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リビングの床に正座をしている茉伊夢の前に夢は腕を組んで仁王立ちで睨んでいた
「じゃあ、お姉ちゃん説明してくれる?」
茉伊夢は目を泳がせながら
「えっとーそれは」
「それは?」
「かわいい女の子が悪と戦うところが見たかったの!!」
「はい?なんて」
「だから、かわいい女の子が悪と戦うところが見たかったの、魔法少女ラヴみたい」
「魔法少女ラヴってお姉ちゃんの部屋に貼られているポスターの?」
「そう、あんなかわいい女の子が悪を物理攻撃のみで倒す所を見たいの!」
茉伊夢は立ち上がり言いきった
「そんなことの為に私を巻き込んだの?」
「てへっ」
「てへっじゃなくて、まぁいい、もう変身しないし、アトラスも返す」
「あっそれは無理」
夢は茉伊夢を睨み
「どういうこと?」
「一度変身したら外せないように設定したから、外すには私が許可しないと駄目なの」
「じゃあ、許可してよ」
「えっ嫌に決まってるでしょ、やっと全員揃ったんだから」
「全員って?」
「その話はまた明日、今日のために徹夜して眠いからおやすみ」
茉伊夢は逃げるように部屋に戻った
「逃げた、まぁとりあえずご飯にしよう」
夢は台所に向かった
「今日は色々あって疲れたからカップ麺にしよ」
夢は棚からカップ麺を取り出し
湯を沸かし始めた
「これからどうなるのかな」
湯が沸いたのでカップ麺に注ぎ
―3分後ー
「いただきます」
「ご馳走さま」
食べ終わったカップ麺を軽く水でゆすいでゴミ箱に捨て
箸は洗って水切りかごの中に入れた
「次はお風呂に入ろ」
脱衣場で服を脱ごうとするとアトラスが目についた
「ねぇアトラス」
「なんだ、夢」
「アトラスは私が着けた時から居たんだよね」
「まぁそうだな」
「という事は、私の裸も見たし、友達の裸も見てたってこと?」
夢はアトラスをクズを見るような冷たい目で見ていた
「見っ見てないぞ 」
「ほんとに?」
「本当だ!それに俺が好きなのは巨乳であって、夢達みたいな貧乳に興味はないから安心しろ」
手があったらサムズアップをしていそうな雰囲気があった
「そう」
夢は親指と人差し指でアトラスを摘まみ
「ごめんなさいね、貧乳で」
力を入れた
「痛い、痛いぞ、なんで怒るんだ」
「なんとなく、まぁ一緒に入っても問題ないってことね」
「そうだ、お子さま体型には興味ないからな」
一層力を入れるとアトラスに軽くヒビが入った
「ごめんなさい、もうなにも言いません」
「わかればいいのよ」
アトラスから手を離すとヒビは消えた
「じゃあ、入ろ」
夢は服を脱ぎ、風呂場に入った
「気持ち良かった」
パジャマに着替えた夢は頭を拭きながらベッドに座った
「なぁ夢」
「なに?アトラス」
「あまり茉伊夢の事を怒らないでくれないか?」
「なんで?」
「茉伊夢は夢と一緒に活動することを楽しみしていたから、それに茉伊夢は絶対に夢を傷つけることはしないから」
「わかってる、じゃあもう寝るよ」
部屋の電気を消し、ベッドに入った
朝
バンッ
茉伊夢が勢いよく扉を開け
「朝だよ、夢」
「うーん、お姉ちゃんどうしたの」
夢は目を擦りながら起き上がった
「おはよう、夢」
「おはようって今何時?」
夢が壁時計を見ると
5時30分
「まだ、5時半じゃない」
そう言いながら布団を被ろうとすると
「寝てる暇はないの」
と言いながら茉伊夢は布団を剥がした
「なにするの、お姉ちゃん」
茉伊夢を睨んだ
「そんな怖い顔しないでよ」
「お姉ちゃんが邪魔するからでしょ」
「仕方ないでしょ、案内があるから早めに出ないと」
「案内って?」
「今日から特殊・魔法科に転入するのよ」
「誰が?」
「決まってるじゃない」
茉伊夢は夢の顔を指差し
「夢よ」
「えぇー!」
夢は生まれてはじめて大声で驚いた
「じゃあ、お姉ちゃん説明してくれる?」
茉伊夢は目を泳がせながら
「えっとーそれは」
「それは?」
「かわいい女の子が悪と戦うところが見たかったの!!」
「はい?なんて」
「だから、かわいい女の子が悪と戦うところが見たかったの、魔法少女ラヴみたい」
「魔法少女ラヴってお姉ちゃんの部屋に貼られているポスターの?」
「そう、あんなかわいい女の子が悪を物理攻撃のみで倒す所を見たいの!」
茉伊夢は立ち上がり言いきった
「そんなことの為に私を巻き込んだの?」
「てへっ」
「てへっじゃなくて、まぁいい、もう変身しないし、アトラスも返す」
「あっそれは無理」
夢は茉伊夢を睨み
「どういうこと?」
「一度変身したら外せないように設定したから、外すには私が許可しないと駄目なの」
「じゃあ、許可してよ」
「えっ嫌に決まってるでしょ、やっと全員揃ったんだから」
「全員って?」
「その話はまた明日、今日のために徹夜して眠いからおやすみ」
茉伊夢は逃げるように部屋に戻った
「逃げた、まぁとりあえずご飯にしよう」
夢は台所に向かった
「今日は色々あって疲れたからカップ麺にしよ」
夢は棚からカップ麺を取り出し
湯を沸かし始めた
「これからどうなるのかな」
湯が沸いたのでカップ麺に注ぎ
―3分後ー
「いただきます」
「ご馳走さま」
食べ終わったカップ麺を軽く水でゆすいでゴミ箱に捨て
箸は洗って水切りかごの中に入れた
「次はお風呂に入ろ」
脱衣場で服を脱ごうとするとアトラスが目についた
「ねぇアトラス」
「なんだ、夢」
「アトラスは私が着けた時から居たんだよね」
「まぁそうだな」
「という事は、私の裸も見たし、友達の裸も見てたってこと?」
夢はアトラスをクズを見るような冷たい目で見ていた
「見っ見てないぞ 」
「ほんとに?」
「本当だ!それに俺が好きなのは巨乳であって、夢達みたいな貧乳に興味はないから安心しろ」
手があったらサムズアップをしていそうな雰囲気があった
「そう」
夢は親指と人差し指でアトラスを摘まみ
「ごめんなさいね、貧乳で」
力を入れた
「痛い、痛いぞ、なんで怒るんだ」
「なんとなく、まぁ一緒に入っても問題ないってことね」
「そうだ、お子さま体型には興味ないからな」
一層力を入れるとアトラスに軽くヒビが入った
「ごめんなさい、もうなにも言いません」
「わかればいいのよ」
アトラスから手を離すとヒビは消えた
「じゃあ、入ろ」
夢は服を脱ぎ、風呂場に入った
「気持ち良かった」
パジャマに着替えた夢は頭を拭きながらベッドに座った
「なぁ夢」
「なに?アトラス」
「あまり茉伊夢の事を怒らないでくれないか?」
「なんで?」
「茉伊夢は夢と一緒に活動することを楽しみしていたから、それに茉伊夢は絶対に夢を傷つけることはしないから」
「わかってる、じゃあもう寝るよ」
部屋の電気を消し、ベッドに入った
朝
バンッ
茉伊夢が勢いよく扉を開け
「朝だよ、夢」
「うーん、お姉ちゃんどうしたの」
夢は目を擦りながら起き上がった
「おはよう、夢」
「おはようって今何時?」
夢が壁時計を見ると
5時30分
「まだ、5時半じゃない」
そう言いながら布団を被ろうとすると
「寝てる暇はないの」
と言いながら茉伊夢は布団を剥がした
「なにするの、お姉ちゃん」
茉伊夢を睨んだ
「そんな怖い顔しないでよ」
「お姉ちゃんが邪魔するからでしょ」
「仕方ないでしょ、案内があるから早めに出ないと」
「案内って?」
「今日から特殊・魔法科に転入するのよ」
「誰が?」
「決まってるじゃない」
茉伊夢は夢の顔を指差し
「夢よ」
「えぇー!」
夢は生まれてはじめて大声で驚いた
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