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始まり
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私は横井さくら、今年で三十二歳を超えた。もうあと何年かたてば、完全におばさんと言われる歳になってしまった。この年になるまで、何をして生きてきたのだろう?
ただ、いつも仕事に追われ、恋愛などしている暇などなかし、それらしい出逢いも無かった。
世間では晩婚化が進んでいると言われ、五十歳になっても独身の女性がいたし、私の友達にも結婚して、お子さんのいる人は少なくなかった。四十歳過ぎて結婚した人も居るという。だから特に恋愛相手が居なくても、寂しいとは思わなかった。これも時代の流れと思って、焦りもしなかった。
でも心のどこかで、ステキな出逢いさえ有れば・・・
ただ現実は、毎朝時間が来れば店に出て、シフト通り勤務して、時間が来れば家に帰る。そんな毎日を普通だと思い、何となく日々を過ごしていた。
もう人生に、夢など期待してなかったし、夢のまた夢だと思って居た。
でも、もし仮に結婚していて、子供でも生んでいたら、きっと幸せだったのかも知れない。優しい旦那様と、可愛い子供達と一緒に暮らせたら・・・
そんな風に考えると涙が出てくる。いったいどこで間違えたのかしら?
私の日課は犬のポチと、毎朝散歩に出る事。朝六時に目が覚め、朝食前に散歩に出る。
朝の広々とした水元公園は、春の風はまだ冷たく、頬に心地良い感じの風が優しく包んでくれ、とても良い気持ちになれる。
行き交う人も沢山いて、顔見知りになった人々と、ちょっとした挨拶を交わしたりする。
「今日は天気が良くて、散布するには良い日ですね」なんていう風にだ。立ち話が多いいが、中には趣味が合いしばらくの間イスに座って、ちょっとの時間だけ話しをする人も居る。
「こんにちは。早いですね」
「ええ今日も良い天気で気持ちが良い、お宅の犬は柴犬ですか?」
「いえ雑種の雄です。名前はポチって言うんです。父が動物愛護団体から避妊手術代二万円だけで貰ってきたんです。あなたの犬も可愛いですね、お部屋の中で飼われているのですか?」
「僕は動物が好きで!特に犬は人に良く慣れて可愛いでしょ、東京都動物愛護センターで無料で貰ってきました。なかなか可愛いでしょ。『マル子』って言う女の子なんですよ。外に置いておくのは可愛そうで。身体も小さいから、番犬にもならないし」
ポメラニアンのような可愛い犬だった、小さいので確かに番犬には成らないだろう。
その時はそんな犬の話から、たまたまイスに座り話し込んでしまった。その間ポチは相手の犬と臭いを嗅ぎ逢い、絡みついたりしていたがしばらくすると、二匹ともバラバラになり、そっぽを向いてしまった。
「僕は太田仁志三十七歳、家はこの近くです。君は?」
「あたしの家もこの近所で、横井さくらです。歳は・・ナイショ!」と笑ってごまかした。
三十路になると自分の歳なんて、散歩で知り合っただけの人には言えない。太田さんは体つきはがっしりとしていて逞しく、でも優しそうな目と話し方で人の心を包んで呉れた。ただマル子ちゃんの具合が悪いときは、後輩に相談して薬を出して貰うと言う。あたしは思わず感心した。動物だって病気にも掛かれば死ぬこともある。そんな時に相談できる人がいたら心強いだろうと思った。
「あたしは街道沿いにある車輪というラーメン屋で朝からバイトです。太田さんは、お仕事は何をしているんですか?」話しの流れで何となく聞いた。
「僕は金町駅前のある株式会社ノーブルで、業務システムの営業を担当しています。いつもお客様に頭を下げてばかりで、あだなが米つきバッタと言うんです」
彼は私の目から見ると、背は高いしがっしりした体付きはとても魅力的だった。
でも、その大きな身体で彼が頭を下げている姿と、そのあだ名のイメージがぴったりだったので、つい声を上げ笑ってしまった。
「ごめんなさい、あたし笑ってしまって。失礼ですよね、でもあだ名がおかしくて」あまりに笑ったので、彼も笑い帰しきた。
「社内でもその話すると皆笑うんです。森松って言う仲間が付けたあだ名で、いつも一緒に営業に出ているんだ。でもそれで客を満足させられるなら、文句はないよ。仕事もうまくいくし!それより君のお店知って居ますよ。ラーメン美味しいんだろうね。いつも列が出来る。今度機会があったら行きますよ、たぶん仲間と一緒に」
「ええ、是非お待ちしています。」
今度店に来ると言っていたが、ほんの社交辞令だと思って居た。
「お話しは散歩の時だけですね、じゃあ今日はもう行かなくちゃ、また明日」
「ええまた明日」と言って別れた。
ポチは人が話すのをじっと聞いていたが、イスから立って歩き出すと、仕事の時間が解るらしく、いつもなら公園奥の方に行くのに、今日は家に向かって歩き始めた。
時間も過ぎていたので、すでにお店に行く時間になっていた。
散歩から帰ると朝食を取り、バイト先に出かける。
服装はいつもジーパンにシャツを羽織った普段着だ。
家は父達が建てた物で、四畳間の部屋はタンス置きで、六畳の寝室にダイニングキッチンの平屋建て、庭が少しあり草木が植えて有る。
玄関前に犬小屋があり、愛犬の「ポチ」が待っていてくれる。私が帰ると、シッポがちぎれるくらい振って大喜びをしてくれる。その仕草がとても可愛く、私のお気に入りだ。
私はこの家で生まれ育ち、金町中学を卒業し葛飾高校で教師の有り難さを感じた。
当時出来が悪く、成績も上がっていなかった私を、担任の的場先生が親身になり指導してくれた。そのお陰で教師になりたいと、夢を持てた。
だから帝京大学 八王子キャンパスの教育学部に入学し、そこを卒業して教師を目指した。
大学の在学中は、女の子同士ならいつも楽しく、芸能人の誰が良いとか、アーティストならあのグループが良いとかなど、話に花を咲かせ、毎日を楽しく過ごして居たのだった。
恋にもあこがれて同じ女学生同士、集まるとその話で持ちきりだった。
学食や、キャンパス内のベンチで、気の合った友達同士話しに花が咲く。友達など笑い話で、男かと思う位豪快に、大きな声で歯を見せて笑う娘が居た。
まだ学生だと言うのに、男子学生と同棲している娘も居たが、子供が出来た娘は居なかった。その辺りは女の子が旨く、男性をリードしたのだろう。
私も恋人は欲しかったが、合コンなど参加したが、気の合う話し相手が出来なく、そういった関係になる男の子は出来なかった。
今思えば、全てがキラキラとしていた時だった。が就職には苦労した。
大学を無事卒業し教員になろうと思っていたのだが、教員の枠がなく仕方なく必死で仕事を探した。
運良く見付けた大手商社に応募し、でもどうにか面接も頑張って就職出来た。
今の時代、自分の望み通りの仕事などには、なかなか就けない。
就職し安心して働いて居たが、勤務して五年ほど経って不倫問題で首になった。
仕方なしに新しい職を探したが見つからない。大学を卒業してから月日が経っていたし、そうそう容易くは自分の条件と合う仕事は無い。風俗の高給にも目は行ったが、そう居た仕事はあたしはイヤだった。その時にたまたま家の近くで、募集していたラーメン屋のバイトに応募した。
ラーメン屋のバイトは給与は安いが、次の本格的な就職先が見付かるまでの内職と考えていた。
バイトをしながら時間を待っていれば、きっと自分に合った仕事に就けるはず。そう思って、気楽に始めた。
ただ、いつも仕事に追われ、恋愛などしている暇などなかし、それらしい出逢いも無かった。
世間では晩婚化が進んでいると言われ、五十歳になっても独身の女性がいたし、私の友達にも結婚して、お子さんのいる人は少なくなかった。四十歳過ぎて結婚した人も居るという。だから特に恋愛相手が居なくても、寂しいとは思わなかった。これも時代の流れと思って、焦りもしなかった。
でも心のどこかで、ステキな出逢いさえ有れば・・・
ただ現実は、毎朝時間が来れば店に出て、シフト通り勤務して、時間が来れば家に帰る。そんな毎日を普通だと思い、何となく日々を過ごしていた。
もう人生に、夢など期待してなかったし、夢のまた夢だと思って居た。
でも、もし仮に結婚していて、子供でも生んでいたら、きっと幸せだったのかも知れない。優しい旦那様と、可愛い子供達と一緒に暮らせたら・・・
そんな風に考えると涙が出てくる。いったいどこで間違えたのかしら?
私の日課は犬のポチと、毎朝散歩に出る事。朝六時に目が覚め、朝食前に散歩に出る。
朝の広々とした水元公園は、春の風はまだ冷たく、頬に心地良い感じの風が優しく包んでくれ、とても良い気持ちになれる。
行き交う人も沢山いて、顔見知りになった人々と、ちょっとした挨拶を交わしたりする。
「今日は天気が良くて、散布するには良い日ですね」なんていう風にだ。立ち話が多いいが、中には趣味が合いしばらくの間イスに座って、ちょっとの時間だけ話しをする人も居る。
「こんにちは。早いですね」
「ええ今日も良い天気で気持ちが良い、お宅の犬は柴犬ですか?」
「いえ雑種の雄です。名前はポチって言うんです。父が動物愛護団体から避妊手術代二万円だけで貰ってきたんです。あなたの犬も可愛いですね、お部屋の中で飼われているのですか?」
「僕は動物が好きで!特に犬は人に良く慣れて可愛いでしょ、東京都動物愛護センターで無料で貰ってきました。なかなか可愛いでしょ。『マル子』って言う女の子なんですよ。外に置いておくのは可愛そうで。身体も小さいから、番犬にもならないし」
ポメラニアンのような可愛い犬だった、小さいので確かに番犬には成らないだろう。
その時はそんな犬の話から、たまたまイスに座り話し込んでしまった。その間ポチは相手の犬と臭いを嗅ぎ逢い、絡みついたりしていたがしばらくすると、二匹ともバラバラになり、そっぽを向いてしまった。
「僕は太田仁志三十七歳、家はこの近くです。君は?」
「あたしの家もこの近所で、横井さくらです。歳は・・ナイショ!」と笑ってごまかした。
三十路になると自分の歳なんて、散歩で知り合っただけの人には言えない。太田さんは体つきはがっしりとしていて逞しく、でも優しそうな目と話し方で人の心を包んで呉れた。ただマル子ちゃんの具合が悪いときは、後輩に相談して薬を出して貰うと言う。あたしは思わず感心した。動物だって病気にも掛かれば死ぬこともある。そんな時に相談できる人がいたら心強いだろうと思った。
「あたしは街道沿いにある車輪というラーメン屋で朝からバイトです。太田さんは、お仕事は何をしているんですか?」話しの流れで何となく聞いた。
「僕は金町駅前のある株式会社ノーブルで、業務システムの営業を担当しています。いつもお客様に頭を下げてばかりで、あだなが米つきバッタと言うんです」
彼は私の目から見ると、背は高いしがっしりした体付きはとても魅力的だった。
でも、その大きな身体で彼が頭を下げている姿と、そのあだ名のイメージがぴったりだったので、つい声を上げ笑ってしまった。
「ごめんなさい、あたし笑ってしまって。失礼ですよね、でもあだ名がおかしくて」あまりに笑ったので、彼も笑い帰しきた。
「社内でもその話すると皆笑うんです。森松って言う仲間が付けたあだ名で、いつも一緒に営業に出ているんだ。でもそれで客を満足させられるなら、文句はないよ。仕事もうまくいくし!それより君のお店知って居ますよ。ラーメン美味しいんだろうね。いつも列が出来る。今度機会があったら行きますよ、たぶん仲間と一緒に」
「ええ、是非お待ちしています。」
今度店に来ると言っていたが、ほんの社交辞令だと思って居た。
「お話しは散歩の時だけですね、じゃあ今日はもう行かなくちゃ、また明日」
「ええまた明日」と言って別れた。
ポチは人が話すのをじっと聞いていたが、イスから立って歩き出すと、仕事の時間が解るらしく、いつもなら公園奥の方に行くのに、今日は家に向かって歩き始めた。
時間も過ぎていたので、すでにお店に行く時間になっていた。
散歩から帰ると朝食を取り、バイト先に出かける。
服装はいつもジーパンにシャツを羽織った普段着だ。
家は父達が建てた物で、四畳間の部屋はタンス置きで、六畳の寝室にダイニングキッチンの平屋建て、庭が少しあり草木が植えて有る。
玄関前に犬小屋があり、愛犬の「ポチ」が待っていてくれる。私が帰ると、シッポがちぎれるくらい振って大喜びをしてくれる。その仕草がとても可愛く、私のお気に入りだ。
私はこの家で生まれ育ち、金町中学を卒業し葛飾高校で教師の有り難さを感じた。
当時出来が悪く、成績も上がっていなかった私を、担任の的場先生が親身になり指導してくれた。そのお陰で教師になりたいと、夢を持てた。
だから帝京大学 八王子キャンパスの教育学部に入学し、そこを卒業して教師を目指した。
大学の在学中は、女の子同士ならいつも楽しく、芸能人の誰が良いとか、アーティストならあのグループが良いとかなど、話に花を咲かせ、毎日を楽しく過ごして居たのだった。
恋にもあこがれて同じ女学生同士、集まるとその話で持ちきりだった。
学食や、キャンパス内のベンチで、気の合った友達同士話しに花が咲く。友達など笑い話で、男かと思う位豪快に、大きな声で歯を見せて笑う娘が居た。
まだ学生だと言うのに、男子学生と同棲している娘も居たが、子供が出来た娘は居なかった。その辺りは女の子が旨く、男性をリードしたのだろう。
私も恋人は欲しかったが、合コンなど参加したが、気の合う話し相手が出来なく、そういった関係になる男の子は出来なかった。
今思えば、全てがキラキラとしていた時だった。が就職には苦労した。
大学を無事卒業し教員になろうと思っていたのだが、教員の枠がなく仕方なく必死で仕事を探した。
運良く見付けた大手商社に応募し、でもどうにか面接も頑張って就職出来た。
今の時代、自分の望み通りの仕事などには、なかなか就けない。
就職し安心して働いて居たが、勤務して五年ほど経って不倫問題で首になった。
仕方なしに新しい職を探したが見つからない。大学を卒業してから月日が経っていたし、そうそう容易くは自分の条件と合う仕事は無い。風俗の高給にも目は行ったが、そう居た仕事はあたしはイヤだった。その時にたまたま家の近くで、募集していたラーメン屋のバイトに応募した。
ラーメン屋のバイトは給与は安いが、次の本格的な就職先が見付かるまでの内職と考えていた。
バイトをしながら時間を待っていれば、きっと自分に合った仕事に就けるはず。そう思って、気楽に始めた。
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