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第一章 なんだよこのヒロイン(笑)
3話
しおりを挟む俺とこいつが出会ったのは
お互いがまだ小学2年生だった頃
泉 凛香は俺の隣に引っ越してきた
もともと少し臆病で暗かった俺は
明るい凛香と初めは仲良くなることが難しかったが、
凛香はそんな俺に何回も声を掛けてくれた
小学低学年の時はいつも一緒で
手を繋いでいるのを周りにからかわれるくらいだった
小学高学年、他の子達は
思春期で男女別れているなか、俺たちは手を繋ぐことは無いものの、お互いの家で買ってもらったゲームをしたり、とにかく仲が良かったと思う
凛香の影響で段々と明るくなっていった俺は中学にはいり、男友達とよく遊ぶようになった
それでも、
明るい性格の凛香は誰とでも馴染めるし、
男子の中でも結構人気があったから、
凛香の家に通ったりするのはやめなかった
取られたくないから
俺の気持ちに
気づかなくてもいいけど
どうかそばにいさせて
なんて
俺らしくない
敵キャラだらけ
絶対に負けない
君だけは絶対に
俺の一番だから
これは現実だから
やり直しなんて無い
だから絶対に
俺が『主人公』になってやる
応援ありがとうございます!
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