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ここは飛行島、コテージの前です。
わたしは、二人の教師を召喚しました。修学旅行の下見をするためです。
アンナ「ようこそ、異世界へ。
わたしは異世界ツアーガイドのアンナと申します。
お二人をを異世界へご案内します」
加藤 「え? なに? どうなったの?」
志村 「・・・・・・」
加藤 「ここどこ?」
アンナ「異世界の飛行島です」
志村 「君がアンナさん?」
アンナ「はい。そうです」
加藤 「やっぱり女性でしたね」
志村 「・・・・・・」
アンナ「まずはお二人を検疫します」
アンナ「クリーン・・・鑑定」
アンナ「お二人ともウイルスには感染していません。
マスクをはずしてください。
お化粧が落ちてしまいました。すみません。
あとでお化粧してください」
加藤 「はい」
志村 「今のでウイルスの有無がわかるんですか?」
アンナ「はい。鑑定魔法を使いました」
加藤 「うしろの人は?」
アンナ「妹の陽子です」
陽子 「陽子です。よろしくお願いします」
加藤 「加藤千晶です」
志村 「志村健一です」
アンナ「座ってお話しましょう」
わたしは、芝生の上に天幕とテーブルなどを出しました。
加藤 「今の魔法?」
アンナ「はい。アイテムボックス、収納魔法です」
アンナ「座ってください」
二人が着席します。
わたしは二人にアイスティーを出しました。
アンナ「宿泊先用のコテージと飛行島は、あとでご案内します。
それ以外で何か質問はありますか?」
加藤 「もし生徒がここに来る前にウイルスに感染していたら、
どうなりますか?」
志村 「そうだ。それ重要ですよ」
アンナ「魔法で治療が可能です」
加藤 「逆に、異世界から日本に帰る際も、鑑定してもらえますか?」
アンナ「はい。当然です」
志村 「ウイルス対策は魔法で行う・・・」
加藤 「異世界らしいです。日本では考えられない」
志村 「観光地の安全性はどうですか?」
アンナ「街以外の観光地は、ほぼ無人です。
危険な生き物は事前に遠ざけます」
わたしは腕輪型魔道具を二つ出します。
アンナ「それに、これがあります。腕につけてください」
志村 「これは?」
アンナ「魔道具です。防御魔法の他にいくつかの魔法が使えます」
二人は魔道具を身に付けました。
アンナ「ご自分の体を叩いてみてください」
加藤 「痛くない」
志村 「でも触った感じはありますね」
アンナ「それがあれば、怪我をすることはありません」
加藤 「すごいですね」
志村 「これがあれば安全性は問題ないですね」
加藤 「観光地が無人だと、トイレはどうなりますか?」
わたしはバイオトイレを二つ出しました。
アンナ「わたしのアイテムボックスに入っています」
加藤 「イベント用の仮設トイレですね」
志村 「観光地はどういうところがありますか?」
わたしは、たくさんの写真を出しました。
アンナ「これが観光地です」
加藤 「うわー、きれいなところ」
志村 「もし生徒がはぐれたら、魔法で探すことは可能ですか?」
アンナ「はい。探索魔法を使います」
志村 「ウイルスも安全性も申し分ないですね」
加藤 「はい」
加藤 「この写真、校長に見せたいのでお借りしてもいいですか?」
アンナ「はい。どうぞ」
アンナ「他に質問はありますか?」
加藤 「・・・この島に住んでいるのは二人だけですか?」
アンナ「はい。あと猫が1匹います。」
加藤 「猫?」
アンナ「はい。マオといいます」
志村 「次は宿泊施設を見せてください」
アンナ「わかりました。コテージをご案内します。
写真はアイテムボックスに入れてください」
加藤 「はい・・・収納」
写真が消えました。
加藤 「収納できた」
*
アンナ「ここは、自宅兼宿泊施設のコテージです」
加藤 「外観の写真を撮ってもいいですか?」
アンナ「はい。わたしの顔以外でしたら構いません」
カシャ、カシャ・・・
私たちは中に入ります。
志村 「広い」
加藤先生はコテージ内を撮影します。
カシャ。
アンナ「中は日本と同じように靴を脱ぎます。
アイテムボックスの中にルームシューズが入っています。
使ってください」
アンナ「魔道具に意識を集中すると収納されているものがわかります。
取り出すものをイメージしてください」
志村 「出た。便利ですね。魔法」
加藤 「私もできました」
アンナ「靴はアイテムボックスに収納してください」
二人とも靴を収納しました。
加藤 「面白い、これ」
志村 「いいですね」
アンナ「トイレはここです。男女別になっています」
加藤 「見てきます」
志村 「ぼくは男子の方を」
*
志村 「男子トイレの個室、広いですね」
アンナ「はい。女子用の個室も同様の広さです」
加藤 「志村先生、すみません。お化粧をしたいので、
先に見ていてください」
志村 「わかりました」
アンナ「陽子さん、加藤先生を案内してください」
陽子 「はい。わかりました」
アンナ「志村先生、先に行きましょう」
志村 「はい」
わたしは、志村先生をダイニングに案内します。
志村 「広いですね」
わたしは、二人の教師を召喚しました。修学旅行の下見をするためです。
アンナ「ようこそ、異世界へ。
わたしは異世界ツアーガイドのアンナと申します。
お二人をを異世界へご案内します」
加藤 「え? なに? どうなったの?」
志村 「・・・・・・」
加藤 「ここどこ?」
アンナ「異世界の飛行島です」
志村 「君がアンナさん?」
アンナ「はい。そうです」
加藤 「やっぱり女性でしたね」
志村 「・・・・・・」
アンナ「まずはお二人を検疫します」
アンナ「クリーン・・・鑑定」
アンナ「お二人ともウイルスには感染していません。
マスクをはずしてください。
お化粧が落ちてしまいました。すみません。
あとでお化粧してください」
加藤 「はい」
志村 「今のでウイルスの有無がわかるんですか?」
アンナ「はい。鑑定魔法を使いました」
加藤 「うしろの人は?」
アンナ「妹の陽子です」
陽子 「陽子です。よろしくお願いします」
加藤 「加藤千晶です」
志村 「志村健一です」
アンナ「座ってお話しましょう」
わたしは、芝生の上に天幕とテーブルなどを出しました。
加藤 「今の魔法?」
アンナ「はい。アイテムボックス、収納魔法です」
アンナ「座ってください」
二人が着席します。
わたしは二人にアイスティーを出しました。
アンナ「宿泊先用のコテージと飛行島は、あとでご案内します。
それ以外で何か質問はありますか?」
加藤 「もし生徒がここに来る前にウイルスに感染していたら、
どうなりますか?」
志村 「そうだ。それ重要ですよ」
アンナ「魔法で治療が可能です」
加藤 「逆に、異世界から日本に帰る際も、鑑定してもらえますか?」
アンナ「はい。当然です」
志村 「ウイルス対策は魔法で行う・・・」
加藤 「異世界らしいです。日本では考えられない」
志村 「観光地の安全性はどうですか?」
アンナ「街以外の観光地は、ほぼ無人です。
危険な生き物は事前に遠ざけます」
わたしは腕輪型魔道具を二つ出します。
アンナ「それに、これがあります。腕につけてください」
志村 「これは?」
アンナ「魔道具です。防御魔法の他にいくつかの魔法が使えます」
二人は魔道具を身に付けました。
アンナ「ご自分の体を叩いてみてください」
加藤 「痛くない」
志村 「でも触った感じはありますね」
アンナ「それがあれば、怪我をすることはありません」
加藤 「すごいですね」
志村 「これがあれば安全性は問題ないですね」
加藤 「観光地が無人だと、トイレはどうなりますか?」
わたしはバイオトイレを二つ出しました。
アンナ「わたしのアイテムボックスに入っています」
加藤 「イベント用の仮設トイレですね」
志村 「観光地はどういうところがありますか?」
わたしは、たくさんの写真を出しました。
アンナ「これが観光地です」
加藤 「うわー、きれいなところ」
志村 「もし生徒がはぐれたら、魔法で探すことは可能ですか?」
アンナ「はい。探索魔法を使います」
志村 「ウイルスも安全性も申し分ないですね」
加藤 「はい」
加藤 「この写真、校長に見せたいのでお借りしてもいいですか?」
アンナ「はい。どうぞ」
アンナ「他に質問はありますか?」
加藤 「・・・この島に住んでいるのは二人だけですか?」
アンナ「はい。あと猫が1匹います。」
加藤 「猫?」
アンナ「はい。マオといいます」
志村 「次は宿泊施設を見せてください」
アンナ「わかりました。コテージをご案内します。
写真はアイテムボックスに入れてください」
加藤 「はい・・・収納」
写真が消えました。
加藤 「収納できた」
*
アンナ「ここは、自宅兼宿泊施設のコテージです」
加藤 「外観の写真を撮ってもいいですか?」
アンナ「はい。わたしの顔以外でしたら構いません」
カシャ、カシャ・・・
私たちは中に入ります。
志村 「広い」
加藤先生はコテージ内を撮影します。
カシャ。
アンナ「中は日本と同じように靴を脱ぎます。
アイテムボックスの中にルームシューズが入っています。
使ってください」
アンナ「魔道具に意識を集中すると収納されているものがわかります。
取り出すものをイメージしてください」
志村 「出た。便利ですね。魔法」
加藤 「私もできました」
アンナ「靴はアイテムボックスに収納してください」
二人とも靴を収納しました。
加藤 「面白い、これ」
志村 「いいですね」
アンナ「トイレはここです。男女別になっています」
加藤 「見てきます」
志村 「ぼくは男子の方を」
*
志村 「男子トイレの個室、広いですね」
アンナ「はい。女子用の個室も同様の広さです」
加藤 「志村先生、すみません。お化粧をしたいので、
先に見ていてください」
志村 「わかりました」
アンナ「陽子さん、加藤先生を案内してください」
陽子 「はい。わかりました」
アンナ「志村先生、先に行きましょう」
志村 「はい」
わたしは、志村先生をダイニングに案内します。
志村 「広いですね」
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