異世界ツアーしませんか?

ゑゐる

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125 マグロです

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 ここは、飛行島から近い沿岸です。

 私たちはお弁当のあと、即席の水族館を楽しみ、魚獲りをしました。
 お寿司を作るには、マグロが必要です。

アンナ「これからマグロをりに行きます」
ローラ「お寿司にマグロは欠かせないわね。行きましょう」

 わたしは、チューブ状結界の一部を潜水艇にしました。他の結界は解除します。
 解除したチューブ内の空気は泡になり、海面に向かって登っていきます。

 わたしは探索魔法を使いながら、沖に向かいます。
 鑑定魔法で海流を見つけました。回遊する魚がいるといいですね。
 しばらく進むと探索魔法に反応がありました。小魚の群れです。
 それを大きな魚が追いかけています。
 見えてきました。イワシの群れです。大きな魚はクロマグロです。数匹います。
 泳ぐのが速いです。銀色のロケットみたいです。

 わたしは、最も大きなマグロ2匹をロックオンしました。
 大きいので潜水艇には入りません。海中で冷凍にします。

アンナ「フリーズ・・・転移」

 アイテムボックスに、約3mのマグロ2匹が入りました。

ローラ「あれも食べたいわ」
アンナ「シイラですね」

 シイラも数匹います。
 約2mのシイラを2匹、ロックオンして・・・

アンナ「フリーズ・・・転移」

 収納しました。

 わたしはシイラを食べたことがありませんが、ハワイでは、マヒマヒと呼ばれる高級魚です。
 美味しいはずです。 

 ついでにイワシもバケツ2杯分確保しました。これだけ獲れば充分です。
 すべて獲り尽くすのはよくありません。魚も資源です。必要な分だけ獲ります。
 
 魚獲りは終了です。

アンナ「必要な食材は、手に入りました。
    コテージに戻りますがいいですか?」
ローラ「いいわ。おやつが食べたい」
アンナ「わかりました。帰ったらおやつにしましょう」

 わたしは潜水艇を浮上、離水して、そのまま飛行して帰ります。

     *

 飛行島が見えてきました。

 わたしはコテージ近くに着陸して、結界を解除しました。

ローラ「飛行島に来るのは、久しぶりね」

 わたしは、ローラをコテージに案内します。

ローラ「大きな家ね」
アンナ「はい。宿泊も兼ねているので、大きなコテージにしました。
    さあ中にどうぞ」

 私たちはコテージに入りました。

アンナ「ルームシューズを使ってください」
ローラ「日本と同じように、靴を脱ぐのね」
アンナ「はい。そうです」

 わたしは、ローラをリビングに案内しました。

マオ 「ミャー」

 トイレに行きたいみたいです。マオを降ろします。
 わたしは、マオを猫用トイレに転移させました。

 マオは、一人でトイレが出来るようになりました。えらいです。

陽子 「お茶をいれましょうか?」
ローラ「緑茶がいいわ」
陽子 「わかりました」

 陽子さんは、お茶の用意をします。

ローラ「ところで、これは何かしら?」
アンナ「日本からお取り寄せした、ビーズクッションです。
    使い方は、こうです」

 わたしは、ビーズクッションの使い方を説明しました。

ローラ「柔らかくて、気持ちいい。これほしい」
アンナ「わかりました。何色にしますか?」
ローラ「青がいい」
アンナ「はい。お取り寄せしますね」

 ツアーが円滑に進むのは、ローラのおかげだと思っています。
 ビーズクッション1個くらい安いものです。

アンナ「召喚」

 大きな箱が届きました。

アンナ「箱を開けてください」
ローラ「ありがとう。」

 届いた商品の箱を開けるのは、毎回ワクワクしますよね。
 わたしは、メモ書きとお金をショートルームに転移させます。

アンナ「転移」

 お取り寄せ完了です。

陽子 「お茶をどうぞ」
ローラ「ありがとう」
アンナ「陽子さん、マオを連れてきてミルクをあげてください」
陽子 「はい。わかりました」

 わたしは、空き箱と包装を片付けました。

ローラ「クッションの中は、どうなっているのかしら」
アンナ「開けてみましょう」

 私たちはファスナーを開けて、中を見ました。

ローラ「綿わたではないのね。
    小さくて軽いつぶつぶがたくさん入っているわ」
アンナ「発砲スチロールといいます。
    これのおかげで形が自由に変わります」
ローラ「面白いことを考えるわね」

 陽子さんがマオを連れてきました。
 マオにミルクをあげています。



 おやつにしましょう。
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