205 / 243
205 修学旅行初日です 13
しおりを挟む
ここはサンローラの街です。
私たちA組は職人街の見学が終わりました。
そして今、氷屋に到着したところです。
スミスさんと従業員が店頭にいます。
アンナ「スミスさん、こんにちは」
スミス「アンナさん、いらっしゃい」
アンナ「工房を見学してもいいですか?」
スミス「いいですよ。工房にはライラがいます」
女子 「アイス売ってるよ」
女子 「イケメン」(小声)
スミスさんは美形のダークエルフです。10代に見えますが、実際は51歳です。
アンナ「アイスクリームを買うのは自由ですが、
午後6時ごろ夕食にします」
女子 「どうする? アイス買う?」
女子 「アイテムボックスに入れて、お風呂上がりに食べる」
女子 「私も、そうしよう」
女子は皆さんアイスクリームを買っています。
女子 「トートバッグに氷を入れて持ち帰る人がいるよ」(小声)
アンナ「地球のトートバッグはアメリカ発祥ですが、
元々氷を運ぶために作られたバッグです」
女子 「そうなの、知らなかった」
アンナ「ここで買った氷は、自宅やお店で食品を冷蔵保存するために
使われています」
アンナ「それでは工房に行きましょう」
女子はアイスクリームを買っているので、わたしは男子を連れて工房に入ります。
工房には、ライラさんと従業員がいます。
アンナ「ライラさん、こんにちは。見学いいですか?」
ライラ「どうぞ」
男子 「おお・・・」
男子 「かわいい」(小声)
ライラさんは美形のダークエルフです。10代に見えますが、実際は45歳です。
男子がショックを受けるといけないので、年齢は言わないことにします。
アンナ「ライラさん、氷を作るところを見せてもらっていいですか?」
ライラ「いいですよ」
ライラさんが台の上に手をかざします。
四角柱の氷がみるみる成長していきます。
完成しました。
男子 「おお・・・」
アンナ「このように、空気中の水分を集めて氷を作ります。
魔法射撃のアイスジャベリンと基本的に同じです」
アンナ「ライラさん、冷蔵箱を見せてください」
ライラ「はい」
私たちは冷蔵箱を見せてもらいます。
アンナ「これが冷蔵箱です。木製で、中は金属板が張ってあります。
上の段に氷を入れて、下の食品を冷やします」
アンナ「日本でも昭和の時代、電気冷蔵庫が普及する前は、これと
同様のものがあったそうです」
男子 「そうなんだ」
わたしは残り半数の生徒を入れ替えて、氷屋の説明をしました。
*
そのあと私たちは、パン屋、肉屋、食堂を簡単に見学しました。
いま猫耳亭に向かっています。
ポロロ、ポロロ、ポロロ・・・
陽子さんからの連絡です。
陽子 「B組は村の見学が終わりました」
アンナ「A組も街の見学がもう少しで終わります。
B組は飛行島に戻ってください」
陽子 「わかりました」
猫耳亭に到着しました。
もう夕飯時です。忙しいので中に入ることは出来ません。
女子 「いい匂い」
男子 「カレーの匂いがする」
男子 「行列が出来てる」
女子 「お皿を持っている人がいるけど?」
アンナ「はい。近所に住んでいる人が料理を持ち帰って自宅で食べます」
女子 「なるほどね」
男子 「腹減った」
女子 「私も」
アンナ「私たちも夕食にしましょう」
*
私たちA組は、転移魔法で飛行島に帰ってきました。
夕焼けがきれいです。星も見えています。
女子 「きれいな夕陽」
女子 「写真撮ろうよ」
アンナ「これから夕食にします。
撮影が終わったらダイニングに集まってください」
女子 「はーい」
私たちはコテージに入りました。
わたしはダイニングの窓際にペットサークルを出しました。そしてマオを入れます。
マオは伸びをしています。
わたしはマオにフードとお水をあげました。
夕食の準備をしましょう。
*
夕食はフィンランド料理です。
ロヒケイット、リハプッラ、ロソッリ、ムスティッカピーラッカ、パンです。
ロヒケイット
鮭のクリームスープです。
作り方は、まずニンジン、ジャガイモ、玉ネギをブイヨンに煮込みます。
野菜に火が通ったら、ぶつ切りの鮭と生クリーム、バター、調味料、香辛料などを加えます。
鮭に火が通ったら、器に盛り付けてディルをかければ完成です。
リハプッラ
北欧風のミートボールです。
作り方は、まず最初に茹でたジャガイモを荒く潰しておきます。
玉ネギのみじん切りを飴色になるまで炒めます。
そして合挽き肉と潰したジャガイモ、飴色玉ネギ、生クリーム、調味料、カルダモンなどを混ぜて、肉団子を作ります。
肉団子はフライパンで焼きます。焼き上がったら、器にのせてグレービーソースをかけます。
付け合わせはマッシュポテトです。
ロソッリ
北欧風のチョップドサラダです。
最初にゆで玉子を作ります。
次はソース作りです。軽く泡立てた生クリームに酢、塩、砂糖を混ぜてクリームソースを作ります。
そのあと、1cm角のジャガイモとニンジンを蒸します。ジャガイモは黄色で甘味がある品種です。
蒸し上がったら、同じ大きさに切ったリンゴとビーツを混ぜて、軽く塩をふります。
器に盛り付けて、クリームソースをかけます。
最後に、切ったゆで玉子をのせて、ディルをかければ完成です。
ムスティッカピーラッカ
ブルーベリーのタルトです。
最初にタルト生地を作ります。材料は小麦粉、バター、砂糖、卵です。
それらを混ぜて、出来た生地をタルト皿に伸ばて、オープンで仮焼きをします。
次はフィリングです。
本来はケルマヴィーリという乳製品を使うのですが、どういうものかよくわかりません。
今回は水切りヨーグルトで代用しました。
材料は、ヨーグルト、砂糖、卵です。それらをよくまぜます。
そして、焼いたタルト生地にフィリングを流し込み、ブルーベリーをのせます。
それをオーブンで30分くらい焼いたあと、冷やして完成です。
ハパンリンップ
フィンランドでパンと言えば、ライ麦パンが有名です。
ハパンリンップは、ライ麦で作った円形の黒パンです。ほろ苦さと酸味があるのが特徴です。
ペルナリエスカ
酸味のあるライ麦パンが苦手な人もいるので、今回は別のパンも用意しました。
ペルナリエスカは、パン生地にジャガイモを混ぜてつくる薄焼きパンです。
作り方は、大麦粉にマッシュポテト、卵、塩を混ぜてパン生地を作ります。
パン生地は円形に薄く伸ばして、表面にフォークで穴を開けます。
オーブンで焼けば完成です。
焼きたては、中がしっとりしていて、ほんのり甘味があります。バターを塗って食べると美味しいです。
*
夕食の準備が出来ました。
おかわりも用意しました。
皆さん、着席しています。夕食はA組がダイニング、B組がテラスです。
アンナ「飲み物は各自出してください」
わたしは保温用の結界を解除しました。
アンナ「いただきます」
私たちA組は職人街の見学が終わりました。
そして今、氷屋に到着したところです。
スミスさんと従業員が店頭にいます。
アンナ「スミスさん、こんにちは」
スミス「アンナさん、いらっしゃい」
アンナ「工房を見学してもいいですか?」
スミス「いいですよ。工房にはライラがいます」
女子 「アイス売ってるよ」
女子 「イケメン」(小声)
スミスさんは美形のダークエルフです。10代に見えますが、実際は51歳です。
アンナ「アイスクリームを買うのは自由ですが、
午後6時ごろ夕食にします」
女子 「どうする? アイス買う?」
女子 「アイテムボックスに入れて、お風呂上がりに食べる」
女子 「私も、そうしよう」
女子は皆さんアイスクリームを買っています。
女子 「トートバッグに氷を入れて持ち帰る人がいるよ」(小声)
アンナ「地球のトートバッグはアメリカ発祥ですが、
元々氷を運ぶために作られたバッグです」
女子 「そうなの、知らなかった」
アンナ「ここで買った氷は、自宅やお店で食品を冷蔵保存するために
使われています」
アンナ「それでは工房に行きましょう」
女子はアイスクリームを買っているので、わたしは男子を連れて工房に入ります。
工房には、ライラさんと従業員がいます。
アンナ「ライラさん、こんにちは。見学いいですか?」
ライラ「どうぞ」
男子 「おお・・・」
男子 「かわいい」(小声)
ライラさんは美形のダークエルフです。10代に見えますが、実際は45歳です。
男子がショックを受けるといけないので、年齢は言わないことにします。
アンナ「ライラさん、氷を作るところを見せてもらっていいですか?」
ライラ「いいですよ」
ライラさんが台の上に手をかざします。
四角柱の氷がみるみる成長していきます。
完成しました。
男子 「おお・・・」
アンナ「このように、空気中の水分を集めて氷を作ります。
魔法射撃のアイスジャベリンと基本的に同じです」
アンナ「ライラさん、冷蔵箱を見せてください」
ライラ「はい」
私たちは冷蔵箱を見せてもらいます。
アンナ「これが冷蔵箱です。木製で、中は金属板が張ってあります。
上の段に氷を入れて、下の食品を冷やします」
アンナ「日本でも昭和の時代、電気冷蔵庫が普及する前は、これと
同様のものがあったそうです」
男子 「そうなんだ」
わたしは残り半数の生徒を入れ替えて、氷屋の説明をしました。
*
そのあと私たちは、パン屋、肉屋、食堂を簡単に見学しました。
いま猫耳亭に向かっています。
ポロロ、ポロロ、ポロロ・・・
陽子さんからの連絡です。
陽子 「B組は村の見学が終わりました」
アンナ「A組も街の見学がもう少しで終わります。
B組は飛行島に戻ってください」
陽子 「わかりました」
猫耳亭に到着しました。
もう夕飯時です。忙しいので中に入ることは出来ません。
女子 「いい匂い」
男子 「カレーの匂いがする」
男子 「行列が出来てる」
女子 「お皿を持っている人がいるけど?」
アンナ「はい。近所に住んでいる人が料理を持ち帰って自宅で食べます」
女子 「なるほどね」
男子 「腹減った」
女子 「私も」
アンナ「私たちも夕食にしましょう」
*
私たちA組は、転移魔法で飛行島に帰ってきました。
夕焼けがきれいです。星も見えています。
女子 「きれいな夕陽」
女子 「写真撮ろうよ」
アンナ「これから夕食にします。
撮影が終わったらダイニングに集まってください」
女子 「はーい」
私たちはコテージに入りました。
わたしはダイニングの窓際にペットサークルを出しました。そしてマオを入れます。
マオは伸びをしています。
わたしはマオにフードとお水をあげました。
夕食の準備をしましょう。
*
夕食はフィンランド料理です。
ロヒケイット、リハプッラ、ロソッリ、ムスティッカピーラッカ、パンです。
ロヒケイット
鮭のクリームスープです。
作り方は、まずニンジン、ジャガイモ、玉ネギをブイヨンに煮込みます。
野菜に火が通ったら、ぶつ切りの鮭と生クリーム、バター、調味料、香辛料などを加えます。
鮭に火が通ったら、器に盛り付けてディルをかければ完成です。
リハプッラ
北欧風のミートボールです。
作り方は、まず最初に茹でたジャガイモを荒く潰しておきます。
玉ネギのみじん切りを飴色になるまで炒めます。
そして合挽き肉と潰したジャガイモ、飴色玉ネギ、生クリーム、調味料、カルダモンなどを混ぜて、肉団子を作ります。
肉団子はフライパンで焼きます。焼き上がったら、器にのせてグレービーソースをかけます。
付け合わせはマッシュポテトです。
ロソッリ
北欧風のチョップドサラダです。
最初にゆで玉子を作ります。
次はソース作りです。軽く泡立てた生クリームに酢、塩、砂糖を混ぜてクリームソースを作ります。
そのあと、1cm角のジャガイモとニンジンを蒸します。ジャガイモは黄色で甘味がある品種です。
蒸し上がったら、同じ大きさに切ったリンゴとビーツを混ぜて、軽く塩をふります。
器に盛り付けて、クリームソースをかけます。
最後に、切ったゆで玉子をのせて、ディルをかければ完成です。
ムスティッカピーラッカ
ブルーベリーのタルトです。
最初にタルト生地を作ります。材料は小麦粉、バター、砂糖、卵です。
それらを混ぜて、出来た生地をタルト皿に伸ばて、オープンで仮焼きをします。
次はフィリングです。
本来はケルマヴィーリという乳製品を使うのですが、どういうものかよくわかりません。
今回は水切りヨーグルトで代用しました。
材料は、ヨーグルト、砂糖、卵です。それらをよくまぜます。
そして、焼いたタルト生地にフィリングを流し込み、ブルーベリーをのせます。
それをオーブンで30分くらい焼いたあと、冷やして完成です。
ハパンリンップ
フィンランドでパンと言えば、ライ麦パンが有名です。
ハパンリンップは、ライ麦で作った円形の黒パンです。ほろ苦さと酸味があるのが特徴です。
ペルナリエスカ
酸味のあるライ麦パンが苦手な人もいるので、今回は別のパンも用意しました。
ペルナリエスカは、パン生地にジャガイモを混ぜてつくる薄焼きパンです。
作り方は、大麦粉にマッシュポテト、卵、塩を混ぜてパン生地を作ります。
パン生地は円形に薄く伸ばして、表面にフォークで穴を開けます。
オーブンで焼けば完成です。
焼きたては、中がしっとりしていて、ほんのり甘味があります。バターを塗って食べると美味しいです。
*
夕食の準備が出来ました。
おかわりも用意しました。
皆さん、着席しています。夕食はA組がダイニング、B組がテラスです。
アンナ「飲み物は各自出してください」
わたしは保温用の結界を解除しました。
アンナ「いただきます」
0
お気に入りに追加
75
あなたにおすすめの小説
異世界でのんびり暮らしてみることにしました
松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
HOT 1位!ファンタジー 3位! ありがとうございます!
父親が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
その他、多数投稿しています!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
もふもふ精霊騎士団のトリマーになりました
深凪雪花
ファンタジー
トリマーとして働く貧乏伯爵令嬢レジーナは、ある日仕事をクビになる。意気消沈して帰宅すると、しかし精霊騎士である兄のクリフから精霊騎士団の専属トリマーにならないかという誘いの手紙が届いていて、引き受けることに。
レジーナが配属されたのは、八つある隊のうちの八虹隊という五人が所属する隊。しかし、八虹隊というのは実はまだ精霊と契約を結べずにいる、いわゆる落ちこぼれ精霊騎士が集められた隊で……?
個性豊かな仲間に囲まれながら送る日常のお話。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい
ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。
強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。
ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。
目立ちたくない召喚勇者の、スローライフな(こっそり)恩返し
gari
ファンタジー
突然、異世界の村に転移したカズキは、村長父娘に保護された。
知らない間に脳内に寄生していた自称大魔法使いから、自分が召喚勇者であることを知るが、庶民の彼は勇者として生きるつもりはない。
正体がバレないようギルドには登録せず一般人としてひっそり生活を始めたら、固有スキル『蚊奪取』で得た規格外の能力と(この世界の)常識に疎い行動で逆に目立ったり、村長の娘と徐々に親しくなったり。
過疎化に悩む村の窮状を知り、恩返しのために温泉を開発すると見事大当たり! でも、その弊害で恩人父娘が窮地に陥ってしまう。
一方、とある国では、召喚した勇者(カズキ)の捜索が密かに行われていた。
父娘と村を守るため、武闘大会に出場しよう!
地域限定土産の開発や冒険者ギルドの誘致等々、召喚勇者の村おこしは、従魔や息子(?)や役人や騎士や冒険者も加わり順調に進んでいたが……
ついに、居場所が特定されて大ピンチ!!
どうする? どうなる? 召喚勇者。
※ 基本は主人公視点。時折、第三者視点が入ります。
何故、わたくしだけが貴方の事を特別視していると思われるのですか?
ラララキヲ
ファンタジー
王家主催の夜会で婚約者以外の令嬢をエスコートした侯爵令息は、突然自分の婚約者である伯爵令嬢に婚約破棄を宣言した。
それを受けて婚約者の伯爵令嬢は自分の婚約者に聞き返す。
「返事……ですか?わたくしは何を言えばいいのでしょうか?」
侯爵令息の胸に抱かれる子爵令嬢も一緒になって婚約破棄を告げられた令嬢を責め立てる。しかし伯爵令嬢は首を傾げて問返す。
「何故わたくしが嫉妬すると思われるのですか?」
※この世界の貴族は『完全なピラミッド型』だと思って下さい……
◇テンプレ婚約破棄モノ。
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇なろうにも上げています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる