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149 恐竜ツアー2日目です 9
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ここは、大陸西側の近海です。
私たちは、羽毛恐竜ユウティラヌスがいた湖畔から転移してきました。
わたしは、MTVを降下させます。そして着水、海中を潜航しました。
この海もきれいです。水面が陽光でキラキラしています。
少し潜航すると、小魚の群れが見えてきました。
その魚群に大きな生き物が近づいてきます。
中村 「プレシオサウルスだ」
私たちは撮影を開始しました。
プレシオサウルスは全長2.5m、小型の首長竜です。全身がグレー、腹部は白っぽいです。
頭が小さく、首が長いのが特徴です。
プレシオサウルスは、小魚を食べ始めました。
魚群の周囲には、大型の魚がたくさんいます。ヒラマサです。美味しそうです。
わたしは、どさくさに紛れてヒラマサを1匹だけ冷凍にして、アイテムボックスに収納しました。
三人には、ばれていません。
アンナ「写真を撮りましょう」
わたしはプレシオサウルスと三人の写真を撮ります。
カシャ・・・・・・ん?
アンナ「別の大きな生き物が接近しています」
三人 「?」
来ました。
中村 「クロノサウルスだ」
西川 「すごい」
クロノサウルスは、史上最大級の首長竜です。全長は10m、全身が青みがかったグレーです。
首長竜と言うわりには、首が短く頭が大きいので、ヒレがあるワニみたいです。
クロノサウルスの獲物はヒラマサです。小魚は眼中にないです。
わたしは、MTVをクロノサウルスに近づけます。
中村 「西川、クロノを撮るぞ」
西川 「はい」
中村 「プレシオは吉田に任せる」
吉田 「はい」
小魚、ヒラマサ、2頭の首長竜が入り乱れて海中は大混乱、まさに弱肉強食です。
クロノサウルスは怒っているみたいです。『これはオレの獲物だ。』と言っている気がします。
プレシオサウルスは逃げて行きました。プレシオサウルスは小型なのでヒラマサを食べることはできません。
小魚を食べていただけです。それなのにクロノサウルスに追い払われてしまい、なんだか気の毒です。
中村 「クロノ、すげえ」
西川 「はい。マジでやばいです」
クロノサウルスは、次々とヒラマサを捕食します。
吉田さんもクロノサウルスの撮影をしています。
*
クロノサウルスの動きが鈍くなってきました。お腹がいっぱいになったようです。
アンナ「一緒に写真を撮りましょう」
中村 「そうだな」
わたしは、クロノサウルスと三人の写真を撮ります。
カシャ。
三人と比較するとクロノサウルスの大きさが実感できます。
クロノサウルスは私たちから離れていき、姿を消しました。
中村 「すげえ良かった」
西川 「はい。最高でした」
吉田 「うん」
中村 「アンナ、次を案内してくれ」
アンナ「はい」
わたしはMTVを浮上させました。
アンナ「移動します・・・転移」
* * *
ここは、海の上空です。
先ほどの場所から南に移動しました。大陸の近海です。
アンナ「真下を見てください。」
わたしは撮影を始めます。
三人は真下を見ます。
中村 「なにもいないぞ。」
三人 「ん?」
大きな生き物が海中から飛び出してきました。そして大きな口を開けます。
三人 「あああああ・・・」
大丈夫です。ここには届きません。
ザッパーン・・・
大きな水しぶきが舞い上がり、ソレは海中に戻って行きました。
中村 「メガロドンだ。アンナ、追え」
アンナ「はい」
わたしはMTVを着水、潜航させます。そしてメガロドンを追跡しました。
追いつきました。三人は撮影を開始します。わたしはサメの周囲を潜航します。
メガロドンは史上最大級のサメです。全長は17mです。
大きさ以外は、外見がホオジロザメによく似ています。肉食です。
中村 「すげえ」
西川 「図鑑と同じです」
中村 「迫力あるな・・・かっこいい」
吉田 「うん」
西川 「サメは軟骨魚類なので、歯以外は化石が残らないんですよね?」
中村 「そうだ。だから歯の化石から全長を推定するしかなかった」
西川 「全長が判明しましたね」
中村 「17mだ。しかし、地球と異世界で特徴が同じなのか、
疑問があるけどな」
西川 「そうですね」
中村 「巨大ザメの映画を思い出すぜ」
西川 「僕も見ました」
アンナ「一緒に写真を撮りませんか?」
中村 「アンナ、撮ってくれ」
アンナ「はい」
わたしはメガロドンと三人の写真を撮ります。
カシャ。
メガロドンは泳ぐ方向を変えて、深く潜って行きます。
アンナ「追いかけますか?」
中村 「いや、いい・・・次を案内してくれ」
アンナ「皆さん、お腹すきませんか?」
西川 「スマホの時計では、19時です」
中村 「もう、そんな時間か」
アンナ「この場所は時差があります」
中村 「メシにするか」
西川 「はい」
吉田 「うん」
アンナ「帰って夕食にしましょう」
わたしはMTVを浮上させました。
アンナ「飛行島に戻ります・・・転移」
* * *
ここは飛行島近くの上空です。夕焼けが少しだけ見えています。
西川 「もう夜ですね。」
吉田 「うん」
MTVはコテージ前に着地しました。
お疲れ様でした。
私たちは、羽毛恐竜ユウティラヌスがいた湖畔から転移してきました。
わたしは、MTVを降下させます。そして着水、海中を潜航しました。
この海もきれいです。水面が陽光でキラキラしています。
少し潜航すると、小魚の群れが見えてきました。
その魚群に大きな生き物が近づいてきます。
中村 「プレシオサウルスだ」
私たちは撮影を開始しました。
プレシオサウルスは全長2.5m、小型の首長竜です。全身がグレー、腹部は白っぽいです。
頭が小さく、首が長いのが特徴です。
プレシオサウルスは、小魚を食べ始めました。
魚群の周囲には、大型の魚がたくさんいます。ヒラマサです。美味しそうです。
わたしは、どさくさに紛れてヒラマサを1匹だけ冷凍にして、アイテムボックスに収納しました。
三人には、ばれていません。
アンナ「写真を撮りましょう」
わたしはプレシオサウルスと三人の写真を撮ります。
カシャ・・・・・・ん?
アンナ「別の大きな生き物が接近しています」
三人 「?」
来ました。
中村 「クロノサウルスだ」
西川 「すごい」
クロノサウルスは、史上最大級の首長竜です。全長は10m、全身が青みがかったグレーです。
首長竜と言うわりには、首が短く頭が大きいので、ヒレがあるワニみたいです。
クロノサウルスの獲物はヒラマサです。小魚は眼中にないです。
わたしは、MTVをクロノサウルスに近づけます。
中村 「西川、クロノを撮るぞ」
西川 「はい」
中村 「プレシオは吉田に任せる」
吉田 「はい」
小魚、ヒラマサ、2頭の首長竜が入り乱れて海中は大混乱、まさに弱肉強食です。
クロノサウルスは怒っているみたいです。『これはオレの獲物だ。』と言っている気がします。
プレシオサウルスは逃げて行きました。プレシオサウルスは小型なのでヒラマサを食べることはできません。
小魚を食べていただけです。それなのにクロノサウルスに追い払われてしまい、なんだか気の毒です。
中村 「クロノ、すげえ」
西川 「はい。マジでやばいです」
クロノサウルスは、次々とヒラマサを捕食します。
吉田さんもクロノサウルスの撮影をしています。
*
クロノサウルスの動きが鈍くなってきました。お腹がいっぱいになったようです。
アンナ「一緒に写真を撮りましょう」
中村 「そうだな」
わたしは、クロノサウルスと三人の写真を撮ります。
カシャ。
三人と比較するとクロノサウルスの大きさが実感できます。
クロノサウルスは私たちから離れていき、姿を消しました。
中村 「すげえ良かった」
西川 「はい。最高でした」
吉田 「うん」
中村 「アンナ、次を案内してくれ」
アンナ「はい」
わたしはMTVを浮上させました。
アンナ「移動します・・・転移」
* * *
ここは、海の上空です。
先ほどの場所から南に移動しました。大陸の近海です。
アンナ「真下を見てください。」
わたしは撮影を始めます。
三人は真下を見ます。
中村 「なにもいないぞ。」
三人 「ん?」
大きな生き物が海中から飛び出してきました。そして大きな口を開けます。
三人 「あああああ・・・」
大丈夫です。ここには届きません。
ザッパーン・・・
大きな水しぶきが舞い上がり、ソレは海中に戻って行きました。
中村 「メガロドンだ。アンナ、追え」
アンナ「はい」
わたしはMTVを着水、潜航させます。そしてメガロドンを追跡しました。
追いつきました。三人は撮影を開始します。わたしはサメの周囲を潜航します。
メガロドンは史上最大級のサメです。全長は17mです。
大きさ以外は、外見がホオジロザメによく似ています。肉食です。
中村 「すげえ」
西川 「図鑑と同じです」
中村 「迫力あるな・・・かっこいい」
吉田 「うん」
西川 「サメは軟骨魚類なので、歯以外は化石が残らないんですよね?」
中村 「そうだ。だから歯の化石から全長を推定するしかなかった」
西川 「全長が判明しましたね」
中村 「17mだ。しかし、地球と異世界で特徴が同じなのか、
疑問があるけどな」
西川 「そうですね」
中村 「巨大ザメの映画を思い出すぜ」
西川 「僕も見ました」
アンナ「一緒に写真を撮りませんか?」
中村 「アンナ、撮ってくれ」
アンナ「はい」
わたしはメガロドンと三人の写真を撮ります。
カシャ。
メガロドンは泳ぐ方向を変えて、深く潜って行きます。
アンナ「追いかけますか?」
中村 「いや、いい・・・次を案内してくれ」
アンナ「皆さん、お腹すきませんか?」
西川 「スマホの時計では、19時です」
中村 「もう、そんな時間か」
アンナ「この場所は時差があります」
中村 「メシにするか」
西川 「はい」
吉田 「うん」
アンナ「帰って夕食にしましょう」
わたしはMTVを浮上させました。
アンナ「飛行島に戻ります・・・転移」
* * *
ここは飛行島近くの上空です。夕焼けが少しだけ見えています。
西川 「もう夜ですね。」
吉田 「うん」
MTVはコテージ前に着地しました。
お疲れ様でした。
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