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第一章
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「どうしましょうか?」
「まぁ、まだ聖樹なんだ。実は聖樹の幼樹があったって暫くしてから報告しようか」
「暫くしてからですか?」
「そう。すぐに報告すると色々問題があるからね」
「何故です?」
「俺はアルが精霊たちに聞いてくれたから聖樹があることは知ったけど、場所も大きさも分からないからね」
「あ!」
「そう、ちゃんと見つかってから報告しよう。恵みの力はゆっくりと解放してくれたら嬉しいな。どれぐらいの影響があるか分からないし、それに魔法である程度やるつもりだったから誤魔化せると思うんだ」
「そうですね」
ユキルディスが言うようにある程度の事は魔法でどうにか出来る手はずになっている。
「とりあえず、計画を確認するためにもステータスを見ようか」
「そうですね。俺のステータスも確認しときましょう。見せたことなかったですよね」
「そういえばそうだね」
「ええ」
2人はお互いに見えるようにステータス画面を出した。
これは『ステータス』と唱えると目の前には半透明の画面が出るようになっている。
2人のステータスはこんな感じだった。
【名 前】ユキルディス・フォン・ユンゲート
【年 齢】16歳
【種 族】人族《ヒューマン》
【状 態】健康
【レベル】1
【生命力】150
【魔 力】200
【 力 】20
【耐久力】35
【知 力】40
【精神力】50
【器 用】50
【俊 敏】25
【 運 】50
【スキル】
『世界言語』『アイテムボックスEX』『鑑定EX』『生活魔法』『料理』『風属性魔法』『光属性魔法』『土属性魔法』『毒耐性』『麻痺耐性』『精神耐性』『双剣術』『採取』
【称 号】
『転生者』『見捨てられし子』『開拓者(領主)』『アルフォンスの主』『加護を受けし者』
【加護】
『創造神グラノウスの加護』
【名 前】アルフォンス・グレイル
【年 齢】20
【種 族】エルフ
【状 態】健康
【レベル】15
【生命力】450
【魔 力】670
【 力 】72
【耐久力】65
【知 力】89
【精神力】90
【器 用】80
【俊 敏】70
【 運 】50
【スキル】
『精霊言語』『精霊魔法』『生活魔法』『水属性魔法』『火属性魔法』『土属性魔法』『風属性魔法』『木属性魔法』『光属性魔法』『闇属性魔法』『雷属性魔法』『聖属性魔法』『毒耐性』『精神耐性』『剣術』『索敵』『気配察知』『魔力感知』『解体』『採掘』『採取』
【称 号】
『ユキルディスの従者兼護衛』『元冒険者』『元奴隷』
こんな感じだった。
「アルって無属性以外の魔法が使えるんだね」
「そうですね。無属性魔法の適正がなかったみたいです。ユキ様は『アイテムボックスEX』と『鑑定EX』のエクストラスキルが2つもあるんですね」
「まぁね。案外、アルが居ればどうにかなる気がするよ」
「そうですか?頑張りますけど」
「うん、一緒に頑張ろうね」
「はい」
アルフォンスはユキルディスの力になることを心から望んでいるのだ。
それはアルフォンスの称号にある通り『ユキルディスの従者』だからでもあるし、『元奴隷』だった件もある。
アルフォンスは『元冒険者』だったが、仲間に裏切られ、奴隷として売られた。
それを救ったのが幼い頃のユキルディスだった。
そんな経緯もあってアルフォンスは絶対の忠誠をユキルディスに誓っているのだ。
まぁ、その経緯の詳しい事はまた別の時に話すとしよう。
話を戻して、アルフォンスは精霊たちに暫くは聖樹の事は国に伝えないから大丈夫だという事と恵みの力はゆっくりと解放してくれたら良いと伝えた。
精霊たちは嬉しそうにはしゃいでから思い思いの場所に向かった。
聖樹の恵みの力は少しずつ解放すると約束して。
「まぁ、まだ聖樹なんだ。実は聖樹の幼樹があったって暫くしてから報告しようか」
「暫くしてからですか?」
「そう。すぐに報告すると色々問題があるからね」
「何故です?」
「俺はアルが精霊たちに聞いてくれたから聖樹があることは知ったけど、場所も大きさも分からないからね」
「あ!」
「そう、ちゃんと見つかってから報告しよう。恵みの力はゆっくりと解放してくれたら嬉しいな。どれぐらいの影響があるか分からないし、それに魔法である程度やるつもりだったから誤魔化せると思うんだ」
「そうですね」
ユキルディスが言うようにある程度の事は魔法でどうにか出来る手はずになっている。
「とりあえず、計画を確認するためにもステータスを見ようか」
「そうですね。俺のステータスも確認しときましょう。見せたことなかったですよね」
「そういえばそうだね」
「ええ」
2人はお互いに見えるようにステータス画面を出した。
これは『ステータス』と唱えると目の前には半透明の画面が出るようになっている。
2人のステータスはこんな感じだった。
【名 前】ユキルディス・フォン・ユンゲート
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【生命力】150
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【 力 】20
【耐久力】35
【知 力】40
【精神力】50
【器 用】50
【俊 敏】25
【 運 】50
【スキル】
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【称 号】
『転生者』『見捨てられし子』『開拓者(領主)』『アルフォンスの主』『加護を受けし者』
【加護】
『創造神グラノウスの加護』
【名 前】アルフォンス・グレイル
【年 齢】20
【種 族】エルフ
【状 態】健康
【レベル】15
【生命力】450
【魔 力】670
【 力 】72
【耐久力】65
【知 力】89
【精神力】90
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【 運 】50
【スキル】
『精霊言語』『精霊魔法』『生活魔法』『水属性魔法』『火属性魔法』『土属性魔法』『風属性魔法』『木属性魔法』『光属性魔法』『闇属性魔法』『雷属性魔法』『聖属性魔法』『毒耐性』『精神耐性』『剣術』『索敵』『気配察知』『魔力感知』『解体』『採掘』『採取』
【称 号】
『ユキルディスの従者兼護衛』『元冒険者』『元奴隷』
こんな感じだった。
「アルって無属性以外の魔法が使えるんだね」
「そうですね。無属性魔法の適正がなかったみたいです。ユキ様は『アイテムボックスEX』と『鑑定EX』のエクストラスキルが2つもあるんですね」
「まぁね。案外、アルが居ればどうにかなる気がするよ」
「そうですか?頑張りますけど」
「うん、一緒に頑張ろうね」
「はい」
アルフォンスはユキルディスの力になることを心から望んでいるのだ。
それはアルフォンスの称号にある通り『ユキルディスの従者』だからでもあるし、『元奴隷』だった件もある。
アルフォンスは『元冒険者』だったが、仲間に裏切られ、奴隷として売られた。
それを救ったのが幼い頃のユキルディスだった。
そんな経緯もあってアルフォンスは絶対の忠誠をユキルディスに誓っているのだ。
まぁ、その経緯の詳しい事はまた別の時に話すとしよう。
話を戻して、アルフォンスは精霊たちに暫くは聖樹の事は国に伝えないから大丈夫だという事と恵みの力はゆっくりと解放してくれたら良いと伝えた。
精霊たちは嬉しそうにはしゃいでから思い思いの場所に向かった。
聖樹の恵みの力は少しずつ解放すると約束して。
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