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[作戦会議]
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マイはニコッと笑い
「今なんて言ったのかな?もう一度言ってくれるかな?」
「何度でも言ってあげるわ、バカ女って言ったのよ、バカ女ってね」
「そう、聞き間違えじゃなかったのね」
マイはルクを握ると
「ちょっと痛いじゃない、バカ女」
マイは立ち上がり
「ちょっとこの子とお話してくるわね」
マイが奥の部屋へと向かおうとすると
「ちょっと待って下さい」
楓が前に立ちはだかり
「何かな?楓くん?」
「ルクには僕達からちゃんと言い聞かせますから、どうか許してください、ねっサラン」
「はい、ルクには後できっちり言い聞かせますわ」
それを聞いたルクは顔を青くした
「なら、良いけど、ちゃんと言い聞かせてよね」
マイは椅子に座り、ルクを机の上に置いた
「ルク、この任務が終わったら、わかってますね」
「はい、わかってます、サラン」
「なら、良いですよ、皆さんすみません、騒がせてしまって」
サラン達は頭を下げた
「大丈夫ですから、顔を上げてください、ねぇ皆さん」
「そうだよ、マリアの言う通りだから顔を上げてよ」
海月がそう言うとサラン達は頭を上げた
「ありがとうございます、皆さん、では、改めて自己紹介なさい、ルク」
「自己紹介ならしたじゃん」
サランは微笑みながら
「ルク?」
「はい、私は〈七つの大罪〉シリーズ、強欲のホムンクルス・ルクよ」
ルクは白髪のロングヘアーで目は赤色のつり目で服は白のワンピースに白衣を着ている
「1つよろしいですか?」
「何かしら?シスターさん」
「私はマリアと言います、〈七つの大罪〉シリーズとは何ですか?」
ルクは微笑み
「いい質問です、マリアさん〈七つの大罪〉シリーズとは私のお母様が造り出した7人のホムンクルスのことで、それぞれに〈強欲〉〈暴食〉〈色欲〉〈怠惰〉〈憤怒〉〈傲慢〉〈嫉妬〉の名前がつけられ、それにちなんだ能力があり、そして私は」
ルクは胸をはり
「一番最初に造られたホムンクルスなのよ」
「そうなんですか、因みにどんな能力をもっているのですか?」
「それは秘密よ、簡単教えれるわけないじゃない」
「それもそうですね、お二人も何か能力をもっているのですか?」
「私達は魔法使いなので能力はもっていません」
「そうなんですか、因みにどんな魔法をお使いになられるのですか?」
「私は身体強化魔法を主に使いますわ、楓は」
「私も身体強化魔法を主に使います」
「そうなんですか、私は防御魔法を使いますわ」
「海月は電子魔法だよ」
「我名は、朧影魔法を使用する」
「私は攻撃魔法を使います、因みに私の名前はジャンヌと言います」
「最後は私ね、名前はマイで魔法は一通り使えるわ、〈完全少女隊〉では指揮官をしてるわ」
「少女って年齢じゃない」
ルクはポツリと呟いた
「何か言ったかしら?ルクちゃん」
マイはルクに笑いかけた
「なんでもないわよ」
「そう、それじゃあ作戦会議を始めるから、空いてる席に座って」
「「はい」」
二人は空いてる席に座り、ルクはサランの前に座った
「それじゃあ、まずは事件の概要を説明するわね、今回の事件は第三警備隊の中に裏切り者が居たのよ、そうよね」
サランは頷き
「はい、恥ずかしながら」
「その裏切り者はこいつよ」
モニターに男の顔写真が写された
「元第三警備隊、スズラよ、得意な魔法は状態異常魔法よ」
「お姉ちゃん、状態異常魔法って?」
「状態異常魔法とは相手を眠らせたり、麻痺させる魔法のことよ、それとマイと呼ぶように」
「わかった、お姉ちゃん」
「はぁ~じゃあ説明の続けるわね、そのスズラによって第三警備隊は全員眠らされて、その内に宝物庫から数点の武器を盗み出されたのよ」
「数点って〈剣帝の剣〉以外に盗まれたのですか?」
「そうなのよ、マリア、1つだけで国を滅ぼせる能力を持っている武器をね」
「大変なことじゃないのですか?」
「大変なことよ、犯罪者の手に渡ったらこの世の終わりよ、幸い今回は武器収集が趣味の奴で良かったけどね」
「すみません」
サラン達は頭を下げた
「二人が謝る必要はないわ、悪いのはちゃんと身元調査をしなかった魔法省が悪いのだから」
「はい」
サラン達は頭を上げた
「じゃあ、話を戻すけど、今回の潜入先はマフィア・ルシェルファミリーよ、構成員は全員で百人位居るわ」
「そんなに、私達は全員でたった7人よ」
ルクは立ち上がり
「8人よ、私を忘れないで」
「私と海月は行かないから、6人よ、ジャンヌ」
「それじゃあ、もっと無理じゃない」
「大丈夫よ、ルシェルファミリーはとある取引で総出で行くから」
「それじゃあ、誰もいないのですか?」
「いいえ、マリア、どうやら傭兵を3人雇ったみたいだから」
「そうなんですか、でも百人よりはいいですね」
「そうね、それじゃあ、今回の作戦を伝えるわよ、ジャンヌ・朧・マリア・サラン・楓・ルクの6人で潜入し、〈剣帝の剣〉を奪還、敵と遭遇した場合は各自で対応すること、作戦は以上、質問は?」
ジャンヌは手を挙げ
「はい、ジャンヌ」
ジャンヌは手を下ろし
「私の武器は人に使っても大丈夫なの?」
「あぁ大丈夫よ、当たっても痛みがあるだけよ、相手が死ぬようなダメージを受けても気絶するように魔法をかけてるから、因みにジャンヌの意識次第で物を壊さないようにできるわ」
「わかった」
「それじゃあ、他に質問が無ければ終わりにします」
皆黙っていた
「それじゃあ、出発は30分後とします、各自準備をするように!解散」
「今なんて言ったのかな?もう一度言ってくれるかな?」
「何度でも言ってあげるわ、バカ女って言ったのよ、バカ女ってね」
「そう、聞き間違えじゃなかったのね」
マイはルクを握ると
「ちょっと痛いじゃない、バカ女」
マイは立ち上がり
「ちょっとこの子とお話してくるわね」
マイが奥の部屋へと向かおうとすると
「ちょっと待って下さい」
楓が前に立ちはだかり
「何かな?楓くん?」
「ルクには僕達からちゃんと言い聞かせますから、どうか許してください、ねっサラン」
「はい、ルクには後できっちり言い聞かせますわ」
それを聞いたルクは顔を青くした
「なら、良いけど、ちゃんと言い聞かせてよね」
マイは椅子に座り、ルクを机の上に置いた
「ルク、この任務が終わったら、わかってますね」
「はい、わかってます、サラン」
「なら、良いですよ、皆さんすみません、騒がせてしまって」
サラン達は頭を下げた
「大丈夫ですから、顔を上げてください、ねぇ皆さん」
「そうだよ、マリアの言う通りだから顔を上げてよ」
海月がそう言うとサラン達は頭を上げた
「ありがとうございます、皆さん、では、改めて自己紹介なさい、ルク」
「自己紹介ならしたじゃん」
サランは微笑みながら
「ルク?」
「はい、私は〈七つの大罪〉シリーズ、強欲のホムンクルス・ルクよ」
ルクは白髪のロングヘアーで目は赤色のつり目で服は白のワンピースに白衣を着ている
「1つよろしいですか?」
「何かしら?シスターさん」
「私はマリアと言います、〈七つの大罪〉シリーズとは何ですか?」
ルクは微笑み
「いい質問です、マリアさん〈七つの大罪〉シリーズとは私のお母様が造り出した7人のホムンクルスのことで、それぞれに〈強欲〉〈暴食〉〈色欲〉〈怠惰〉〈憤怒〉〈傲慢〉〈嫉妬〉の名前がつけられ、それにちなんだ能力があり、そして私は」
ルクは胸をはり
「一番最初に造られたホムンクルスなのよ」
「そうなんですか、因みにどんな能力をもっているのですか?」
「それは秘密よ、簡単教えれるわけないじゃない」
「それもそうですね、お二人も何か能力をもっているのですか?」
「私達は魔法使いなので能力はもっていません」
「そうなんですか、因みにどんな魔法をお使いになられるのですか?」
「私は身体強化魔法を主に使いますわ、楓は」
「私も身体強化魔法を主に使います」
「そうなんですか、私は防御魔法を使いますわ」
「海月は電子魔法だよ」
「我名は、朧影魔法を使用する」
「私は攻撃魔法を使います、因みに私の名前はジャンヌと言います」
「最後は私ね、名前はマイで魔法は一通り使えるわ、〈完全少女隊〉では指揮官をしてるわ」
「少女って年齢じゃない」
ルクはポツリと呟いた
「何か言ったかしら?ルクちゃん」
マイはルクに笑いかけた
「なんでもないわよ」
「そう、それじゃあ作戦会議を始めるから、空いてる席に座って」
「「はい」」
二人は空いてる席に座り、ルクはサランの前に座った
「それじゃあ、まずは事件の概要を説明するわね、今回の事件は第三警備隊の中に裏切り者が居たのよ、そうよね」
サランは頷き
「はい、恥ずかしながら」
「その裏切り者はこいつよ」
モニターに男の顔写真が写された
「元第三警備隊、スズラよ、得意な魔法は状態異常魔法よ」
「お姉ちゃん、状態異常魔法って?」
「状態異常魔法とは相手を眠らせたり、麻痺させる魔法のことよ、それとマイと呼ぶように」
「わかった、お姉ちゃん」
「はぁ~じゃあ説明の続けるわね、そのスズラによって第三警備隊は全員眠らされて、その内に宝物庫から数点の武器を盗み出されたのよ」
「数点って〈剣帝の剣〉以外に盗まれたのですか?」
「そうなのよ、マリア、1つだけで国を滅ぼせる能力を持っている武器をね」
「大変なことじゃないのですか?」
「大変なことよ、犯罪者の手に渡ったらこの世の終わりよ、幸い今回は武器収集が趣味の奴で良かったけどね」
「すみません」
サラン達は頭を下げた
「二人が謝る必要はないわ、悪いのはちゃんと身元調査をしなかった魔法省が悪いのだから」
「はい」
サラン達は頭を上げた
「じゃあ、話を戻すけど、今回の潜入先はマフィア・ルシェルファミリーよ、構成員は全員で百人位居るわ」
「そんなに、私達は全員でたった7人よ」
ルクは立ち上がり
「8人よ、私を忘れないで」
「私と海月は行かないから、6人よ、ジャンヌ」
「それじゃあ、もっと無理じゃない」
「大丈夫よ、ルシェルファミリーはとある取引で総出で行くから」
「それじゃあ、誰もいないのですか?」
「いいえ、マリア、どうやら傭兵を3人雇ったみたいだから」
「そうなんですか、でも百人よりはいいですね」
「そうね、それじゃあ、今回の作戦を伝えるわよ、ジャンヌ・朧・マリア・サラン・楓・ルクの6人で潜入し、〈剣帝の剣〉を奪還、敵と遭遇した場合は各自で対応すること、作戦は以上、質問は?」
ジャンヌは手を挙げ
「はい、ジャンヌ」
ジャンヌは手を下ろし
「私の武器は人に使っても大丈夫なの?」
「あぁ大丈夫よ、当たっても痛みがあるだけよ、相手が死ぬようなダメージを受けても気絶するように魔法をかけてるから、因みにジャンヌの意識次第で物を壊さないようにできるわ」
「わかった」
「それじゃあ、他に質問が無ければ終わりにします」
皆黙っていた
「それじゃあ、出発は30分後とします、各自準備をするように!解散」
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