料理人と過食嘔吐の彼女

のだ。

文字の大きさ
上 下
5 / 5

浮気論

しおりを挟む
僕の浮気には僕なりの、誰にも理解してもらえない正義があった。浮気に正義?と、なると思います。きっとそんなものは存在しないと、言う人は沢山います。彼女は何も、僕の求めるものはくれなかった。愛情を感じなかった。だから、他で満たしたかった。もういっそ、その、他に身を寄せようともした。今思えば、頑張って別れようとしていたのかもしれないです。もしもバレていなければ、なにかの衝撃で別れていたかもしれないです。

浮気をされたくないなら、浮気をされないように扱え。もちろん、自分自身にも言えることです。だって、相手にとって完璧じゃないのに、どうやって補うんですか。そんなの、不可能です。

そんなの、我儘だ、暴論だと言いますか?
それでは、善意で、見ないふりで、自分だけの無償の努力で。何年も、同じ人と付き合っていけますか?結婚が出来ますか?一生が誓えますか?浮気するのに十分な理由があった。そう思います。でも、するのなら、しっかり隠し通すべきです。相手にどれだけの理由があっても傷つけてしまったらいけない。傷つけあっていたらいつまでも終わらないから、どこかでちゃんと区切りをつけるべきだとは思います。難しいですね。恋愛なんか語っている本はどこにでもありますから、ここまでにしておきます。誰もが体験するようなことは、ここで終わりです。
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する


処理中です...