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第九話「小学生の排球勝負~後編~」
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見事こちら側の勝利で終わった排球勝負。
男子陣は悔しそうに去っていった。
「ありがとう!お兄ちゃん!」
「はいきゅう。うまいんだね!」
「さいきょーね!」
そうやって、もてなされた。
(本当はおじさんが活躍してたけど……)
おじさんは試合も終わりその場を去ろうとしていた。
「すみません!」
俺は咄嗟におじさんに声をかけた。
「なんだい?」
おじさんは振り返った。
「おじさんは何者ですか?」
俺は、そう尋ねた。すると、おじさんは
「通りすがりのおじさんだよ……」
と言って去っていった。
公園には俺と、女の子3人組が取り残された。すると、宝石(ジュエリー)ちゃんが
「お兄ちゃん!私の友達を紹介するね!」
と、言って、紹介された。
「この子は、ヒカリちゃん!」
と、宝石ちゃんが言うと、大人しめな女の子が頭をペコリと下げた。
「そして、キラリちゃん!」
と宝石ちゃんが言うと、気の強めな女の子が
「あなたがジュエリーのみらいのだんなさん?」
と、聞いてきた。俺は、
「はい。そうです。私は島田栄作です。」
と何故か小学生相手に敬語になってしまった。すると、輝(キラリ)ちゃんが、
「最初はジュエリーのだんなさんがどんなのかとドキドキしたけど、安心したわ」
そう、言われた。そして、
「あなたならジュエリーを幸せにしてくれそうね!」
そう言うと
「はずかしいよ……」
と、宝石ちゃんは言う。小学生の夢いっぱいの恋愛トークが始まってしまいそうだったので俺は、
「俺、おつかいの途中だから帰るね!」
と言って、その場を後にした。
家に帰るとおばさんが、
「遅かったわね?何かあった?」
と、心配そうに声をかけてきた。
「まぁ、少し排球の勝負を挑まれまして……」
と言う流れで事の経緯を説明した。
「そうねぇ、本当家の宝石は……」
と、申し訳なさそうにしていた。
そこで、俺は
「あの、その時に手を貸してくれたおじさんがいるんですが、知ってますか?」
と、言うとおばさんは顔色を変えて、
「え?それって、順介さんじゃない!?」
と、言ってきた。どうやら、話を聞いているとおばさんの初恋の相手だったらしい。
そして、おばさんは、過去の話を語りだしたのだった。
男子陣は悔しそうに去っていった。
「ありがとう!お兄ちゃん!」
「はいきゅう。うまいんだね!」
「さいきょーね!」
そうやって、もてなされた。
(本当はおじさんが活躍してたけど……)
おじさんは試合も終わりその場を去ろうとしていた。
「すみません!」
俺は咄嗟におじさんに声をかけた。
「なんだい?」
おじさんは振り返った。
「おじさんは何者ですか?」
俺は、そう尋ねた。すると、おじさんは
「通りすがりのおじさんだよ……」
と言って去っていった。
公園には俺と、女の子3人組が取り残された。すると、宝石(ジュエリー)ちゃんが
「お兄ちゃん!私の友達を紹介するね!」
と、言って、紹介された。
「この子は、ヒカリちゃん!」
と、宝石ちゃんが言うと、大人しめな女の子が頭をペコリと下げた。
「そして、キラリちゃん!」
と宝石ちゃんが言うと、気の強めな女の子が
「あなたがジュエリーのみらいのだんなさん?」
と、聞いてきた。俺は、
「はい。そうです。私は島田栄作です。」
と何故か小学生相手に敬語になってしまった。すると、輝(キラリ)ちゃんが、
「最初はジュエリーのだんなさんがどんなのかとドキドキしたけど、安心したわ」
そう、言われた。そして、
「あなたならジュエリーを幸せにしてくれそうね!」
そう言うと
「はずかしいよ……」
と、宝石ちゃんは言う。小学生の夢いっぱいの恋愛トークが始まってしまいそうだったので俺は、
「俺、おつかいの途中だから帰るね!」
と言って、その場を後にした。
家に帰るとおばさんが、
「遅かったわね?何かあった?」
と、心配そうに声をかけてきた。
「まぁ、少し排球の勝負を挑まれまして……」
と言う流れで事の経緯を説明した。
「そうねぇ、本当家の宝石は……」
と、申し訳なさそうにしていた。
そこで、俺は
「あの、その時に手を貸してくれたおじさんがいるんですが、知ってますか?」
と、言うとおばさんは顔色を変えて、
「え?それって、順介さんじゃない!?」
と、言ってきた。どうやら、話を聞いているとおばさんの初恋の相手だったらしい。
そして、おばさんは、過去の話を語りだしたのだった。
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