16 / 206
第二章 『魔力』が無いと勝手に思い込んでいました
我ながら苦しい言い訳だわ
しおりを挟む
さて、どうしたものか。
私はテラスで椅子に腰掛けながら腕組みをして、テーブルに置かれている大量の洋菓子と睨めっこしていた。昨日の夜にア・レ・をする。つまりは太ることを決意して今に至るわけなのだが。
食べるために用意された洋菓子なのだけど、私の胃袋は限界寸前。
残念ながら私のお腹が一杯でこれ以上は食べられそうにない。
マドレーヌを三個食べただけでお腹が膨れるとは。
こんなにも自分の胃袋が小さいとは思わなかった。
昨日の夜に太ることを決意して、たくさん食べることを意識したのはいいけど、今からこの調子で大丈夫なのかしら。
「あの、ソフィア様。 どうされましたか?」
心配そうに顔を覗きこんだアイリス。
心配してしまうのも仕方ないことだ。
なにせ、いつもの十倍以上のおやつを用意してと頼んだのが三時間前になる。用意されたらマドレーヌを三個だけ食べて、それからずっと食べずにこの大量の洋菓子をどうしようと考えていた。
いつものおやつの時間は紅茶と洋菓子一個なのだから、考えるまでもなく、絶対に多い量。
それはわかってる。
『つもり 』だったのかもしれない。
太るにはたくさん食べること。だけど、自分の限界を甘く見過ぎていた。
残すというのも勿体ない。ましてや自分から言っといて食べられませんでしたなんて、そんなこと言えない。
ああ、もう。私は何を反省したのよ!
殿下に『婚約破棄をしたい』と、初対面でまだ挨拶もしてないのに、あんなことを言って、後先考えずに行動してしまったことを後悔したばかりじゃない!?
またその繰り返しなんて。
ホント、私って馬鹿なんだから。
こんなんで死亡フラグ回避なんて出来ると思ってるの!?
もう、ありえない。
自分の頭を叩き割りたいわ。
「あのね、太りたいの」
「はい?」
真剣な顔で言ったつもりなのにアイリスは口をあんぐりさせる。
うん。当然な反応ね。
大量の洋菓子と睨めっこした後にそんなこと言われたら頭がおかしくなったと誤解されるでしょう。
ずっと少食だったのに、いきなり太りたいだなんて。
「えっと、ソフィア様。確かに、ソフィア様は少しお痩せされてる方ではありますが、太りたいとは、一体どうしてですか?」
あっ、そう来ましたか。
私の体重は三十二よ。痩せてると言えるのかしら?
平均だと思うのだけど。
それに、日本だと小学五年生ぐらいの歳。
私は身長も体重も普通で、平均以下やそれ以上でもないわ。
この屋敷の人たちは過保護すぎなのよ。
本当のことを話したところで私の行動を理解することはないと思う。
太りたいのが、婚約が嫌だからとかいう理由なのだもの。
王太子殿下と婚約はデメトリアス家としても滅多にないチャンスよ。今後の未来を約束されたようなものなんだから。
ーーだけど。
申し訳ないけど、私は絶対に婚約はしたくない。責任が重たい役を自ら進めてやりたいとは思わないの。
さて、なんて言い訳しようかしら。
「私は、殿下の愛情を確かめたいのよ」
うん。我ながら苦しい言い訳だわ。でも、後には引けない。
「殿下が外見だけで判断した訳じゃないと、私の目で確かめたいのよ。言葉では簡単に言えるもの」
こんなんで騙されるわけないよね。子供っぽい嘘だわ。
「ソフィア様」
アイリスは目が潤んでいた。
ああ、ほら。
やっぱり、嘘だと気付いてショックを受けてるわ。謝ろう。
「ごめんなさい。あの」
「ソフィア様!! そんなにも愛されてるんですね!?」
「……え?」
アイリスは私の両手を握りしめた。
「わかりました。このアイリス、ソフィア様の未来のために最善を尽くそうと思います」
私が言うのもなんだけど、いともたやすいってこのことね。
普段はしっかりしてるのに、私にはどこか甘いのよね。
まぁ、そういうところが好きなんだけど。
「ですが、ソフィア様。いきなりこの量は食べられませんよ。少しずつ、食べられる量を増やして行きましょう」
「ええ、そうね。ありがとう、でも……お義母さまにはなんて言おうかしら」
一番の問題はそこだ。生半端な嘘は通用しない。そもそも嘘を吐いちゃいけないんだけど。美を大切にしているから、太りたいと言ったら気絶されそうね。
「今しがたのことを申されてもいいかと思いますが」
「お義母さまは美を大切にしているのだから、太ることをお義母さまが許すはずもないわ」
お義父さまはさっきの言い訳で大丈夫だと思うけど、お義母さまは美に関しては厳しい人よ。
「ですが!?」
「?」
アイリスは心配そうな顔をしたが、急に顔を上げ、深々とお辞儀をした。
一体どうしたのだろうかと、アイリスが見たところを見てみるとお義母さまが居た。
さっきのが聞かれたのだろうか。眉間にシワを寄せている。
怒られる!?
「あ、あの。お義母さま」
椅子から立ち上がったらお義母さまは私の頬に優しく手を伸ばしてきた。
「話は聞いていました。ですが、外見を磨くということは、中身が外見に反映しますのよ。ですから外見が美しさを失うということ」
「太るということは、美を失うことにはなりません。太っていても輝いて、前を向いて、誰よりも美しさを持ってる人がいるはずです」
そう、私は知っている。とても太っていて、コンプレックスなのに、それを武器に芸能人として働いている人達を。私は、そんな人たちを見て、とても美しいと感じたことがあるわ。自分のコンプレックスと向き合うなんて、誰でも出来ることじゃない。
太る=ブスというのはただの偏見だ。
お義母さまの言ってることも分からなくはない。この世界の貴族というのは美にうるさい人が多いから。
私は真っ直ぐにお義母さまから目を逸らさずに言うと、お義母さまは動揺を隠せずにいたが、軽く微笑んだ。
その表情に拍子抜けした。てっきり私は怒られると思っていたから。
「やっぱり、親子ですわね。あなたの母親も似たようなことを言っていましたのよ」
「私の?」
「魔法学園で、クラスが同じでしたの」
お義母さまは懐かしそうに目を細めた。
「ですが、そこは貴族しか入学出来ないと聞きました。私の両親は貴族だったのですか?」
「そうです。公爵令嬢と男爵子息でしたわ」
私の両親が貴族だった? ゲームでは友情エンドに幼い頃、本当の両親と村外れにひっそりと暮らしていたと言っていた。私自身、両親が亡くなった瞬間の記憶だけがないだけで、少しは覚えているけど、記憶が曖昧だから、はっきりとは思い出せない。
けど、古い小屋みたいなところにいた気がするわ。
両親が貴族だとすると、貧相な暮らしはありえない。
何かがあって、勘当されたとか?
もしかして、駆け落ち!?
まさか。乙女ゲームのやりすぎね。
そんなわけあるはず……。
いや、あったわ。ここが乙女ゲームの世界なの忘れるところだった。
「仕方ないですわね。反対したとしても、やってしまいそうですもの」
懐かしそうに過去を話していたお義母さまは何かを思い出したように話を変えた。
お義母さま?
急にどうしたのだろうと、首をかしげた。
「ですが、太り過ぎなのは身体にも悪いですから、今の体重から十キロです。十キロまでなら許します。いいですね?」
「……はい! ありがとうございます。お義母さま」
私はお義母さまに軽めにお辞儀をした。
『十キロはあんまり変わらないと思います』
という言葉は心の奥にしまうことにした。
なんだかんだ言っても、甘いのね。
元々ソフィア私は箱入り娘だったからね。
お義母さまが許したのもそれがあるのかしら。
うん、やめとこう。
そんなことを考えるよりも今は許されたことを素直に喜ぼう。
私はテラスで椅子に腰掛けながら腕組みをして、テーブルに置かれている大量の洋菓子と睨めっこしていた。昨日の夜にア・レ・をする。つまりは太ることを決意して今に至るわけなのだが。
食べるために用意された洋菓子なのだけど、私の胃袋は限界寸前。
残念ながら私のお腹が一杯でこれ以上は食べられそうにない。
マドレーヌを三個食べただけでお腹が膨れるとは。
こんなにも自分の胃袋が小さいとは思わなかった。
昨日の夜に太ることを決意して、たくさん食べることを意識したのはいいけど、今からこの調子で大丈夫なのかしら。
「あの、ソフィア様。 どうされましたか?」
心配そうに顔を覗きこんだアイリス。
心配してしまうのも仕方ないことだ。
なにせ、いつもの十倍以上のおやつを用意してと頼んだのが三時間前になる。用意されたらマドレーヌを三個だけ食べて、それからずっと食べずにこの大量の洋菓子をどうしようと考えていた。
いつものおやつの時間は紅茶と洋菓子一個なのだから、考えるまでもなく、絶対に多い量。
それはわかってる。
『つもり 』だったのかもしれない。
太るにはたくさん食べること。だけど、自分の限界を甘く見過ぎていた。
残すというのも勿体ない。ましてや自分から言っといて食べられませんでしたなんて、そんなこと言えない。
ああ、もう。私は何を反省したのよ!
殿下に『婚約破棄をしたい』と、初対面でまだ挨拶もしてないのに、あんなことを言って、後先考えずに行動してしまったことを後悔したばかりじゃない!?
またその繰り返しなんて。
ホント、私って馬鹿なんだから。
こんなんで死亡フラグ回避なんて出来ると思ってるの!?
もう、ありえない。
自分の頭を叩き割りたいわ。
「あのね、太りたいの」
「はい?」
真剣な顔で言ったつもりなのにアイリスは口をあんぐりさせる。
うん。当然な反応ね。
大量の洋菓子と睨めっこした後にそんなこと言われたら頭がおかしくなったと誤解されるでしょう。
ずっと少食だったのに、いきなり太りたいだなんて。
「えっと、ソフィア様。確かに、ソフィア様は少しお痩せされてる方ではありますが、太りたいとは、一体どうしてですか?」
あっ、そう来ましたか。
私の体重は三十二よ。痩せてると言えるのかしら?
平均だと思うのだけど。
それに、日本だと小学五年生ぐらいの歳。
私は身長も体重も普通で、平均以下やそれ以上でもないわ。
この屋敷の人たちは過保護すぎなのよ。
本当のことを話したところで私の行動を理解することはないと思う。
太りたいのが、婚約が嫌だからとかいう理由なのだもの。
王太子殿下と婚約はデメトリアス家としても滅多にないチャンスよ。今後の未来を約束されたようなものなんだから。
ーーだけど。
申し訳ないけど、私は絶対に婚約はしたくない。責任が重たい役を自ら進めてやりたいとは思わないの。
さて、なんて言い訳しようかしら。
「私は、殿下の愛情を確かめたいのよ」
うん。我ながら苦しい言い訳だわ。でも、後には引けない。
「殿下が外見だけで判断した訳じゃないと、私の目で確かめたいのよ。言葉では簡単に言えるもの」
こんなんで騙されるわけないよね。子供っぽい嘘だわ。
「ソフィア様」
アイリスは目が潤んでいた。
ああ、ほら。
やっぱり、嘘だと気付いてショックを受けてるわ。謝ろう。
「ごめんなさい。あの」
「ソフィア様!! そんなにも愛されてるんですね!?」
「……え?」
アイリスは私の両手を握りしめた。
「わかりました。このアイリス、ソフィア様の未来のために最善を尽くそうと思います」
私が言うのもなんだけど、いともたやすいってこのことね。
普段はしっかりしてるのに、私にはどこか甘いのよね。
まぁ、そういうところが好きなんだけど。
「ですが、ソフィア様。いきなりこの量は食べられませんよ。少しずつ、食べられる量を増やして行きましょう」
「ええ、そうね。ありがとう、でも……お義母さまにはなんて言おうかしら」
一番の問題はそこだ。生半端な嘘は通用しない。そもそも嘘を吐いちゃいけないんだけど。美を大切にしているから、太りたいと言ったら気絶されそうね。
「今しがたのことを申されてもいいかと思いますが」
「お義母さまは美を大切にしているのだから、太ることをお義母さまが許すはずもないわ」
お義父さまはさっきの言い訳で大丈夫だと思うけど、お義母さまは美に関しては厳しい人よ。
「ですが!?」
「?」
アイリスは心配そうな顔をしたが、急に顔を上げ、深々とお辞儀をした。
一体どうしたのだろうかと、アイリスが見たところを見てみるとお義母さまが居た。
さっきのが聞かれたのだろうか。眉間にシワを寄せている。
怒られる!?
「あ、あの。お義母さま」
椅子から立ち上がったらお義母さまは私の頬に優しく手を伸ばしてきた。
「話は聞いていました。ですが、外見を磨くということは、中身が外見に反映しますのよ。ですから外見が美しさを失うということ」
「太るということは、美を失うことにはなりません。太っていても輝いて、前を向いて、誰よりも美しさを持ってる人がいるはずです」
そう、私は知っている。とても太っていて、コンプレックスなのに、それを武器に芸能人として働いている人達を。私は、そんな人たちを見て、とても美しいと感じたことがあるわ。自分のコンプレックスと向き合うなんて、誰でも出来ることじゃない。
太る=ブスというのはただの偏見だ。
お義母さまの言ってることも分からなくはない。この世界の貴族というのは美にうるさい人が多いから。
私は真っ直ぐにお義母さまから目を逸らさずに言うと、お義母さまは動揺を隠せずにいたが、軽く微笑んだ。
その表情に拍子抜けした。てっきり私は怒られると思っていたから。
「やっぱり、親子ですわね。あなたの母親も似たようなことを言っていましたのよ」
「私の?」
「魔法学園で、クラスが同じでしたの」
お義母さまは懐かしそうに目を細めた。
「ですが、そこは貴族しか入学出来ないと聞きました。私の両親は貴族だったのですか?」
「そうです。公爵令嬢と男爵子息でしたわ」
私の両親が貴族だった? ゲームでは友情エンドに幼い頃、本当の両親と村外れにひっそりと暮らしていたと言っていた。私自身、両親が亡くなった瞬間の記憶だけがないだけで、少しは覚えているけど、記憶が曖昧だから、はっきりとは思い出せない。
けど、古い小屋みたいなところにいた気がするわ。
両親が貴族だとすると、貧相な暮らしはありえない。
何かがあって、勘当されたとか?
もしかして、駆け落ち!?
まさか。乙女ゲームのやりすぎね。
そんなわけあるはず……。
いや、あったわ。ここが乙女ゲームの世界なの忘れるところだった。
「仕方ないですわね。反対したとしても、やってしまいそうですもの」
懐かしそうに過去を話していたお義母さまは何かを思い出したように話を変えた。
お義母さま?
急にどうしたのだろうと、首をかしげた。
「ですが、太り過ぎなのは身体にも悪いですから、今の体重から十キロです。十キロまでなら許します。いいですね?」
「……はい! ありがとうございます。お義母さま」
私はお義母さまに軽めにお辞儀をした。
『十キロはあんまり変わらないと思います』
という言葉は心の奥にしまうことにした。
なんだかんだ言っても、甘いのね。
元々ソフィア私は箱入り娘だったからね。
お義母さまが許したのもそれがあるのかしら。
うん、やめとこう。
そんなことを考えるよりも今は許されたことを素直に喜ぼう。
11
お気に入りに追加
884
あなたにおすすめの小説

婚約者に毒を飲まされた私から【毒を分解しました】と聞こえてきました。え?
こん
恋愛
成人パーティーに参加した私は言われのない罪で婚約者に問い詰められ、遂には毒殺をしようとしたと疑われる。
「あくまでシラを切るつもりだな。だが、これもお前がこれを飲めばわかる話だ。これを飲め!」
そう言って婚約者は毒の入ったグラスを渡す。渡された私は躊躇なくグラスを一気に煽る。味は普通だ。しかし、飲んでから30秒経ったあたりで苦しくなり初め、もう無理かも知れないと思った時だった。
【毒を検知しました】
「え?」
私から感情のない声がし、しまいには毒を分解してしまった。私が驚いている所に友達の魔法使いが駆けつける。
※なろう様で掲載した作品を少し変えたものです
婚約破棄されて辺境へ追放されました。でもステータスがほぼMAXだったので平気です!スローライフを楽しむぞっ♪
naturalsoft
恋愛
シオン・スカーレット公爵令嬢は転生者であった。夢だった剣と魔法の世界に転生し、剣の鍛錬と魔法の鍛錬と勉強をずっとしており、攻略者の好感度を上げなかったため、婚約破棄されました。
「あれ?ここって乙女ゲーの世界だったの?」
まっ、いいかっ!
持ち前の能天気さとポジティブ思考で、辺境へ追放されても元気に頑張って生きてます!

君への気持ちが冷めたと夫から言われたので家出をしたら、知らぬ間に懸賞金が掛けられていました
結城芙由奈@コミカライズ発売中
恋愛
【え? これってまさか私のこと?】
ソフィア・ヴァイロンは貧しい子爵家の令嬢だった。町の小さな雑貨店で働き、常連の男性客に密かに恋心を抱いていたある日のこと。父親から借金返済の為に結婚話を持ち掛けられる。断ることが出来ず、諦めて見合いをしようとした矢先、別の相手から結婚を申し込まれた。その相手こそ彼女が密かに思いを寄せていた青年だった。そこでソフィアは喜んで受け入れたのだが、望んでいたような結婚生活では無かった。そんなある日、「君への気持ちが冷めたと」と夫から告げられる。ショックを受けたソフィアは家出をして行方をくらませたのだが、夫から懸賞金を掛けられていたことを知る――
※他サイトでも投稿中

悪役令嬢になりたくない(そもそも違う)勘違い令嬢は王太子から逃げる事にしました~なぜか逆に囲い込まれました~
咲桜りおな
恋愛
四大公爵家の一つレナード公爵家の令嬢エミリア・レナードは日本人だった前世の記憶持ち。
記憶が戻ったのは五歳の時で、
翌日には王太子の誕生日祝いのお茶会開催が控えており
その場は王太子の婚約者や側近を見定める事が目的な集まりである事(暗黙の了解であり周知の事実)、
自分が公爵家の令嬢である事、
王子やその周りの未来の重要人物らしき人達が皆イケメン揃いである事、
何故か縦ロールの髪型を好んでいる自分の姿、
そして転生モノではよくあるなんちゃってヨーロッパ風な世界である事などを考えると……
どうやら自分は悪役令嬢として転生してしまった様な気がする。
これはマズイ!と慌てて今まで読んで来た転生モノよろしく
悪役令嬢にならない様にまずは王太子との婚約を逃れる為に対策を取って
翌日のお茶会へと挑むけれど、よりにもよってとある失態をやらかした上に
避けなければいけなかった王太子の婚約者にも決定してしまった。
そうなれば今度は婚約破棄を目指す為に悪戦苦闘を繰り広げるエミリアだが
腹黒王太子がそれを許す訳がなかった。
そしてそんな勘違い妹を心配性のお兄ちゃんも見守っていて……。
悪役令嬢になりたくないと奮闘するエミリアと
最初から逃す気のない腹黒王太子の恋のラブコメです☆
世界設定は少し緩めなので気にしない人推奨。

婚約破棄された貧乏令嬢ですが、意外と有能なの知っていますか?~有能なので王子に求婚されちゃうかも!?~
榎夜
恋愛
「貧乏令嬢となんて誰が結婚するんだよ!」
そう言っていましたが、隣に他の令嬢を連れている時点でおかしいですわよね?
まぁ、私は貴方が居なくなったところで困りませんが.......貴方はどうなんでしょうね?
乙女ゲームの世界だと、いつから思い込んでいた?
シナココ
ファンタジー
母親違いの妹をいじめたというふわふわした冤罪で婚約破棄された上に、最北の辺境地に流された公爵令嬢ハイデマリー。勝ち誇る妹・ゲルダは転生者。この世界のヒロインだと豪語し、王太子妃に成り上がる。乙女ゲームのハッピーエンドの確定だ。
……乙女ゲームが終わったら、戦争ストラテジーゲームが始まるのだ。

【完結】私の大好きな人は、親友と結婚しました
紅位碧子 kurenaiaoko
恋愛
伯爵令嬢マリアンヌには物心ついた時からずっと大好きな人がいる。
その名は、伯爵令息のロベルト・バミール。
学園卒業を控え、成績優秀で隣国への留学を許可されたマリアンヌは、その報告のために
ロベルトの元をこっそり訪れると・・・。
そこでは、同じく幼馴染で、親友のオリビアとベットで抱き合う二人がいた。
傷ついたマリアンヌは、何も告げぬまま隣国へ留学するがーーー。
2年後、ロベルトが突然隣国を訪れてきて??
1話完結です
【作者よりみなさまへ】
*誤字脱字多数あるかと思います。
*初心者につき表現稚拙ですので温かく見守ってくださいませ
*ゆるふわ設定です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる