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220 修学旅行2日目です 13
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ここは飛行島のコテージです。
女子が入浴する時間になり、わたしと陽子さんは大浴場の前にいます。
リビングにゲーム機を出して娯楽を用意したにも関わらず、大浴場前の通路には、昨日よりも男子の人数が多いです。
千里眼で大浴場の外を見ると、こちらにも男子がたくさんいます。
明日はお風呂がありません。今夜が女湯を覗くラストチャンスだと思っているのでしょうか。
そんなチャンスはありません。
浴場前の通路では、男子が意味も無く歩いています。
外では、どこかに隙間がないか必死に探しています。
そんなものはありません。困ったものです。
アンナ「陽子さん、今日も注意してください」
陽子 「はい」
いま小浴場に、加藤先生と高木先生が入っていきました。
男子が扉の隙間から中を覗こうとしています。
このコテージを建築したのは、わたしです。そんな安っぽい造りではありません。
男子が数名、ヒソヒソと何かを相談しています。
みな男子トイレに向かいました。何か企んでいますね。
わかりました。トイレの天井を外して浴場に行くつもりです。
考えましたね。
ですが、それも想定済みです。トイレの天井は外れません。残念でした。
*
1時間が経ち、男子の入浴時間になりました。
男子たちは急いで大浴場に入ります。当然女子は残っていません。
わたしは千里眼で男子の様子をちらっと見ました。
ガッカリしすぎです。
アンナ「終わりました。陽子さん、マオの面倒をみてください」
陽子 「わかりました」
わたしはリビングに向かいます。
あれ? 男子がいません。
ローラ「男子は、お風呂に行っちゃったわ」
アンナ「そうですか」
ローラは女子と一緒にゲームをしています。
ローラ「アンナも一緒にゲームをしましょう」
アンナ「はい。志村先生がお風呂から上がったら、先生と明日の
打ち合わせがありますので、少しの時間だけ出来ますよ」
ローラ「いいわ、やりましょう」
アンナ「はい」
わたしは短時間だけゲームに参加します。
*
男子がお風呂から上がってきました。
男子 「やってる、やってる」
男子 「俺たちも交ぜてくれ」
アンナ「はい、どうぞ」
わたしはゲーム機のコントローラーをテーブルに置きました。
志村先生もお風呂から上がってきたようです。
アンナ「先生方と明日の打ち合わせに行ってきます」
ローラ「わかったわ」
*
わたしは陽子さんに声をかけました。
アンナ「陽子さん、明日の打ち合わせをします。
マオをだっこしながら一緒に来てください」
陽子 「はい」
わたしと陽子さんは、先生方がいるダイニングのテーブルに向かいます。
志村 「明日のツアーについて打ち合わせをしましょう」
アンナ「はい・・・その前に今日のツアーはどうでしたか?」
志村 「最高でした。地球では体験できないことばかりです」
加藤 「魔物やドラゴンは地球には、いませんから」
高木 「どこの景色もきれいでした。特にクリスタルホールと
水族館がよかったです」
加藤 「昨日と同様に内容の濃い一日でしたよ」
志村 「料理も美味しかったです」
アンナ「ありがとうございます」
2日目のツアーも先生方の評価が高くて、よかったです。
志村 「それでは、明日のスケジュールを確認します」
わたしは明日のツアー内容と料理について説明をします。
明日のツアーも先生方は期待しているようです。
わたしは最後に、ある場所について説明をしました。
そこは下見をしていない場所です。
加藤 「えっ? 本当にそんなところに行けるんですか?」
アンナ「はい」
高木 「驚きです・・・想像していませんでした」
志村 「本当に大丈夫ですか? 興味はありますが
危険を冒す必要はありませんよ」
アンナ「はい、大丈夫です。安全性は陽子と二人で確認しました。
皆さんには身体を守る防御結界があります。
仮に不測事態が起きたときには、転移魔法で戻って来れます」
先生方「・・・・・・」
志村 「高木先生、加藤先生、どう思いますか?」
高木 「・・・・・・私はアンナさんを信じます」
加藤 「私もです。行くのをやめたら後で後悔すると思います」
志村 「・・・・・・」
志村 「わかりました・・・アンナさん、お願いします」
アンナ「ありがとうございます」
志村 「校長先生に話したら、許可されない可能性がありますが、
電話が通じないので、事後報告ですね。
くれぐれも安全第一でお願いします」
アンナ「はい」
明日のツアーは話がまとまり、打ち合わせが終了しました。
わたしは陽子さんとリビングに行きます。
時刻は午後10時です。
消灯1時間前なので、生徒は客室に向かいました。
リビングにいるのはローラだけです。
ローラ「明日も面白いことになりそうね」
アンナ「話を聞いていたんですか?」
ローラ「聞いていたわ」
明日はA組とB組の修学旅行最終日です。思い出に残るツアーにしたいです。
アンナ「ところで、ローラは今日のツアー、どうでしたか?」
ローラ「楽しかったわよ」
アンナ「女神なので、どの場所も知っているところですよね?」
ローラ「賑やかなところが楽しいのよ」
アンナ「そういうものですか」
ローラ「ええ。それに修学旅行というものを体験出来たわ」
アンナ「地球の旅行とは、内容がまったく違いますよ」
ローラ「いいのよ。それよりアンナはどうなの?」
アンナ「修学旅行ですよ。楽しいに決まっています」
ローラ「陽子ちゃんは、どうなの?」
陽子 「はい。私も楽しかったです」
ローラ「それはよかったわ」
ローラ「私は天界に帰るわ。明日もよろしくね」
アンナ「おやすみなさい」
陽子 「おやすみなさいませ」
ローラ「おやすみ」
ローラは天界に帰っていきました。
アンナ「陽子さん、お疲れ様でした。今日はもう休んでください」
陽子 「はい、おやすみなさいませ」
アンナ「おやすみなさい」
陽子さんはマオと一緒に部屋に向かいました。
わたしはお風呂に入ってから休むことにします。
修学旅行2日目が終了しました。
女子が入浴する時間になり、わたしと陽子さんは大浴場の前にいます。
リビングにゲーム機を出して娯楽を用意したにも関わらず、大浴場前の通路には、昨日よりも男子の人数が多いです。
千里眼で大浴場の外を見ると、こちらにも男子がたくさんいます。
明日はお風呂がありません。今夜が女湯を覗くラストチャンスだと思っているのでしょうか。
そんなチャンスはありません。
浴場前の通路では、男子が意味も無く歩いています。
外では、どこかに隙間がないか必死に探しています。
そんなものはありません。困ったものです。
アンナ「陽子さん、今日も注意してください」
陽子 「はい」
いま小浴場に、加藤先生と高木先生が入っていきました。
男子が扉の隙間から中を覗こうとしています。
このコテージを建築したのは、わたしです。そんな安っぽい造りではありません。
男子が数名、ヒソヒソと何かを相談しています。
みな男子トイレに向かいました。何か企んでいますね。
わかりました。トイレの天井を外して浴場に行くつもりです。
考えましたね。
ですが、それも想定済みです。トイレの天井は外れません。残念でした。
*
1時間が経ち、男子の入浴時間になりました。
男子たちは急いで大浴場に入ります。当然女子は残っていません。
わたしは千里眼で男子の様子をちらっと見ました。
ガッカリしすぎです。
アンナ「終わりました。陽子さん、マオの面倒をみてください」
陽子 「わかりました」
わたしはリビングに向かいます。
あれ? 男子がいません。
ローラ「男子は、お風呂に行っちゃったわ」
アンナ「そうですか」
ローラは女子と一緒にゲームをしています。
ローラ「アンナも一緒にゲームをしましょう」
アンナ「はい。志村先生がお風呂から上がったら、先生と明日の
打ち合わせがありますので、少しの時間だけ出来ますよ」
ローラ「いいわ、やりましょう」
アンナ「はい」
わたしは短時間だけゲームに参加します。
*
男子がお風呂から上がってきました。
男子 「やってる、やってる」
男子 「俺たちも交ぜてくれ」
アンナ「はい、どうぞ」
わたしはゲーム機のコントローラーをテーブルに置きました。
志村先生もお風呂から上がってきたようです。
アンナ「先生方と明日の打ち合わせに行ってきます」
ローラ「わかったわ」
*
わたしは陽子さんに声をかけました。
アンナ「陽子さん、明日の打ち合わせをします。
マオをだっこしながら一緒に来てください」
陽子 「はい」
わたしと陽子さんは、先生方がいるダイニングのテーブルに向かいます。
志村 「明日のツアーについて打ち合わせをしましょう」
アンナ「はい・・・その前に今日のツアーはどうでしたか?」
志村 「最高でした。地球では体験できないことばかりです」
加藤 「魔物やドラゴンは地球には、いませんから」
高木 「どこの景色もきれいでした。特にクリスタルホールと
水族館がよかったです」
加藤 「昨日と同様に内容の濃い一日でしたよ」
志村 「料理も美味しかったです」
アンナ「ありがとうございます」
2日目のツアーも先生方の評価が高くて、よかったです。
志村 「それでは、明日のスケジュールを確認します」
わたしは明日のツアー内容と料理について説明をします。
明日のツアーも先生方は期待しているようです。
わたしは最後に、ある場所について説明をしました。
そこは下見をしていない場所です。
加藤 「えっ? 本当にそんなところに行けるんですか?」
アンナ「はい」
高木 「驚きです・・・想像していませんでした」
志村 「本当に大丈夫ですか? 興味はありますが
危険を冒す必要はありませんよ」
アンナ「はい、大丈夫です。安全性は陽子と二人で確認しました。
皆さんには身体を守る防御結界があります。
仮に不測事態が起きたときには、転移魔法で戻って来れます」
先生方「・・・・・・」
志村 「高木先生、加藤先生、どう思いますか?」
高木 「・・・・・・私はアンナさんを信じます」
加藤 「私もです。行くのをやめたら後で後悔すると思います」
志村 「・・・・・・」
志村 「わかりました・・・アンナさん、お願いします」
アンナ「ありがとうございます」
志村 「校長先生に話したら、許可されない可能性がありますが、
電話が通じないので、事後報告ですね。
くれぐれも安全第一でお願いします」
アンナ「はい」
明日のツアーは話がまとまり、打ち合わせが終了しました。
わたしは陽子さんとリビングに行きます。
時刻は午後10時です。
消灯1時間前なので、生徒は客室に向かいました。
リビングにいるのはローラだけです。
ローラ「明日も面白いことになりそうね」
アンナ「話を聞いていたんですか?」
ローラ「聞いていたわ」
明日はA組とB組の修学旅行最終日です。思い出に残るツアーにしたいです。
アンナ「ところで、ローラは今日のツアー、どうでしたか?」
ローラ「楽しかったわよ」
アンナ「女神なので、どの場所も知っているところですよね?」
ローラ「賑やかなところが楽しいのよ」
アンナ「そういうものですか」
ローラ「ええ。それに修学旅行というものを体験出来たわ」
アンナ「地球の旅行とは、内容がまったく違いますよ」
ローラ「いいのよ。それよりアンナはどうなの?」
アンナ「修学旅行ですよ。楽しいに決まっています」
ローラ「陽子ちゃんは、どうなの?」
陽子 「はい。私も楽しかったです」
ローラ「それはよかったわ」
ローラ「私は天界に帰るわ。明日もよろしくね」
アンナ「おやすみなさい」
陽子 「おやすみなさいませ」
ローラ「おやすみ」
ローラは天界に帰っていきました。
アンナ「陽子さん、お疲れ様でした。今日はもう休んでください」
陽子 「はい、おやすみなさいませ」
アンナ「おやすみなさい」
陽子さんはマオと一緒に部屋に向かいました。
わたしはお風呂に入ってから休むことにします。
修学旅行2日目が終了しました。
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