24 / 29
23
しおりを挟む
そして、私たちは王城の本家と言いましょうか、お城の扉まで馬車で来ました。
その後も騎士の皆さんに先導されて謁見の間に着きました。
ここは職場ですし、大勢の眼がありますから、団長(?)さんは威厳を保つような表情をされ、クリスティーナも特に何かを言うことはありませんでした。
まぁ、当たり前ですのね。
先程のが親しい方々でのやり取りですものね。
「エリアンティーヌ様、ご帰還です!」
ドアマンに宣言をされ、開けられた扉に私たちは入っていきました。
荘厳な空間にきらびやかな室内だが、威厳と感じられる場所でした。
上座には二つの椅子があり、そこにはこの国の国王陛下と王妃陛下が座られています。
王妃陛下の隣には一人の方が立たれています。
何と言いますか、そのお姿が不思議です。
国王陛下は私と同じ白銀の髪はオールバックですが、耳が…頭からお耳が出てます!
それもお耳の形が獅子のようです!
隣の王妃陛下は綺麗なストレートの長髪で色彩が深緑からアイスグリーンへと変化するグラデーションになっています。
王妃陛下の隣におられる方はお顔が猫さんですわ!
お体は人ですが。
いえ、服を着られているので詳しくはわかりませんが、手は普通に人のそれでした。
ただ、お顔が猫さんなんです、毛の色は私や国王陛下と同じ白銀です。
隣にいるフォルクスの瞳が輝いています。
そうですよね、まだ10歳ですもの、好奇心旺盛ですよね。
向こうでは我慢することの方が多かったですもの。
気持ちもよく分かりますわ。
ですが、落ち着いて、粗相の無いようにお願いしますね…………なるべくは。
私たちは上座へと上がる階段の前に着きました。
先頭に立つマンサールと団長(?)さんが頭を下げました。
あら?
簡易式でしょうか?
ここでは普通は膝をついて臣下の礼をとったり、頭を下げてお待ちしたりする筈なんですが。
「シルヴァール国王陛下、フィリアーナ王妃陛下、カティール第一王女殿下。只今、マリリン第二王女殿下の御息女、エリアンティーヌ様がご帰国されました。それに伴い、我ら竜騎士団第三部隊をはじめ、マリリン様及びエリアンティーヌ様付き侍女や従者たちも帰還致しました」
「うむ。長期にわたる任務御苦労であった」
「勿体なきお言葉痛み入ります」
「侍女や従者たちもよくぞ、我が娘マリリンと我が孫であるエリアンティーヌを支えてくれた。暫し、休息を取るように」
「「「「「「ありがとうございます!」」」」」」
「うむ。竜騎士団団長グラバトール・ラミス卿、第三部隊副隊長ヴォルグレット・マンサール卿及び侍女・従者たちのまとめ役クリスティーナ・ジャンカル嬢は報告の為に残ってくれ。他の騎士、侍女、従者たちは下がるように」
「「「「「「「「はい」」」」」」」」
国王陛下のお言葉により侍女や従者に騎士の皆さんはこの謁見の間から出ていかれました。
私とフォルクスはまだ挨拶もしていませんしね。
それはそうとクリスティーナはまとめ役だったのですね、分かりませんでしたわ。
そういえば、よく皆さんを指揮されてましたね。
皆さんが出ていかれて少し沈黙が流れました。
ですが、すぐに国王陛下よりお声がかけられました。
「そなたがエリアンティーヌだな」
「はい。マリリン・アバントが娘、エリアンティーヌ・アバントにございます、ドラゴニス王国国王陛下。そして、こちらに居りますのが、我が弟のフォルクス・アバントにございます」
「フォ、フォルクス・アバントです!」
「そうか。しかし、ワシの受けている報告ではマリリンはエリアンティーヌしか子を儲けていなかった筈だが?」
「はい。お母様の子供は私だけです。フォルクスは第二夫人の子供、半分血の繋がった私の弟です」
「……………………何故、ここに?」
「それは私がお願いしたからです。ドラゴニス王国国王陛下」
やはり、フォルクスが第二夫人であるナディア様の子供だと告げましたら凄い怒気が溢れ出ていますね。
国王陛下だけでなく、王妃陛下も、第一王女殿下もです。
この謁見の間に充満しています。
それは団長(?)さん改めてグラバトールさんもマンサールもクリスティーナも冷や汗をかいています。
フォルクスは青い顔をして震えています。
まだ10歳の彼にはこの中で居続けるのは耐えられる筈がありません。
私はフォルクスの手を強く握り、不敬であるのは承知ですが、フォルクスをドラゴニス王国国王陛下たちから守るように私が前に立って隠しました。
私ですか?
私は別に何とも思いません。
だって、フォルクスを連れてきたのは私の我が儘なのですからこれくらい予想の範囲内ですし、こう言っては何ですが私はそういう視線や環境に慣れているので。
サルベージル元第一王子やサリフィア様やその取り巻きの方々のせいですがね。
なので、私は普通に返事ができます。
そして、私の言葉にドラゴニス王国国王陛下たちは怒気が霧散しました。
まぁ、驚いてキョトンとしています。
「…………すまない。もう一度、言ってくれないか?」
「はい。フォルクスを連れてきたのは私の願いです」
「マンサール卿」
「ええ、国王陛下。エリアンティーヌ様が大切にされているフォルクス君を帰国に伴い、同行させて欲しいと願われました」
「…………ジャンカル嬢」
「はい、国王陛下。エリアンティーヌ様はアバント伯爵家にいる際からフォルクス坊ちゃまを大切にされておりまして、一人にさせたくないと同行をお願いされました」
「……………………そうか」
国王陛下が、マンサールとクリスティーナに確認を求めました。
マンサールもクリスティーナも言い方を変えていますが、その通りなのです。
私はこのドラゴニス王国に来たいと願いましたがフォルクスを置いていくつもりはなかったので帰国に対してのお願いですね、フォルクスを同行させるのは。
二人の証言を得て、国王陛下と王妃陛下は力をなくしたように背凭れに体を預けられました。
第一王女殿下はため息をつかれています。
そんなにおかしいことでしょうか?
まぁ、そうですね。
私とフォルクスの関係は義姉弟ですが、受けてきた環境は酷似しています。
そこを説明しませんと納得はできませんよね。
私もサリフィア様と同じような環境で育ったフォルクスであればこんなに大切には思えませんでしたし、一緒に勉強会や何処かに連れていこうなんて思いませんでした。
何より、お母様の件がありますから憎んでいたでしょうね。
私が憎しみを持つことなく過ごせたのは守るべき、弟がいたからですね。
あと、良くしてくださったサルベージル王国の国王陛下や王妃陛下に、仲良くしてくださったアイザック様やフレデリック様の存在ですね。
私についてきてくださった侍女や従者たちもそうですね。
大切な皆さんのお陰ですね。
「国王陛下、宜しいですか?」
「なんだ?」
「少し私たちの今までのお話を聞いてくださいませんか?」
「ああ、聞こう。教えてくれ」
「はい」
その後も騎士の皆さんに先導されて謁見の間に着きました。
ここは職場ですし、大勢の眼がありますから、団長(?)さんは威厳を保つような表情をされ、クリスティーナも特に何かを言うことはありませんでした。
まぁ、当たり前ですのね。
先程のが親しい方々でのやり取りですものね。
「エリアンティーヌ様、ご帰還です!」
ドアマンに宣言をされ、開けられた扉に私たちは入っていきました。
荘厳な空間にきらびやかな室内だが、威厳と感じられる場所でした。
上座には二つの椅子があり、そこにはこの国の国王陛下と王妃陛下が座られています。
王妃陛下の隣には一人の方が立たれています。
何と言いますか、そのお姿が不思議です。
国王陛下は私と同じ白銀の髪はオールバックですが、耳が…頭からお耳が出てます!
それもお耳の形が獅子のようです!
隣の王妃陛下は綺麗なストレートの長髪で色彩が深緑からアイスグリーンへと変化するグラデーションになっています。
王妃陛下の隣におられる方はお顔が猫さんですわ!
お体は人ですが。
いえ、服を着られているので詳しくはわかりませんが、手は普通に人のそれでした。
ただ、お顔が猫さんなんです、毛の色は私や国王陛下と同じ白銀です。
隣にいるフォルクスの瞳が輝いています。
そうですよね、まだ10歳ですもの、好奇心旺盛ですよね。
向こうでは我慢することの方が多かったですもの。
気持ちもよく分かりますわ。
ですが、落ち着いて、粗相の無いようにお願いしますね…………なるべくは。
私たちは上座へと上がる階段の前に着きました。
先頭に立つマンサールと団長(?)さんが頭を下げました。
あら?
簡易式でしょうか?
ここでは普通は膝をついて臣下の礼をとったり、頭を下げてお待ちしたりする筈なんですが。
「シルヴァール国王陛下、フィリアーナ王妃陛下、カティール第一王女殿下。只今、マリリン第二王女殿下の御息女、エリアンティーヌ様がご帰国されました。それに伴い、我ら竜騎士団第三部隊をはじめ、マリリン様及びエリアンティーヌ様付き侍女や従者たちも帰還致しました」
「うむ。長期にわたる任務御苦労であった」
「勿体なきお言葉痛み入ります」
「侍女や従者たちもよくぞ、我が娘マリリンと我が孫であるエリアンティーヌを支えてくれた。暫し、休息を取るように」
「「「「「「ありがとうございます!」」」」」」
「うむ。竜騎士団団長グラバトール・ラミス卿、第三部隊副隊長ヴォルグレット・マンサール卿及び侍女・従者たちのまとめ役クリスティーナ・ジャンカル嬢は報告の為に残ってくれ。他の騎士、侍女、従者たちは下がるように」
「「「「「「「「はい」」」」」」」」
国王陛下のお言葉により侍女や従者に騎士の皆さんはこの謁見の間から出ていかれました。
私とフォルクスはまだ挨拶もしていませんしね。
それはそうとクリスティーナはまとめ役だったのですね、分かりませんでしたわ。
そういえば、よく皆さんを指揮されてましたね。
皆さんが出ていかれて少し沈黙が流れました。
ですが、すぐに国王陛下よりお声がかけられました。
「そなたがエリアンティーヌだな」
「はい。マリリン・アバントが娘、エリアンティーヌ・アバントにございます、ドラゴニス王国国王陛下。そして、こちらに居りますのが、我が弟のフォルクス・アバントにございます」
「フォ、フォルクス・アバントです!」
「そうか。しかし、ワシの受けている報告ではマリリンはエリアンティーヌしか子を儲けていなかった筈だが?」
「はい。お母様の子供は私だけです。フォルクスは第二夫人の子供、半分血の繋がった私の弟です」
「……………………何故、ここに?」
「それは私がお願いしたからです。ドラゴニス王国国王陛下」
やはり、フォルクスが第二夫人であるナディア様の子供だと告げましたら凄い怒気が溢れ出ていますね。
国王陛下だけでなく、王妃陛下も、第一王女殿下もです。
この謁見の間に充満しています。
それは団長(?)さん改めてグラバトールさんもマンサールもクリスティーナも冷や汗をかいています。
フォルクスは青い顔をして震えています。
まだ10歳の彼にはこの中で居続けるのは耐えられる筈がありません。
私はフォルクスの手を強く握り、不敬であるのは承知ですが、フォルクスをドラゴニス王国国王陛下たちから守るように私が前に立って隠しました。
私ですか?
私は別に何とも思いません。
だって、フォルクスを連れてきたのは私の我が儘なのですからこれくらい予想の範囲内ですし、こう言っては何ですが私はそういう視線や環境に慣れているので。
サルベージル元第一王子やサリフィア様やその取り巻きの方々のせいですがね。
なので、私は普通に返事ができます。
そして、私の言葉にドラゴニス王国国王陛下たちは怒気が霧散しました。
まぁ、驚いてキョトンとしています。
「…………すまない。もう一度、言ってくれないか?」
「はい。フォルクスを連れてきたのは私の願いです」
「マンサール卿」
「ええ、国王陛下。エリアンティーヌ様が大切にされているフォルクス君を帰国に伴い、同行させて欲しいと願われました」
「…………ジャンカル嬢」
「はい、国王陛下。エリアンティーヌ様はアバント伯爵家にいる際からフォルクス坊ちゃまを大切にされておりまして、一人にさせたくないと同行をお願いされました」
「……………………そうか」
国王陛下が、マンサールとクリスティーナに確認を求めました。
マンサールもクリスティーナも言い方を変えていますが、その通りなのです。
私はこのドラゴニス王国に来たいと願いましたがフォルクスを置いていくつもりはなかったので帰国に対してのお願いですね、フォルクスを同行させるのは。
二人の証言を得て、国王陛下と王妃陛下は力をなくしたように背凭れに体を預けられました。
第一王女殿下はため息をつかれています。
そんなにおかしいことでしょうか?
まぁ、そうですね。
私とフォルクスの関係は義姉弟ですが、受けてきた環境は酷似しています。
そこを説明しませんと納得はできませんよね。
私もサリフィア様と同じような環境で育ったフォルクスであればこんなに大切には思えませんでしたし、一緒に勉強会や何処かに連れていこうなんて思いませんでした。
何より、お母様の件がありますから憎んでいたでしょうね。
私が憎しみを持つことなく過ごせたのは守るべき、弟がいたからですね。
あと、良くしてくださったサルベージル王国の国王陛下や王妃陛下に、仲良くしてくださったアイザック様やフレデリック様の存在ですね。
私についてきてくださった侍女や従者たちもそうですね。
大切な皆さんのお陰ですね。
「国王陛下、宜しいですか?」
「なんだ?」
「少し私たちの今までのお話を聞いてくださいませんか?」
「ああ、聞こう。教えてくれ」
「はい」
33
お気に入りに追加
6,050
あなたにおすすめの小説

裏切られた令嬢と裏切った令息の、その後の人生
柚木ゆず
ファンタジー
子爵令嬢アンジェリーヌの幼馴染であり婚約者である、子爵令息ジェラルド。彼はある日大怪我を負って昏睡状態となってしまい、そんなジェラルドを救うためアンジェリーヌは神に祈りを捧げ始めました。
その結果アンジェリーヌの声が届き願いが叶うのですが、その代償として彼女は醜悪な姿になってしまいます。
自らを犠牲にしてまでジェラルドを助けたアンジェリーヌでしたが、その後彼女を待っていたのは婚約解消。ジェラルドは変わり果てたアンジェリーヌを気持ち悪いと感じ、自分勝手に縁を切ってしまったのでした。
そんなジェラルドは、無事に縁を切れて喜んでいましたが――

ある、義妹にすべてを奪われて魔獣の生贄になった令嬢のその後
オレンジ方解石
ファンタジー
異母妹セリアに虐げられた挙げ句、婚約者のルイ王太子まで奪われて世を儚み、魔獣の生贄となったはずの侯爵令嬢レナエル。
ある夜、王宮にレナエルと魔獣が現れて…………。


【完結】元婚約者であって家族ではありません。もう赤の他人なんですよ?
つくも茄子
ファンタジー
私、ヘスティア・スタンリー公爵令嬢は今日長年の婚約者であったヴィラン・ヤルコポル伯爵子息と婚約解消をいたしました。理由?相手の不貞行為です。婿入りの分際で愛人を連れ込もうとしたのですから当然です。幼馴染で家族同然だった相手に裏切られてショックだというのに相手は斜め上の思考回路。は!?自分が次期公爵?何の冗談です?家から出て行かない?ここは私の家です!貴男はもう赤の他人なんです!
文句があるなら法廷で決着をつけようではありませんか!
結果は当然、公爵家の圧勝。ヤルコポル伯爵家は御家断絶で一家離散。主犯のヴィランは怪しい研究施設でモルモットとしいて短い生涯を終える……はずでした。なのに何故か薬の副作用で強靭化してしまった。化け物のような『力』を手にしたヴィランは王都を襲い私達一家もそのまま儚く……にはならなかった。
目を覚ましたら幼い自分の姿が……。
何故か十二歳に巻き戻っていたのです。
最悪な未来を回避するためにヴィランとの婚約解消を!と拳を握りしめるものの婚約は継続。仕方なくヴィランの再教育を伯爵家に依頼する事に。
そこから新たな事実が出てくるのですが……本当に婚約は解消できるのでしょうか?
他サイトにも公開中。
婚約破棄された公爵令嬢は虐げられた国から出ていくことにしました~国から追い出されたのでよその国で竜騎士を目指します~
ヒンメル
ファンタジー
マグナス王国の公爵令嬢マチルダ・スチュアートは他国出身の母の容姿そっくりなためかこの国でうとまれ一人浮いた存在だった。
そんなマチルダが王家主催の夜会にて婚約者である王太子から婚約破棄を告げられ、国外退去を命じられる。
自分と同じ容姿を持つ者のいるであろう国に行けば、目立つこともなく、穏やかに暮らせるのではないかと思うのだった。
マチルダの母の祖国ドラガニアを目指す旅が今始まる――
※文章を書く練習をしています。誤字脱字や表現のおかしい所などがあったら優しく教えてやってください。
※第二章まで完結してます。現在、最終章について考え中です(第二章が考えていた話から離れてしまいました(^_^;))
書くスピードが亀より遅いので、お待たせしてすみませんm(__)m
※小説家になろう様にも投稿しています。

何故、わたくしだけが貴方の事を特別視していると思われるのですか?
ラララキヲ
ファンタジー
王家主催の夜会で婚約者以外の令嬢をエスコートした侯爵令息は、突然自分の婚約者である伯爵令嬢に婚約破棄を宣言した。
それを受けて婚約者の伯爵令嬢は自分の婚約者に聞き返す。
「返事……ですか?わたくしは何を言えばいいのでしょうか?」
侯爵令息の胸に抱かれる子爵令嬢も一緒になって婚約破棄を告げられた令嬢を責め立てる。しかし伯爵令嬢は首を傾げて問返す。
「何故わたくしが嫉妬すると思われるのですか?」
※この世界の貴族は『完全なピラミッド型』だと思って下さい……
◇テンプレ婚約破棄モノ。
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇なろうにも上げています。
【完結24万pt感謝】子息の廃嫡? そんなことは家でやれ! 国には関係ないぞ!
宇水涼麻
ファンタジー
貴族達が会する場で、四人の青年が高らかに婚約解消を宣った。
そこに国王陛下が登場し、有無を言わさずそれを認めた。
慌てて否定した青年たちの親に、国王陛下は騒ぎを起こした責任として罰金を課した。その金額があまりに高額で、親たちは青年たちの廃嫡することで免れようとする。
貴族家として、これまで後継者として育ててきた者を廃嫡するのは大変な決断である。
しかし、国王陛下はそれを意味なしと袖にした。それは今回の集会に理由がある。
〰️ 〰️ 〰️
中世ヨーロッパ風の婚約破棄物語です。
完結しました。いつもありがとうございます!

義母に毒を盛られて前世の記憶を取り戻し覚醒しました、貴男は義妹と仲良くすればいいわ。
克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
11月9日「カクヨム」恋愛日間ランキング15位
11月11日「カクヨム」恋愛週間ランキング22位
11月11日「カクヨム」恋愛月間ランキング71位
11月4日「小説家になろう」恋愛異世界転生/転移恋愛日間78位
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる