完全武装少女

けんはる

文字の大きさ
上 下
29 / 31

[攻勢]

しおりを挟む
「ふぅー危ない危ない」
(〈10秒後は決まってるテンカウント〉は後一回しか使えない)
「やっぱり避けれましたか?次はどうですか?」
ルウは咄嗟に構えるがなにも起きなかった
「やっぱり」
「なにがですか?」
「いえね、あなたに一つ鎌をかけさせていただいたんです」
「鎌?」
「えぇ、あなたは見事に引っ掛かってくれました」
「どういうことですか?」
「いえね、あなたの未来を見る能力は何回使用したのか?だってそんな凄い能力を無限に使えるわけないのですから」
「それで」
「私はあなたが何回、能力を使用したのか知りませんが、結構な時間戦っていたので、そろそろ限界かなと思いまして」
「つまり?」
「つまりですね、あなたは能力をもう使用できない、もしくは能力を後1、2回しか使用できないのでは?」
「それはどうですかね?」
ナイフをジャンヌに向けて投げた
「やっぱり正解でしたか」
ジャンヌはナイフを叩き落とした
「では、いきますね」
ジャンヌはルウの目 の前から姿が消えると
ルウは瞬時に構えた
(どこに行った?)
背中に寒気がしたルウは前に飛んだ瞬間
床を叩き割る音が背後から聞こえた
ルウが振り向くと
金属バットを床に叩きつけたジャンヌがこっちを見ていた
「能力を使用したんですか?違いますね、気配を察知したんですね」
(これはヤバイ、〈10秒後は決まってる〉は後一回しか使えないし、どうする?)
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

我慢できないっ

滴石雫
大衆娯楽
我慢できないショートなお話

城で侍女をしているマリアンネと申します。お給金の良いお仕事ありませんか?

甘寧
ファンタジー
「武闘家貴族」「脳筋貴族」と呼ばれていた元子爵令嬢のマリアンネ。 友人に騙され多額の借金を作った脳筋父のせいで、屋敷、領土を差し押さえられ事実上の没落となり、その借金を返済する為、城で侍女の仕事をしつつ得意な武力を活かし副業で「便利屋」を掛け持ちしながら借金返済の為、奮闘する毎日。 マリアンネに執着するオネエ王子やマリアンネを取り巻く人達と様々な試練を越えていく。借金返済の為に…… そんなある日、便利屋の上司ゴリさんからの指令で幽霊屋敷を調査する事になり…… 武闘家令嬢と呼ばれいたマリアンネの、借金返済までを綴った物語

今更気付いてももう遅い。

ユウキ
恋愛
ある晴れた日、卒業の季節に集まる面々は、一様に暗く。 今更真相に気付いても、後悔してももう遅い。何もかも、取り戻せないのです。

[恥辱]りみの強制おむつ生活

rei
大衆娯楽
中学三年生になる主人公倉持りみが集会中にお漏らしをしてしまい、おむつを当てられる。 保健室の先生におむつを当ててもらうようにお願い、クラスメイトの前でおむつ着用宣言、お漏らしで小学一年生へ落第など恥辱にあふれた作品です。

薄い彼女

りゅう
SF
 今年、大学四年になる神岡龍一は迷っていた。  就職先を決められないのだ。  そんな時、付き合っていた彼女の一言で彼の人生は大きく変わることになった。  彼女はこう言ったのだ。 「私には予知能力があるの」  もちろん、この一言で彼の人生は変わるのだが、それよりも驚いたのは彼女の存在確率が極めて低いという事実だった。

終末ラジオ

相澤愛美(@アイアイ)
SF
主人公の綾香はいつもラジオと一緒だった。日本全土を襲った謎の超地震の後、全ての機能が停止した中、ラジオだけは何故か放送し続けていた。少女はナビゲーターに会いたいと願い、ラジオを片手に放送局を目指す。

発作ぐらい、ハンデと思ってね

ブレイブ
SF
生まれつき病弱な少女、壊七。彼女は病弱でありながら天才でもある、壊七はエージェント組織、ディザスターに所属しており、ある日、任務帰りに新人エージェントと出会ったが、その新人は独断行動をする問題児であった。壊七は司令官から問題児である新人エージェントの指導を任された

処理中です...