14 / 69
夏みかんツアー〈ギルド編〉3
しおりを挟む
マサラはすだちから手紙を受け取り
「じゃあ、見させてもらうよ」
マサラは手紙の裏表を確認すると
「確かに預かったよ」
「中は見なくてもいいんですか?」
「これはマスター宛の手紙だからね」
「そうなんですか」
「そうだよ、じゃあちょっと待ってね」
マサラは手紙を持って奥へと向かった
木箱を持ってマサラが戻ってきた
「じゃあ、届けてくれたお礼としてこの中から一個選んでくれるかい?」
机の上の木箱には綿の上に綺麗な色とりどりの石が並べられていた
「いいんですか?」
「あぁ手紙を持ってきた人には渡すように言われてるからね」
「そうなんですか、この石はなんですか?」
「これはゴーレムの核だよ」
「ゴーレムの核?」
「すだちちゃんは錬金術師なんだろ?だったら〈ゴーレム生成〉は覚えてるよね?」
「はい、覚えています」
「ゴーレムの核を使うと強いゴーレムが作れるんだよ」
「そうなんですか」
「わかったら、早く選びな」
「はい、あの鑑定を使っても良いですか?」
「あぁいいよ」
すだちは木箱の中の石を見て
(鑑定)
石の上にB~Sの文字がそれぞれに浮かび上がった
それを見たすだちは振り返り小声で夏みかんを呼んだ
「どうしたの?すだち」
夏みかんは小声ですだちに近付いた
「なんかアルファベットが浮かんできたんだけど」
「あぁそれはレア度が表示されているのよ」
「レア度?」
「レア度というのは入手するのに難しさを表しているのよ、簡単に手に入れれるのはGでそこからF・E・D・C・B・Aの順で上がっていって、それよりも入手困難なものをS・SS・SSSって言うのよ」
「わかった、ありがとう」
すだちは前に向くともう一度石達を見た
(ということは、Sと浮かんでいる石を選べば良いのか、どれが良いかな?)
Sと浮かんだ石は3つあった
1つ目は闇のように真っ黒な石
2つ目は炎のように真っ赤な石
3つ目はガラスのように透明な石
(どれにしようかな?)
「決まったかい?」
「はい、決まりました」
すだちは黒の石を手に取り
「これにします」
「大切にしてあげてね」
「はい」
すだちは石をアイテムボックスに仕舞った
「このあとはどうするんだい?」
「このあとはギルドの中を一通り見た後に街を案内するつもりだよ」
「そうかい、気を付けて行ってきなよ」
「はい、お世話になりました」
すだちはマサラに対して軽く頭を下げた
「あぁ、冒険楽しんでおいでね」
すだち達は登録カウンターを後にした
「じゃあ、見させてもらうよ」
マサラは手紙の裏表を確認すると
「確かに預かったよ」
「中は見なくてもいいんですか?」
「これはマスター宛の手紙だからね」
「そうなんですか」
「そうだよ、じゃあちょっと待ってね」
マサラは手紙を持って奥へと向かった
木箱を持ってマサラが戻ってきた
「じゃあ、届けてくれたお礼としてこの中から一個選んでくれるかい?」
机の上の木箱には綿の上に綺麗な色とりどりの石が並べられていた
「いいんですか?」
「あぁ手紙を持ってきた人には渡すように言われてるからね」
「そうなんですか、この石はなんですか?」
「これはゴーレムの核だよ」
「ゴーレムの核?」
「すだちちゃんは錬金術師なんだろ?だったら〈ゴーレム生成〉は覚えてるよね?」
「はい、覚えています」
「ゴーレムの核を使うと強いゴーレムが作れるんだよ」
「そうなんですか」
「わかったら、早く選びな」
「はい、あの鑑定を使っても良いですか?」
「あぁいいよ」
すだちは木箱の中の石を見て
(鑑定)
石の上にB~Sの文字がそれぞれに浮かび上がった
それを見たすだちは振り返り小声で夏みかんを呼んだ
「どうしたの?すだち」
夏みかんは小声ですだちに近付いた
「なんかアルファベットが浮かんできたんだけど」
「あぁそれはレア度が表示されているのよ」
「レア度?」
「レア度というのは入手するのに難しさを表しているのよ、簡単に手に入れれるのはGでそこからF・E・D・C・B・Aの順で上がっていって、それよりも入手困難なものをS・SS・SSSって言うのよ」
「わかった、ありがとう」
すだちは前に向くともう一度石達を見た
(ということは、Sと浮かんでいる石を選べば良いのか、どれが良いかな?)
Sと浮かんだ石は3つあった
1つ目は闇のように真っ黒な石
2つ目は炎のように真っ赤な石
3つ目はガラスのように透明な石
(どれにしようかな?)
「決まったかい?」
「はい、決まりました」
すだちは黒の石を手に取り
「これにします」
「大切にしてあげてね」
「はい」
すだちは石をアイテムボックスに仕舞った
「このあとはどうするんだい?」
「このあとはギルドの中を一通り見た後に街を案内するつもりだよ」
「そうかい、気を付けて行ってきなよ」
「はい、お世話になりました」
すだちはマサラに対して軽く頭を下げた
「あぁ、冒険楽しんでおいでね」
すだち達は登録カウンターを後にした
0
お気に入りに追加
90
あなたにおすすめの小説
最前線攻略に疲れた俺は、新作VRMMOを最弱職業で楽しむことにした
水の入ったペットボトル
SF
これまであらゆるMMOを最前線攻略してきたが、もう俺(大川優磨)はこの遊び方に満足してしまった。いや、もう楽しいとすら思えない。
ゲームは楽しむためにするものだと思い出した俺は、新作VRMMOを最弱職業『テイマー』で始めることに。
βテストでは最弱職業だと言われていたテイマーだが、主人公の活躍によって評価が上がっていく?
そんな周りの評価など関係なしに、今日も主人公は楽しむことに全力を出す。
この作品は「カクヨム」様、「小説家になろう」様にも掲載しています。
異世界のリサイクルガチャスキルで伝説作ります!?~無能領主の開拓記~
AKISIRO
ファンタジー
ガルフ・ライクドは領主である父親の死後、領地を受け継ぐ事になった。
だがそこには問題があり。
まず、食料が枯渇した事、武具がない事、国に税金を納めていない事。冒険者ギルドの怠慢等。建物の老朽化問題。
ガルフは何も知識がない状態で、無能領主として問題を解決しなくてはいけなかった。
この世界の住民は1人につき1つのスキルが与えられる。
ガルフのスキルはリサイクルガチャという意味不明の物で使用方法が分からなかった。
領地が自分の物になった事で、いらないものをどう処理しようかと考えた時、リサイクルガチャが発動する。
それは、物をリサイクルしてガチャ券を得るという物だ。
ガチャからはS・A・B・C・Dランクの種類が。
武器、道具、アイテム、食料、人間、モンスター等々が出現していき。それ等を利用して、領地の再開拓を始めるのだが。
隣の領地の侵略、魔王軍の活性化等、問題が発生し。
ガルフの苦難は続いていき。
武器を握ると性格に問題が発生するガルフ。
馬鹿にされて育った領主の息子の復讐劇が開幕する。
※他サイト様にても投稿しています。
VRMMO~鍛治師で最強になってみた!?
ナイム
ファンタジー
ある日、友人から進められ最新フルダイブゲーム『アンリミテッド・ワールド』を始めた進藤 渚
そんな彼が友人たちや、ゲーム内で知り合った人たちと協力しながら自由気ままに過ごしていると…気がつくと最強と呼ばれるうちの一人になっていた!?
家ごと異世界ライフ
ねむたん
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
前世で八十年。今世で二十年。合わせて百年分の人生経験を基に二週目の人生を頑張ります
京衛武百十
ファンタジー
俺の名前は阿久津安斗仁王(あくつあんとにお)。いわゆるキラキラした名前のおかげで散々苦労もしたが、それでも人並みに幸せな家庭を築こうと仕事に精を出して精を出して精を出して頑張ってまあそんなに経済的に困るようなことはなかったはずだった。なのに、女房も娘も俺のことなんかちっとも敬ってくれなくて、俺が出張中に娘は結婚式を上げるわ、定年を迎えたら離婚を切り出されれるわで、一人寂しく老後を過ごし、2086年4月、俺は施設で職員だけに看取られながら人生を終えた。本当に空しい人生だった。
なのに俺は、気付いたら五歳の子供になっていた。いや、正確に言うと、五歳の時に危うく死に掛けて、その弾みで思い出したんだ。<前世の記憶>ってやつを。
今世の名前も<アントニオ>だったものの、幸い、そこは中世ヨーロッパ風の世界だったこともあって、アントニオという名もそんなに突拍子もないものじゃなかったことで、俺は今度こそ<普通の幸せ>を掴もうと心に決めたんだ。
しかし、二週目の人生も取り敢えず平穏無事に二十歳になるまで過ごせたものの、何の因果か俺の暮らしていた村が戦争に巻き込まれて家族とは離れ離れ。俺は難民として流浪の身に。しかも、俺と同じ難民として戦火を逃れてきた八歳の女の子<リーネ>と行動を共にすることに。
今世では結婚はまだだったものの、一応、前世では結婚もして子供もいたから何とかなるかと思ったら、俺は育児を女房に任せっきりでほとんど何も知らなかったことに愕然とする。
とは言え、前世で八十年。今世で二十年。合わせて百年分の人生経験を基に、何とかしようと思ったのだった。
転生弁護士のクエスト同行記 ~冒険者用の契約書を作ることにしたらクエストの成功率が爆上がりしました~
昼から山猫
ファンタジー
異世界に降り立った元日本の弁護士が、冒険者ギルドの依頼で「クエスト契約書」を作成することに。出発前に役割分担を明文化し、報酬の配分や責任範囲を細かく決めると、パーティ同士の内輪揉めは激減し、クエスト成功率が劇的に上がる。そんな噂が広がり、冒険者は誰もが法律事務所に相談してから旅立つように。魔王討伐の最強パーティにも声をかけられ、彼の“契約書”は世界の運命を左右する重要要素となっていく。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる