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219 修学旅行2日目です 12
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ここは飛行島、コテージの前です。
私たちはクリスタルホールを見学したあと、飛行島に帰ってきました。
アンナ「お疲れ様でした」
女子 「もう暗くなってる」
男子 「腹減った」
アンナ「夕食にします。コテージに入ってください」
ローラ「夕食は何かしら。楽しみね」
私たちはコテージに入ります。
コテージの中はすべてメイド型のゴーレムが清掃をしているのできれいになっています。
わたしはダイニングの窓際にペットサークルを出して、マオを入れました。
アンナ「陽子さん、マオにフードとお水をあげてください」
陽子 「わかりました」
わたしはリビングに向かいます。
そして、アーケードゲーム機3台と家庭用ゲーム機をリビングに用意しました。
夕食のあとは、お風呂です。
女湯を覗くのは、諦めたと思いますが、念のためです。
娯楽があれば、変な気を起こすこともないでしょう。
*
わたしは陽子さんと一緒に夕食の準備をします。
夕食はイタリア料理です。
テスタローリ、サルティンボッカ、ズッパ・ディ・レグーミ、グリッシーニ、カンノーリです。
テスタローリ
イタリア最古のパスタです。ふわふわモチモチしていて、他のパスタとは食感が違います。
作り方は、水で溶いた小麦粉を片面だけクレープのように焼きます。それを菱形に切り、茹でます。
テスタローリはペスト・ジェノベーゼで食べるのが定番です。
ペストとは、バジル、ニンニク、松の実、オリーブ油などで作るソースです。
サルティンボッカ
牛肉に生ハムとセージをのせて胡椒を振り、小麦粉をまぶします。
それをバターとオリーブ油を入れたフライパンでソテーします。
そしてフライパンに残った肉汁にレモンを加えてソースを作り、かけます。
ズッパ・ディ・レグーミ
ズッパとは、具沢山の食べるスープです。
作り方は、鍋にオリーブ油とニンニクを入れ、切った野菜、ジャガイモ、ベーコンを炒めます。
次に、レンズ豆やひよこ豆など数種類の豆と水を入れて煮込みます。
塩、香辛料で味を整えて器に盛り、パセリを散らせば完成です。
グリッシーニ
細長いクラッカーのようなパンです。
今回、アボカドのディップを用意しましたが、ズッパと一緒に食べても美味しいです。
カンノーリ
筒状のペストリー生地を揚げて、中にリコッタチーズのクリームを入れたものです。
トッピングは果物の砂糖漬けです。
*
料理の用意ができました。生徒の皆さんは着席しています。
今回もわたしとローラ、陽子さんは先生と一緒に窓際のテーブルです。
わたしは料理の結界を解除しました。
アンナ「いただきます」
全員 「いただきます」
ぱくぱく・・・
女子 「美味しいね」
女子 「うん」
わたしは料理の説明をします。皆さん食べながら聞いています。
高木 「ジェノベーゼは食べたことがありますが、
このパスタは初めてです」
志村 「僕もこのパスタは初めてです。食感が面白いです」
加藤 「モチモチしていますね」
アンナ「焼いてから茹でるユニークなパスタです」
*
志村 「このスープ、素朴な味ですね」
加藤 「食べ応えがあります」
高木 「ズッパとスープは、語源が一緒ですよね」
アンナ「はい。そう言われています。
現在スープは独立した料理ですが、昔は固くなったパンを
浸して食べていたそうです。そのパンをソップといい、
そのソップがズッパ、スープに変化したそうです」
志村 「スープの語源がふやけたパンですか。面白いですね」
ちなみに、スープにクルトンを入れるのは、こういった習慣の名残だそうです。
*
陽子 「ローラ様、肉料理をお切りします」
ローラ「お願いするわ」
加藤 「この肉料理、美味しい」
志村 「肉と生ハムを一緒に調理するのが面白いです」
高木 「鳥肉で作っても美味しそうですね」
アンナ「はい、美味しいと思います」
*
高木 「私このグリッシーニよく買うんですよ」
加藤 「このパンがテーブルの中央にあると、
おしゃれな感じがしますよね」
アンナ「食事が足りないときに出したり、軽食やおやつにもなる
使い勝手のいいパンです」
*
男子がおかわりを始めました。
サルティンボッカを取る人が多いです。肉料理は男子に人気がありますね。
女子の皆さんもおかわりしてください。
*
ローラ「このお菓子、美味しいわ。生クリームじゃないのね」
アンナ「はい。カンノーリはリコッタチーズのクリームを使っています」
志村 「カンノーリ・・・思い出した。
これ、マフィア映画に出て来たお菓子ですよね」
アンナ「はい。そうです」
志村 「どんなお菓子なのか、気になっていたんですよ」
映画やテレビに出て来る食べ物は、気になりますよね。
*
食事が終わりました。
アンナ「ごちそうさまでした」
全員 「ごちそうさまでした」
わたしと陽子さんは、食器の片付けをします。
男子 「ゲームやろうぜ」
男子 「よし、やろう」
そうです。女湯のことは忘れてください。ゲームをしている方が健全です。
ローラもゲーム機を出しました。今夜も男子と一緒にゲームをするようです。
女子 「ねえ、お風呂の前に星を見に行こうよ。
昨日、流れ星を見た人がいるんだって」
女子 「私も見たい」
皆さん、夜はそれぞれ好きなことをするみたいです。
わたしは大浴場の確認をしたあと外に出て、生徒や星空の撮影をしました。
*
女子が入浴する時間になりました。
わたしは大浴場の前にいます。陽子さんも一緒です。
そして、大浴場前の通路には男子生徒がたくさんいます。
またですか?
私たちはクリスタルホールを見学したあと、飛行島に帰ってきました。
アンナ「お疲れ様でした」
女子 「もう暗くなってる」
男子 「腹減った」
アンナ「夕食にします。コテージに入ってください」
ローラ「夕食は何かしら。楽しみね」
私たちはコテージに入ります。
コテージの中はすべてメイド型のゴーレムが清掃をしているのできれいになっています。
わたしはダイニングの窓際にペットサークルを出して、マオを入れました。
アンナ「陽子さん、マオにフードとお水をあげてください」
陽子 「わかりました」
わたしはリビングに向かいます。
そして、アーケードゲーム機3台と家庭用ゲーム機をリビングに用意しました。
夕食のあとは、お風呂です。
女湯を覗くのは、諦めたと思いますが、念のためです。
娯楽があれば、変な気を起こすこともないでしょう。
*
わたしは陽子さんと一緒に夕食の準備をします。
夕食はイタリア料理です。
テスタローリ、サルティンボッカ、ズッパ・ディ・レグーミ、グリッシーニ、カンノーリです。
テスタローリ
イタリア最古のパスタです。ふわふわモチモチしていて、他のパスタとは食感が違います。
作り方は、水で溶いた小麦粉を片面だけクレープのように焼きます。それを菱形に切り、茹でます。
テスタローリはペスト・ジェノベーゼで食べるのが定番です。
ペストとは、バジル、ニンニク、松の実、オリーブ油などで作るソースです。
サルティンボッカ
牛肉に生ハムとセージをのせて胡椒を振り、小麦粉をまぶします。
それをバターとオリーブ油を入れたフライパンでソテーします。
そしてフライパンに残った肉汁にレモンを加えてソースを作り、かけます。
ズッパ・ディ・レグーミ
ズッパとは、具沢山の食べるスープです。
作り方は、鍋にオリーブ油とニンニクを入れ、切った野菜、ジャガイモ、ベーコンを炒めます。
次に、レンズ豆やひよこ豆など数種類の豆と水を入れて煮込みます。
塩、香辛料で味を整えて器に盛り、パセリを散らせば完成です。
グリッシーニ
細長いクラッカーのようなパンです。
今回、アボカドのディップを用意しましたが、ズッパと一緒に食べても美味しいです。
カンノーリ
筒状のペストリー生地を揚げて、中にリコッタチーズのクリームを入れたものです。
トッピングは果物の砂糖漬けです。
*
料理の用意ができました。生徒の皆さんは着席しています。
今回もわたしとローラ、陽子さんは先生と一緒に窓際のテーブルです。
わたしは料理の結界を解除しました。
アンナ「いただきます」
全員 「いただきます」
ぱくぱく・・・
女子 「美味しいね」
女子 「うん」
わたしは料理の説明をします。皆さん食べながら聞いています。
高木 「ジェノベーゼは食べたことがありますが、
このパスタは初めてです」
志村 「僕もこのパスタは初めてです。食感が面白いです」
加藤 「モチモチしていますね」
アンナ「焼いてから茹でるユニークなパスタです」
*
志村 「このスープ、素朴な味ですね」
加藤 「食べ応えがあります」
高木 「ズッパとスープは、語源が一緒ですよね」
アンナ「はい。そう言われています。
現在スープは独立した料理ですが、昔は固くなったパンを
浸して食べていたそうです。そのパンをソップといい、
そのソップがズッパ、スープに変化したそうです」
志村 「スープの語源がふやけたパンですか。面白いですね」
ちなみに、スープにクルトンを入れるのは、こういった習慣の名残だそうです。
*
陽子 「ローラ様、肉料理をお切りします」
ローラ「お願いするわ」
加藤 「この肉料理、美味しい」
志村 「肉と生ハムを一緒に調理するのが面白いです」
高木 「鳥肉で作っても美味しそうですね」
アンナ「はい、美味しいと思います」
*
高木 「私このグリッシーニよく買うんですよ」
加藤 「このパンがテーブルの中央にあると、
おしゃれな感じがしますよね」
アンナ「食事が足りないときに出したり、軽食やおやつにもなる
使い勝手のいいパンです」
*
男子がおかわりを始めました。
サルティンボッカを取る人が多いです。肉料理は男子に人気がありますね。
女子の皆さんもおかわりしてください。
*
ローラ「このお菓子、美味しいわ。生クリームじゃないのね」
アンナ「はい。カンノーリはリコッタチーズのクリームを使っています」
志村 「カンノーリ・・・思い出した。
これ、マフィア映画に出て来たお菓子ですよね」
アンナ「はい。そうです」
志村 「どんなお菓子なのか、気になっていたんですよ」
映画やテレビに出て来る食べ物は、気になりますよね。
*
食事が終わりました。
アンナ「ごちそうさまでした」
全員 「ごちそうさまでした」
わたしと陽子さんは、食器の片付けをします。
男子 「ゲームやろうぜ」
男子 「よし、やろう」
そうです。女湯のことは忘れてください。ゲームをしている方が健全です。
ローラもゲーム機を出しました。今夜も男子と一緒にゲームをするようです。
女子 「ねえ、お風呂の前に星を見に行こうよ。
昨日、流れ星を見た人がいるんだって」
女子 「私も見たい」
皆さん、夜はそれぞれ好きなことをするみたいです。
わたしは大浴場の確認をしたあと外に出て、生徒や星空の撮影をしました。
*
女子が入浴する時間になりました。
わたしは大浴場の前にいます。陽子さんも一緒です。
そして、大浴場前の通路には男子生徒がたくさんいます。
またですか?
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