?
さらに合衆国の大統領は、アイゼン・ハワーだ。彼は戦争に消極的だった
フランクリンが大統領なら反戦派の市民を戦車で引き回したり、犯罪者として刑務所に入れていただろう」
そして男はさらに言う。
「今のウクライナを見ろ。小国のくせにロシアと戦えている。合衆国や欧州のたくさんの弾と兵器と兵士が、他国からくる。 あの時と まったく同じだ 」
男二人は立ち去る。
彼らは何者だろうか?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あとがき
これでラルフくんは死なずに済んだかと思います
彼にはまだネタがあるので、気の毒ですが…彼には、もっとたくさん死んでもらわないと困るのです
許してください…
ラルフくんがかわいそうですが…… 彼なら平和のためなら戦ってくれます!
Call of Duty: Black Ops Cold War や Ruse はおもしろかったです
プレイスキルに自信のない方は、動画を見るのもいいかもしれません…
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