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第一章
11、人里を目指して②
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やっと見つけた人里に向かって俺は歩いていた。
これでまともな生活と知識が手に入りそうだ。
あ、でも、今までどうしていたのか聞かれたらどうしよう。答えられるほどの持ってない。
城壁で囲まれているし、町としての文化レベルだってそれなりにあるはずだ。
困ったなぁ。あ、手前に赤い△印の魔物が一匹いる。これを倒して一応の説明に使えないだろうか。
俺は赤印の魔物の前に向かった。そこにいたのはものすごく獰猛そうな牛だった。見た目は角が二対ある闘牛だ。
おいおい、これはやばくない?
【グランドバイソン】
平原や荒野に生息する草食の魔物。気性は荒く、同種族以外を見かけると鼻息荒く、突進してくる。
角は工芸品の素材、毛皮は防寒着の素材とされる。肉は引き締まって食用可能。
うん、よく聞くよ、角や牙の工芸品。
だからってこれはなくない?
同種族以外は襲うんでしょ?恐ろしいわ!!
でも、これは自身の力量試しにはなる。っと言うより、赤印の魔物の行動パターンの一例としなくてわ。何も知らないで行くのは恐ろしい。
俺は意を決して、グランドバイソンの前に出た。
俺を見かけてすぐにグランドバイソンは鼻息荒くし、闘牛よろしくといったように前足で土をけって突進態勢に入った。
おいおい、これは非常に危なさそうだぞ。よく闘牛士の人は恐れずに立ち向かえるよ、尊敬する。
今はそんなこと言っている暇はないけどな。
グランドバイソンがタイミングを計ったように突進してきたのを俺は受け止めようとして、石に躓き横にこけた。グランドバイソンは急に標的を失って、俺の後ろに合った大き目の木にぶつかった。
俺が体勢を整えていると、その木が倒れた。ああ、それはもう、ズシィーーーン!!って音がして。
よ、よかった~。まともに受け止めなくて!あれは受け止めたらまさしく骨が逝ってしまう。最悪、そのまま撃沈、死亡の流れだ。
無謀はやめよう、となったらどう攻撃をしよう。
グランドバイソンの動きを見た。攻撃態勢に入るまでに時間がかかる。そして、闘牛のように曲がることは苦手なようだ。どちらかというと猪のような超突猛進って感じだ。
なら攻撃方法は決まった。俺は大きな岩のあるところに陣取り、グランドバイソンと向き合った。
グランドバイソンが突進し、十分に引き寄せてから俺は横に転がった。狙い通り、グランドバイソンは岩に激突した。岩にヒビは入ったが、グランドバイソンの方にダメージがいったらしい。脳震盪を起こしたグランドバイソンの首元に俺は双剣を深く突き刺し、掻き切った。
グランドバイソンはしばらくしてアイテムに変わった。
うん、怖かった。赤印にはああいうのがいるんだな。草食のくせに恐ろしい。
一応『鑑定』しておくか。
【グランドバイソンの角】×4
グランドバイソンの角。素材状態ランク・A。
角工芸品の原材料や一部の薬の材料とされることもある。一般に親しまれているが少々手に入りにくい。
【グランドバイソンの毛皮】×1
グランドバイソンの毛皮。素材状態ランク・A。
手触りは良好。一般庶民からも防寒着として親しまれている。
おい!少々か?!あの凶暴なグランドバイソンの角は少々手に入りにくい程度の物なのか?
これはあれか、冒険者が確実にいるパターンか?それともハンターか?
どちらにしても街に行けばいいか。
あ、肉はジュエリーディアとは別の袋にしまったぞ。混ざると困るからな。あと、グランドバイソンの値段は銅貨4枚だった。つまり4000M、ジュエリーディアより950M高いだけ。危険度の差か?でも、それにしたら安い気が、気にしたら負けか。
さぁ、街に向かっていこう。
====================================================
7月16日
採取物の数記入していなかったので追加しました。
これでまともな生活と知識が手に入りそうだ。
あ、でも、今までどうしていたのか聞かれたらどうしよう。答えられるほどの持ってない。
城壁で囲まれているし、町としての文化レベルだってそれなりにあるはずだ。
困ったなぁ。あ、手前に赤い△印の魔物が一匹いる。これを倒して一応の説明に使えないだろうか。
俺は赤印の魔物の前に向かった。そこにいたのはものすごく獰猛そうな牛だった。見た目は角が二対ある闘牛だ。
おいおい、これはやばくない?
【グランドバイソン】
平原や荒野に生息する草食の魔物。気性は荒く、同種族以外を見かけると鼻息荒く、突進してくる。
角は工芸品の素材、毛皮は防寒着の素材とされる。肉は引き締まって食用可能。
うん、よく聞くよ、角や牙の工芸品。
だからってこれはなくない?
同種族以外は襲うんでしょ?恐ろしいわ!!
でも、これは自身の力量試しにはなる。っと言うより、赤印の魔物の行動パターンの一例としなくてわ。何も知らないで行くのは恐ろしい。
俺は意を決して、グランドバイソンの前に出た。
俺を見かけてすぐにグランドバイソンは鼻息荒くし、闘牛よろしくといったように前足で土をけって突進態勢に入った。
おいおい、これは非常に危なさそうだぞ。よく闘牛士の人は恐れずに立ち向かえるよ、尊敬する。
今はそんなこと言っている暇はないけどな。
グランドバイソンがタイミングを計ったように突進してきたのを俺は受け止めようとして、石に躓き横にこけた。グランドバイソンは急に標的を失って、俺の後ろに合った大き目の木にぶつかった。
俺が体勢を整えていると、その木が倒れた。ああ、それはもう、ズシィーーーン!!って音がして。
よ、よかった~。まともに受け止めなくて!あれは受け止めたらまさしく骨が逝ってしまう。最悪、そのまま撃沈、死亡の流れだ。
無謀はやめよう、となったらどう攻撃をしよう。
グランドバイソンの動きを見た。攻撃態勢に入るまでに時間がかかる。そして、闘牛のように曲がることは苦手なようだ。どちらかというと猪のような超突猛進って感じだ。
なら攻撃方法は決まった。俺は大きな岩のあるところに陣取り、グランドバイソンと向き合った。
グランドバイソンが突進し、十分に引き寄せてから俺は横に転がった。狙い通り、グランドバイソンは岩に激突した。岩にヒビは入ったが、グランドバイソンの方にダメージがいったらしい。脳震盪を起こしたグランドバイソンの首元に俺は双剣を深く突き刺し、掻き切った。
グランドバイソンはしばらくしてアイテムに変わった。
うん、怖かった。赤印にはああいうのがいるんだな。草食のくせに恐ろしい。
一応『鑑定』しておくか。
【グランドバイソンの角】×4
グランドバイソンの角。素材状態ランク・A。
角工芸品の原材料や一部の薬の材料とされることもある。一般に親しまれているが少々手に入りにくい。
【グランドバイソンの毛皮】×1
グランドバイソンの毛皮。素材状態ランク・A。
手触りは良好。一般庶民からも防寒着として親しまれている。
おい!少々か?!あの凶暴なグランドバイソンの角は少々手に入りにくい程度の物なのか?
これはあれか、冒険者が確実にいるパターンか?それともハンターか?
どちらにしても街に行けばいいか。
あ、肉はジュエリーディアとは別の袋にしまったぞ。混ざると困るからな。あと、グランドバイソンの値段は銅貨4枚だった。つまり4000M、ジュエリーディアより950M高いだけ。危険度の差か?でも、それにしたら安い気が、気にしたら負けか。
さぁ、街に向かっていこう。
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7月16日
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