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188 修学旅行の準備です
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ここは飛行島のコテージです。
修学旅行下見の翌朝です。
私は日課のトレーニングを終えたあと、シャワーを浴びて朝食を摂り、リビングにいます。
陽子さんとマオも一緒です。
アンナ「陽子さん、修学旅行の実施は確定していませんが、
準備はしておきます」
陽子 「はい」
アンナ「それから、修学旅行が実施されたときは、
ツアーガイドを手伝ってください」
陽子 「わかりました」
*
まずは、お取り寄せからです。
必要なのは、スマホの充電に必要な電源タップと時計です。
客室には、電源ユニットの魔導具がありますが、大人数には対応できないので、タップを使います。
時計は、今まで設置していませんでした。時間を気にせず過ごしてほしいからです。
しかし修学旅行は団体行動をするので、時間は重要です。
わたしは家電量販店で、各部屋で使う電源タップと壁掛け時計をお取り寄せします。
そして代金を送金しました
次に大きなビーズクッションを色違いで5個、お取り寄せします。そして代金を送金しました。
1個は自室で使います。
お取り寄せしたものは、全て箱から出します。
わたしは客室に電源タップを置き、壁掛け時計を設置しました。
時計は客室以外に、リビング、ダイニング、浴場の脱衣所に設置しました。
*
次は、陽子さんが新しく使えるようになった魔法を確認をします。
陽子さんが持っている腕輪型魔道具は昨日のうちにアップデートしたあります。
わたしと陽子さんはコテージから外に出ました。
そしてわたしは飛翔魔法で空中に浮かびました。
アンナ「陽子さんも飛翔魔法が使えるはずです。やってみてください」
陽子 「はい」
陽子さんも空中に浮かびました。
アンナ「わたしに着いて来てください」
陽子 「はい」
わたしは飛行島の上空を飛びます。陽子さんは着いて来ます。問題ありません。
わたしは着地します。陽子さんも着地しました。
次にわたしは、アイテムボックスからMTVを出しました。
私たちはMTVに乗ります。
アンナ「陽子さんは先頭の席に座ってください」
陽子 「はい」
わたしは後ろの席に座りました。
アンナ「MTVを動かした飛行島の上空を旋回飛行してください」
陽子 「はい」
MTVは上昇して旋回飛行をします。
アンナ「上空で停止してください」
陽子 「はい」
MTVは停止しました。
アンナ「次は、鳴き砂海岸の上空を千里眼で確認してください」
陽子 「はい」
アンナ「天気はどうなっていますか?」
陽子 「曇っています」
アンナ「それではMTVで鳴き砂海岸上空に転移してください」
陽子 「はい・・・転移」
*
鳴き砂海岸の上空に転移しました。
アンナ「問題ありません。戻りましょう。
コテージ前に転移してください」
陽子 「はい・・・転移」
*
コテージ前に転移しました。
私たちはMTVから出ました。MTVは収納します。
やはり陽子さんは有能です。
次に私たちはファームに行きました。ここにはゴーレムの待機所があります。ゴーレムは3種類です。
農作業服を着た農業ゴーレム、オーバーオールを着た作業ゴーレム、メイド服を着た家事ゴーレムです。
わたしは作業ゴーレムと家事ゴーレムを10体ずつ起動させました。
少し埃をかぶっていたので魔法できれいにします。
アンナ「クリーン」
アンナ「家事ゴーレムを連れて、料理を作り始めてください。
料理は、昨日渡したレシピを300人分です」
陽子 「わかりました」
高校生は食べ盛りです。おかわりをする人がいると思うので、多めに作ります。
陽子さんは、家事ゴーレムを10体つれてコテージに戻りました。
キッチンは昨夜のうちに改良してあります。コンロは6台に増やし、オーブンは3台にしました。
わたしはゴーレム待機所に近くに結界で工房を作ります。
そして木材や道具類を出して、ゴーレムにベッドを作り方を説明しました。
修学旅行用のシングルベッドは、ゴーレムに作ってもらいます。
*
次は寝具です。
ワウラの街は宿が不足しています、寝具も不足しているはずです。
わたしは別の街を回って寝具を購入しました。
*
宿泊の準備と平行して、わたしは新たな観光地を探しています。
面白いところが見つかればいいですね。
* * *
修学旅行の準備は日々進んでいます。
そして下見の日から2週間が過ぎました。
学校から正式に異世界ツアーの申し込みがありました。
校長先生の許可が降りたそうです。
修学旅行は2クラスずつ、3回に分けて行うことが決まりました。
一度の宿泊するのは約60人です。
日程は9月の下旬から、2泊3日です。
料金は通常のツアー同様、ひとり15万円です。
今までの宿泊で最大の人数は4人でした。それが一気に60人です。大変ですね。
ルームウエアーとルームシューズは作るを諦めて、体操副と上履きを持参してもらいます。
食事用のテーブル、イス、食器はウェディングパーティーのとき、たくさん作ったので大丈夫です。
コテージ内の準備はなんとかなりそうです。
*
次はMTVです。
わたしは、新たに大型のMTVを2台作ることにしました。
一列は4人掛け、9列で最大36人が乗れます。通路は中央ではなく左右の両端に作ります。
その方が撮影しやすいはずです。
MTVはクラスごとに使うので色は2種類用意します。1台は銀色。もう1台は金色です。
表面はマジックミラーのようになっていて、内側からはほぼ透明に見えるので撮影には支障がありません。
修学旅行でバスを間違えるのは、よく聞く話です。それは恥ずかしいですので、色違いにします。
大型のMTVは飛行船のような形になりました。観光バスより一回り大きいです。
*
腕輪型魔道具は60個作りました。
機能は今まで使っていたものとほぼ同じですが、鑑定魔法だけは使えません。
男子が女子の体重やスリーサイズを鑑定する可能性があるからです。
魔法射撃は体験してほしいので、攻撃魔法は使えます。
しかし屋内で使用されると危険なので、射撃体験以外では使えないように通常はロックしておきます。
アイテムボックスの中には少し多めに軽食や飲み物を用意してあります。
異世界にはコンビニや自販機がありませんから。
*
こういった感じで準備は進んでいます。
加藤先生とは、頻繁にツアー内容についてやり取りをしています。
先日、加藤先生から面白い話を聞きました。
例年、修学旅行に同伴したいという親が一人くらいは、いるそうですが、今年はすでに10人以上の同伴希望者がいたそうです。当然断ったと言っていました。
通常の修学旅行であれば、観光バスにこっそりついて行くことが可能ですが、ここは異世界なのでついて行くことは不可能です。諦めてください。
* * * * *
さて、9月の下旬になりました。
異世界修学旅行の準備は整いました。
2年A組とB組の修学旅行は、いよいよ明日です。
修学旅行下見の翌朝です。
私は日課のトレーニングを終えたあと、シャワーを浴びて朝食を摂り、リビングにいます。
陽子さんとマオも一緒です。
アンナ「陽子さん、修学旅行の実施は確定していませんが、
準備はしておきます」
陽子 「はい」
アンナ「それから、修学旅行が実施されたときは、
ツアーガイドを手伝ってください」
陽子 「わかりました」
*
まずは、お取り寄せからです。
必要なのは、スマホの充電に必要な電源タップと時計です。
客室には、電源ユニットの魔導具がありますが、大人数には対応できないので、タップを使います。
時計は、今まで設置していませんでした。時間を気にせず過ごしてほしいからです。
しかし修学旅行は団体行動をするので、時間は重要です。
わたしは家電量販店で、各部屋で使う電源タップと壁掛け時計をお取り寄せします。
そして代金を送金しました
次に大きなビーズクッションを色違いで5個、お取り寄せします。そして代金を送金しました。
1個は自室で使います。
お取り寄せしたものは、全て箱から出します。
わたしは客室に電源タップを置き、壁掛け時計を設置しました。
時計は客室以外に、リビング、ダイニング、浴場の脱衣所に設置しました。
*
次は、陽子さんが新しく使えるようになった魔法を確認をします。
陽子さんが持っている腕輪型魔道具は昨日のうちにアップデートしたあります。
わたしと陽子さんはコテージから外に出ました。
そしてわたしは飛翔魔法で空中に浮かびました。
アンナ「陽子さんも飛翔魔法が使えるはずです。やってみてください」
陽子 「はい」
陽子さんも空中に浮かびました。
アンナ「わたしに着いて来てください」
陽子 「はい」
わたしは飛行島の上空を飛びます。陽子さんは着いて来ます。問題ありません。
わたしは着地します。陽子さんも着地しました。
次にわたしは、アイテムボックスからMTVを出しました。
私たちはMTVに乗ります。
アンナ「陽子さんは先頭の席に座ってください」
陽子 「はい」
わたしは後ろの席に座りました。
アンナ「MTVを動かした飛行島の上空を旋回飛行してください」
陽子 「はい」
MTVは上昇して旋回飛行をします。
アンナ「上空で停止してください」
陽子 「はい」
MTVは停止しました。
アンナ「次は、鳴き砂海岸の上空を千里眼で確認してください」
陽子 「はい」
アンナ「天気はどうなっていますか?」
陽子 「曇っています」
アンナ「それではMTVで鳴き砂海岸上空に転移してください」
陽子 「はい・・・転移」
*
鳴き砂海岸の上空に転移しました。
アンナ「問題ありません。戻りましょう。
コテージ前に転移してください」
陽子 「はい・・・転移」
*
コテージ前に転移しました。
私たちはMTVから出ました。MTVは収納します。
やはり陽子さんは有能です。
次に私たちはファームに行きました。ここにはゴーレムの待機所があります。ゴーレムは3種類です。
農作業服を着た農業ゴーレム、オーバーオールを着た作業ゴーレム、メイド服を着た家事ゴーレムです。
わたしは作業ゴーレムと家事ゴーレムを10体ずつ起動させました。
少し埃をかぶっていたので魔法できれいにします。
アンナ「クリーン」
アンナ「家事ゴーレムを連れて、料理を作り始めてください。
料理は、昨日渡したレシピを300人分です」
陽子 「わかりました」
高校生は食べ盛りです。おかわりをする人がいると思うので、多めに作ります。
陽子さんは、家事ゴーレムを10体つれてコテージに戻りました。
キッチンは昨夜のうちに改良してあります。コンロは6台に増やし、オーブンは3台にしました。
わたしはゴーレム待機所に近くに結界で工房を作ります。
そして木材や道具類を出して、ゴーレムにベッドを作り方を説明しました。
修学旅行用のシングルベッドは、ゴーレムに作ってもらいます。
*
次は寝具です。
ワウラの街は宿が不足しています、寝具も不足しているはずです。
わたしは別の街を回って寝具を購入しました。
*
宿泊の準備と平行して、わたしは新たな観光地を探しています。
面白いところが見つかればいいですね。
* * *
修学旅行の準備は日々進んでいます。
そして下見の日から2週間が過ぎました。
学校から正式に異世界ツアーの申し込みがありました。
校長先生の許可が降りたそうです。
修学旅行は2クラスずつ、3回に分けて行うことが決まりました。
一度の宿泊するのは約60人です。
日程は9月の下旬から、2泊3日です。
料金は通常のツアー同様、ひとり15万円です。
今までの宿泊で最大の人数は4人でした。それが一気に60人です。大変ですね。
ルームウエアーとルームシューズは作るを諦めて、体操副と上履きを持参してもらいます。
食事用のテーブル、イス、食器はウェディングパーティーのとき、たくさん作ったので大丈夫です。
コテージ内の準備はなんとかなりそうです。
*
次はMTVです。
わたしは、新たに大型のMTVを2台作ることにしました。
一列は4人掛け、9列で最大36人が乗れます。通路は中央ではなく左右の両端に作ります。
その方が撮影しやすいはずです。
MTVはクラスごとに使うので色は2種類用意します。1台は銀色。もう1台は金色です。
表面はマジックミラーのようになっていて、内側からはほぼ透明に見えるので撮影には支障がありません。
修学旅行でバスを間違えるのは、よく聞く話です。それは恥ずかしいですので、色違いにします。
大型のMTVは飛行船のような形になりました。観光バスより一回り大きいです。
*
腕輪型魔道具は60個作りました。
機能は今まで使っていたものとほぼ同じですが、鑑定魔法だけは使えません。
男子が女子の体重やスリーサイズを鑑定する可能性があるからです。
魔法射撃は体験してほしいので、攻撃魔法は使えます。
しかし屋内で使用されると危険なので、射撃体験以外では使えないように通常はロックしておきます。
アイテムボックスの中には少し多めに軽食や飲み物を用意してあります。
異世界にはコンビニや自販機がありませんから。
*
こういった感じで準備は進んでいます。
加藤先生とは、頻繁にツアー内容についてやり取りをしています。
先日、加藤先生から面白い話を聞きました。
例年、修学旅行に同伴したいという親が一人くらいは、いるそうですが、今年はすでに10人以上の同伴希望者がいたそうです。当然断ったと言っていました。
通常の修学旅行であれば、観光バスにこっそりついて行くことが可能ですが、ここは異世界なのでついて行くことは不可能です。諦めてください。
* * * * *
さて、9月の下旬になりました。
異世界修学旅行の準備は整いました。
2年A組とB組の修学旅行は、いよいよ明日です。
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