箱の中の澄花

閉ざされた箱の中の世界で、あなたの軌跡を証明するーーーー
澄花と初めて出会って以来、あの湖に蛍達は現れない。
瑞希は澄花に連れられ、毎年のようにあの湖に足を運んでいる。今年こそはいるんじゃないか。そんな淡い期待を抱き、二人は子供が入ることを禁止されている山の麓にある誰にも秘密の湖へ向かった。
「やっぱり今年もいないか。」
「うん、いないね。」
わかってはいたが、あの夜の幻想的な光景が目に焼き付いてしまい、毎度落胆してしまう。
大人しく引き返そうとした二人の前に、突如怪しげな仔猫が現れる。そこから二人は現実離れした不思議な`モノ‘に遭遇し、彼等の住む村の怪奇に巻き込まれてゆく。
24h.ポイント 0pt
0
小説 192,141 位 / 192,141件 ホラー 6,809 位 / 6,809件

あなたにおすすめの小説

逢禍時

海土竜
ホラー
開けてはならないものほど、開けてみたくはなりませんか?……

それは、人ならざる者の悪意か、それとも、人の心の弱さか。怪異譚保存庫

人紀
ホラー
それは、人ならざる者の悪意か、それとも、人の心の弱さか。 怪異譚、まずはご静聴ください。 (不定期更新)

近づく足音

Guidepost
ホラー
夏休み、祖母の遺品整理を手伝っていると、変色した白い紙に包まれた日本人形を見つける。 その人形の首を誤って破損させてしまってから、身の回りに不可解な出来事が起きるようになった──

僕のごちそう

田古みゆう
ホラー
「僕のいちばんのごちそうは、いつだってキミだよ」  それは、僕がキミに送る最大級の愛の言葉。  いつも何かを食べているキミに送った僕の想い。それにキミはどうやって答えてくれるのか。  僕とキミの奇妙な関係の結末に、身震い必至!!

井戸の中

邪神 白猫
ホラー
裏庭にひっそりとある、その古びた井戸。 誰からも忘れ去られて腐って黒ずんだ姿は、近付くのも恐ろしい程にとても不気味だった。 ——けれど、それ以上に不思議な魅力があった。 次第にその井戸に取り憑かれてゆく俺。 そこは——俺の過去を隠す、秘密の場所。 ↓YouTubeにて、朗読中(コピペで飛んでください) https://m.youtube.com/channel/UCWypoBYNIICXZdBmfZHNe6Q/playlists

地獄の上司

マーベル4
ホラー
美希25歳は新しい就職先が決まりなんとなくホッとしていたが 一つ気になることがあった 短期間でやめてしまう人が多いということだった 美希が思っていたことはそうかるいことではなかった 「まさか上司しなわけないか」とつぶきやく 美希は前の職場で上司に悪口やなんとなく合わなかった のでやめたのだ そのせいか上司との関係にトラウマができてしまった その原因がわかるにつれ美希は残酷な被害に襲われる 一体なにが原因なのか... 次は私の番なのかもしれない 怖いのはお化けてはなく人間 人間関係の怖さを描いた短編ホラー小説

『ショート怪談』訪れるもの

見崎志念
ホラー
何が来ても受け入れてはいけません

風見星治
ホラー
心が、喉が、渇く

処理中です...