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159 恐竜ツアー3日目です 8
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ここは、ジャングルの合間に広がる草原です。
先ほどおやつを食べた山が遠くに見えます。
私たちはMTVの中から草原を見下ろしています。1頭の恐竜が見えます。
中村 「でけえ」
西川 「あれは・・・」
中村 「ギガノ?・・・鑑定した。間違いない」
西川 「ギガノトサウルス」
吉田 「大きい」
私たちは撮影を開始しました。
ギガノトサウルスは全長13m、全身が灰色で、背中に斑模様があります。
鼻先から目の上にかけて、低いひだ状の張り出しがあります。
また、後頭部から尻尾の先まで、棘状の小さな突起がたくさんあります。
史上最大級の肉食恐竜です。ギガントサウルスとも呼ばれています。
西川 「図鑑のイラストとは、雰囲気が違います」
中村 「化石の発見数が少ないからな、しょうがねえだろ。
俺も一目見ただけでは、わからなかったぜ」
西川 「そういえば、大型の肉食恐竜は走れないって言う説が
ありましたよね」
中村 「あったな。体が重いから歩くことしかできないと言う説だ」
西川 「今は歩いていますが、走れますかね」
中村 「俺も気になる・・・ところで西川、歩くと走るの違い、
知ってるか?」
西川 「はい。歩くは、左右どちらかの足が接地している状態で、
走るは、両足が地面から離れる瞬間がある状態です。
競歩のルールもそうですよね」
中村 「そうだ・・・試してみるか」
西川 「はい」
中村 「アンナ、乗り物の迷彩を解除してくれ」
アンナ「はい。」
わたしはMTVの光学迷彩を解除しました。
ギガノトサウルスは私たちを追いかけてきます。徐々に速度を上げます。
中村 「両足が地面から離れてる。走ってるぞ。最高時速は46kmだ」
ちなみにオリンピック選手の最高時速は45kmです。
吉田 「走ってる」
中村 「アンナ、この先に円形の結界を作ってくれ。地上から見たい」
アンナ「はい」
わたしは恐竜から距離をとって円形の結界を作ります。
私たちはMTVを降りました。MTVは収納します。
ギガノトサウルスが近づいてきました。私たちは地上から撮影します。
恐竜 「グォー・・・」
西川 「僕、近くで撮影します。」
西川さんはギガノトサウルスに接近して撮影しています。
西川 「会長、あの腹部の出っ張りが恥骨ですよね」
中村 「ああ、そうだ。いま鑑定したから間違いない」
西川 「カルノタウルスが転倒した映像を見たとき、
あの骨を支えにして起き上がるって、会長が話してましたよね」
中村 「ああ、あの映像では、恥骨を使って起き上がったのか微妙だが、
俺はそう考えている」
肉食恐竜が転倒した際、恥骨で体を支えて起き上がる。ネットの情報には無かった面白い推察です。
中村 「俺の考えが正しいのか気にはなるが、恐竜に怪我をさせてまで
検証する気はない」
吉田 「それは、かわいそう」
西川 「そうですね。僕もそう思います」
*
吉田 「アンナさん、写真撮って」
アンナ「はい」
わたしは、三人と恐竜の写真を撮ります。
カシャ。
中村 「撮影と観察は充分できた。アンナ、次を案内してくれ」
アンナ「わかりました」
わたしはアイテムボックスからMTVを出します。
私たちはMTVに乗り込みました。
わたしはMTVを飛翔させます。そして円形の結界を解除しました。
ギガノトサウルスは私たちを見上げています。
アンナ「移動します・・・転移」
* * *
ここは、密林の中にある大きな湖の上空です。
澄んだ湖面を泳ぐ大きな生き物がいます。
吉田 「今度は湖」
西川 「会長」
西川さんが指をさします。
中村 「おいおいマジかよ・・・スピノサウルスだ」
私たちはMTVの中から撮影を開始しました。
スピノサウルスは全長15m、全身がこげ茶色です。湖面から茶褐色の帆を出して泳いでいます。
まるで大きなワニのようです。史上最大級の肉食恐竜です。
西川 「スピノサウルスは、陸棲なのか水棲なのかで大論争になって
いますよね」
中村 「ああ、映画に登場して以来、論争に拍車がかかった」
西川 「映画では、水中を泳いでいました」
中村 「ああ、俺も見た」
吉田 「私も」
西川 「尻尾を使って泳いでますね」
中村 「ああ、ワニみたいだ」
わたしはMTVに光学迷彩をかけて旋回飛行しています。
中村 「そうだ、水かき・・・アンナ、水中からも見たい」
アンナ「はい。」
わたしは静かに着水して潜航しました。
水は澄んでいます。視界良好です。わたしは恐竜に接近しました。
中村 「あった。後ろ足には水かきがある・・・前足は・・・
前足にもあった」
西川 「すごい発見ですね」
どうやら水かきが、すごい発見らしいです。
中村 「尻尾、でけえな」
西川 「想像以上です」
中村 「泳ぎが得意なわけだぜ」
わたしは恐竜の周囲をゆっくり移動しています。
吉田 「魚」
恐竜の前方に魚が泳いでいます。
がぶっ、ぱくっ。
魚を丸呑みにしました。
中村 「すげえ。今の見たか」
西川 「はい。前足で方向転換して、逃げる魚を捕食しました」
吉田 「すごい」
恐竜は水面から頭を出しました。そして泳ぐ向きを変えました。
泳ぐ先には陸地があります。わたしは恐竜の前方に移動しました。
アンナ「上陸するかもしれません」
中村 「わかった。先回りしてくれ」
アンナ「はい」
わたしはMTVを浮上させて、陸地に降りました。
水面から出ている帆がこちらに向かってきます。
恐竜は浅くなった川岸を歩いて上陸しました。
中村 「すげえ。四足歩行だ」
吉田 「あれ? 映画は・・・」
西川 「吉田さん、映画は二足歩行。実際は四足歩行」
中村 「大発見だ。すげえ」
恐竜は四本の足で歩き始めました。わたしは恐竜の周囲を移動しながら撮影しています。
中村 「歩き方がワニとは違う」
西川 「はい。草食恐竜と同じ歩き方です」
恐竜は歩く向きを変えました。そして目の前の大きなトカゲを・・・
がぶっ、ぱくっ。
丸呑みにしました。
中村 「すげえ」
西川 「陸上の捕食も確認できましたね」
私たちはしばらく恐竜の撮影と観察を続けます。もちろん記念撮影もしました。
*
西川 「吉田さん、この恐竜はすごいよ。恐竜初の半水棲、半陸棲。
そして肉食恐竜初の四足歩行が確認できたんだ」
吉田 「うん。すごい」
中村 「前代未聞の恐竜だぜ。まったく」
中村 「そうだ・・・アンナ、あとどれくらい回れそうだ?」
アンナ「あと2カ所くらいです」
中村 「そうか・・・しょうがない、次を案内してくれ」
アンナ「わかりました」
皆さんの名残惜しい気持ちが伝わってきます。
アンナ「それでは移動します・・・転移」
私たちは次の場所に移動しました。
先ほどおやつを食べた山が遠くに見えます。
私たちはMTVの中から草原を見下ろしています。1頭の恐竜が見えます。
中村 「でけえ」
西川 「あれは・・・」
中村 「ギガノ?・・・鑑定した。間違いない」
西川 「ギガノトサウルス」
吉田 「大きい」
私たちは撮影を開始しました。
ギガノトサウルスは全長13m、全身が灰色で、背中に斑模様があります。
鼻先から目の上にかけて、低いひだ状の張り出しがあります。
また、後頭部から尻尾の先まで、棘状の小さな突起がたくさんあります。
史上最大級の肉食恐竜です。ギガントサウルスとも呼ばれています。
西川 「図鑑のイラストとは、雰囲気が違います」
中村 「化石の発見数が少ないからな、しょうがねえだろ。
俺も一目見ただけでは、わからなかったぜ」
西川 「そういえば、大型の肉食恐竜は走れないって言う説が
ありましたよね」
中村 「あったな。体が重いから歩くことしかできないと言う説だ」
西川 「今は歩いていますが、走れますかね」
中村 「俺も気になる・・・ところで西川、歩くと走るの違い、
知ってるか?」
西川 「はい。歩くは、左右どちらかの足が接地している状態で、
走るは、両足が地面から離れる瞬間がある状態です。
競歩のルールもそうですよね」
中村 「そうだ・・・試してみるか」
西川 「はい」
中村 「アンナ、乗り物の迷彩を解除してくれ」
アンナ「はい。」
わたしはMTVの光学迷彩を解除しました。
ギガノトサウルスは私たちを追いかけてきます。徐々に速度を上げます。
中村 「両足が地面から離れてる。走ってるぞ。最高時速は46kmだ」
ちなみにオリンピック選手の最高時速は45kmです。
吉田 「走ってる」
中村 「アンナ、この先に円形の結界を作ってくれ。地上から見たい」
アンナ「はい」
わたしは恐竜から距離をとって円形の結界を作ります。
私たちはMTVを降りました。MTVは収納します。
ギガノトサウルスが近づいてきました。私たちは地上から撮影します。
恐竜 「グォー・・・」
西川 「僕、近くで撮影します。」
西川さんはギガノトサウルスに接近して撮影しています。
西川 「会長、あの腹部の出っ張りが恥骨ですよね」
中村 「ああ、そうだ。いま鑑定したから間違いない」
西川 「カルノタウルスが転倒した映像を見たとき、
あの骨を支えにして起き上がるって、会長が話してましたよね」
中村 「ああ、あの映像では、恥骨を使って起き上がったのか微妙だが、
俺はそう考えている」
肉食恐竜が転倒した際、恥骨で体を支えて起き上がる。ネットの情報には無かった面白い推察です。
中村 「俺の考えが正しいのか気にはなるが、恐竜に怪我をさせてまで
検証する気はない」
吉田 「それは、かわいそう」
西川 「そうですね。僕もそう思います」
*
吉田 「アンナさん、写真撮って」
アンナ「はい」
わたしは、三人と恐竜の写真を撮ります。
カシャ。
中村 「撮影と観察は充分できた。アンナ、次を案内してくれ」
アンナ「わかりました」
わたしはアイテムボックスからMTVを出します。
私たちはMTVに乗り込みました。
わたしはMTVを飛翔させます。そして円形の結界を解除しました。
ギガノトサウルスは私たちを見上げています。
アンナ「移動します・・・転移」
* * *
ここは、密林の中にある大きな湖の上空です。
澄んだ湖面を泳ぐ大きな生き物がいます。
吉田 「今度は湖」
西川 「会長」
西川さんが指をさします。
中村 「おいおいマジかよ・・・スピノサウルスだ」
私たちはMTVの中から撮影を開始しました。
スピノサウルスは全長15m、全身がこげ茶色です。湖面から茶褐色の帆を出して泳いでいます。
まるで大きなワニのようです。史上最大級の肉食恐竜です。
西川 「スピノサウルスは、陸棲なのか水棲なのかで大論争になって
いますよね」
中村 「ああ、映画に登場して以来、論争に拍車がかかった」
西川 「映画では、水中を泳いでいました」
中村 「ああ、俺も見た」
吉田 「私も」
西川 「尻尾を使って泳いでますね」
中村 「ああ、ワニみたいだ」
わたしはMTVに光学迷彩をかけて旋回飛行しています。
中村 「そうだ、水かき・・・アンナ、水中からも見たい」
アンナ「はい。」
わたしは静かに着水して潜航しました。
水は澄んでいます。視界良好です。わたしは恐竜に接近しました。
中村 「あった。後ろ足には水かきがある・・・前足は・・・
前足にもあった」
西川 「すごい発見ですね」
どうやら水かきが、すごい発見らしいです。
中村 「尻尾、でけえな」
西川 「想像以上です」
中村 「泳ぎが得意なわけだぜ」
わたしは恐竜の周囲をゆっくり移動しています。
吉田 「魚」
恐竜の前方に魚が泳いでいます。
がぶっ、ぱくっ。
魚を丸呑みにしました。
中村 「すげえ。今の見たか」
西川 「はい。前足で方向転換して、逃げる魚を捕食しました」
吉田 「すごい」
恐竜は水面から頭を出しました。そして泳ぐ向きを変えました。
泳ぐ先には陸地があります。わたしは恐竜の前方に移動しました。
アンナ「上陸するかもしれません」
中村 「わかった。先回りしてくれ」
アンナ「はい」
わたしはMTVを浮上させて、陸地に降りました。
水面から出ている帆がこちらに向かってきます。
恐竜は浅くなった川岸を歩いて上陸しました。
中村 「すげえ。四足歩行だ」
吉田 「あれ? 映画は・・・」
西川 「吉田さん、映画は二足歩行。実際は四足歩行」
中村 「大発見だ。すげえ」
恐竜は四本の足で歩き始めました。わたしは恐竜の周囲を移動しながら撮影しています。
中村 「歩き方がワニとは違う」
西川 「はい。草食恐竜と同じ歩き方です」
恐竜は歩く向きを変えました。そして目の前の大きなトカゲを・・・
がぶっ、ぱくっ。
丸呑みにしました。
中村 「すげえ」
西川 「陸上の捕食も確認できましたね」
私たちはしばらく恐竜の撮影と観察を続けます。もちろん記念撮影もしました。
*
西川 「吉田さん、この恐竜はすごいよ。恐竜初の半水棲、半陸棲。
そして肉食恐竜初の四足歩行が確認できたんだ」
吉田 「うん。すごい」
中村 「前代未聞の恐竜だぜ。まったく」
中村 「そうだ・・・アンナ、あとどれくらい回れそうだ?」
アンナ「あと2カ所くらいです」
中村 「そうか・・・しょうがない、次を案内してくれ」
アンナ「わかりました」
皆さんの名残惜しい気持ちが伝わってきます。
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