無表情ドールマスター

けんはる

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エンジェの怒り

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エンジェはマリオットを睨みながら
「そこを退いていただけませんか?邪魔です」
〈ライト・シュート〉
マリオットは数本のナイフを投げ
相殺させた
「そうですか、私の邪魔をするのですね、わかりました」
エンジェは羽を拡げて
上へと飛び
弓矢を引くしぐさをすると光の弓矢が現れた
「ユラン様の命令を実行させなかった、あなたは万死に値します」
エンジェは限界まで弓を引くと
「さようなら、〈聖別の矢〉」
矢は物凄い勢いでマリオットを貫き
勢いは衰えることもなく壁も貫いた
マリオットはその場に倒れた
「凄いよ、エンジェ」
弓を消したエンジェは
ユランの前へと降りてきた
「お褒めいただきありがとうございます、ユラン様」
エンジェは微笑みながら答えていると
マリオットがゆっくりと立ち上がった
「まだ、生きてる」
ユランが構えるが
「大丈夫ですよ、ユラン様、あいつはもう終わりですから」
「どういうこと?エンジェ」
「見ていてください」
ユランがマリオットの方を見ると
矢が貫いたところが白く光り
マリオットを包み込んだ
光が消えるとマリオットが消えていた
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