解釈的不正義

山碕田鶴

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<山積>

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 ボク  先生のことが好きなんです。

 冗談で和えた告白を
 先生は  そっと受け取った
 それは  それは  丁寧に
 贈り物みたく受け取って
 熨斗のしだけ剥がして  返品してきた

 いつでも  どこでも  何度でも
 それでもボクは  構わない
 いつでも  どこでも  何度でも
 ボクは  愛を  伝え続ける

 だって  ボクの座右の銘は
 熨斗も積もれば山となる  だから

 いつでも  どこでも  何度でも
 愛の熨斗よ  山となれ
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