鼻を擽る

ねむり

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4.出逢い

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今日は入学式だ





届いたばかりの新しい制服を身に纏い、





俺は『朝比奈高等学校』に向かった。







『入学式』のプレートの前で写真を撮る親子を横目に


俺は一人でクラス表を見に行った。





喜びを共有する親子...





羨ましいと思った。




憎いと思った。










こんな器の小さな男のつもりは無かったんだけどな














クラス表の前に来て

肩に小さな衝撃を感じた。





「ごめん...!」



そんな声と共に感じたのは













鼻を擽るような甘い匂いだった。



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