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初期設定が終わって、ステータス画面になった。
ルーカスのステータス画面はこんな感じだった。


名 前:ルーカス・コンラート
年 齢:13
レベル:28
体 力:385/385
魔 力:220/690
 力 :C
耐 久:D
知 力:B
精 神:B
敏 捷:D
 運 :D
固有スキル:【箱庭:F】
習得スキル:【高速演算:D】【剣術:C】【風属性魔法:D】【体力回復:C】【魔力回復:C】【毒耐性:B】【麻痺耐性:B】【馬術:B】


このステータスの表記の見方はG・F・E・D・C・B・A・S・SS・SSSの十段階ある。
だが、SSやSSSは超人級でめったに見られない。
それこそ英雄や賢者、勇者に聖女などの存在がたまに持っていると云う程希少なのだ。
なので一般的にはG~Sまでの八段階とされている。

ルーカスが【箱庭:F】を押すと目の前に半透明の画面と立体模型の様な物が現れた。
それはコンラート帝国の立体模型だった。

「ルーカス様、これは?」
「たぶん、これが『箱庭』なんだと思う」
「本来の箱庭は浅めの箱の中に土や砂を敷き、小さな木や人形を配置する物です。そう考えればこれはルーカス様の国、コンラート帝国の箱庭なのでしょう」
「そうだね。そしてこっちの画面にあるのが今出来ることや現状の確認なんだと思う」
「この画面を弄ればそっちの『箱庭』の反映されて、この土地事態にも反映されると言うことなんでしょうか?」
「そうだろうね。あ、この立体の奴初期設定の画面の時見たいにできる」

ルーカスが立体の『箱庭』にある『▼』に触れるとその場所が拡大された。
その『▼』はルーカスたちの現在地だった。
そして、『▽』に触れると移動させてきた街や村の名前と情報が現れ、その場所が拡大された。

「とりあえず、移動した街の方は大丈夫そうだから出てきていいって伝えてくれる」
「了解しました」

土地移動後、暫く同化までに時間がかかっていた。
画面の端っこに同化完了までの『%』表記がされていて、先程『土地の移動同化完了しました』と文字が出たのだ。

メルトに伝えるとすぐに連絡を取った。

「ルーカス様」
「どうしたの?」
「街や村の長が状態を確認したら、報告に来るって言われてます。ルーカス様のいる場所もしっかりと把握しておきたいとの事です」
「そうなの?分かったよ。でも、色んなモノを一緒に運んだから騎士団が迎えに行ってあげて」
「分かりました。迎えにいく面々を編成してます。あ、メルトは残りだからな」
「了解でーす」

アルフォートはメルトにそう言うとルーカスに一礼して騎士団の方に向かった。
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